仙盟の新しい盟主として懸天門の法鑑(ファージエン)が選ばれ、ついに混沌珠の引き渡しの日が決まる。式典の前夜、人間界の醜さに失望した暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)は、謝雪臣(シエ・シュエチェン)への想いからある重大な決意を固める。一方、謝雪臣は仙盟内部に潜む裏切り者を炙り出すため、混沌珠の引き渡し式典そのものを壮大な罠として利用する計画を立てていた。厳粛な儀式の裏で、それぞれの思惑が交錯する。緊張が頂点に達したその時、ついに内通者がその牙を剥く。
「千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~」あらすじネタバレ11話
いやー、今回も色々動いたね。仙盟の新しい盟主が決まって、いよいよ混沌珠の引き渡し。でも、謝雪臣(シエ・シュエチェン)がそんな素直に物事を進めるわけないよな。
混沌珠の引き渡し前夜
それぞれの思惑
新しい盟主は懸天門の法鑑(ファージエン)に決まった。謝雪臣(シエ・シュエチェン)は、翌日には混沌珠を懸天門に引き渡すって宣言する。これで一件落着、とはならないのがこのドラマだよね。
その頃、高秋旻(ガオ・チウミン)が一人でしょんぼりしてた。自分の師匠が盟主になれなくて、きっと怒られるんだろうなって考えてる。そこに風が吹いて、目に砂が入っちゃう。
彼女が目をこすってると、傅瀾生(フー・ランシェン)が登場。泣いてると勘違いして、いつもの調子で慰め始めるんだ。目に息を吹きかけてあげるとか言って、顔を近づける。この二人のやり取り、見てるこっちがちょっとドキドキするよな。
その様子を傅瀾生(フー・ランシェン)の親たちがバッチリ目撃。息子は相変わらず女好きだね、なんて話してる。傅瀾生は高秋旻(ガオ・チウミン)に、謝雪臣と暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の婚約の噂なんて気にするなよって言う。それを聞いた高秋旻はブチギレ。婚約なんてしてない!って、傅瀾生にデタラメ言うなって怒るんだ。彼女、やっぱり謝雪臣のこと気にしてるんだな。
一方、謝雪臣は部下の玄信(シュエン・シン)と密談。何か気づいたことはないか探りを入れてる。玄信(シュエン・シン)は確証がないから、師匠の一念(イーニエン)に話を聞きに行く。一念(イーニエン)は兄の法鑑(ファージエン)を盟主にすることが心残りだったけど、もう執着はないなんて言ってる。これがまた、怪しいんだよ。
暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の決意
夜になって、暮懸鈴が謝雪臣の家の外にある木の上で彼を待ってた。健気だよな。出てきた謝雪臣に、彼女は今日人間界を見てきたって話す。
商人が客を見て値段を変えたり、博打で有り金を全部すったり。老人の治療費が盗まれても、誰も助けようとしなかったり。暮懸鈴は冷めた目で言うんだ。これがあなたの守りたい人間界なの?って。
謝雪臣は少しは希望もあるって返す。でも暮懸鈴は納得できない。人間界なんて守る価値がない。そう感じてるみたいだ。
彼女は謝雪臣のそばにすっと寄る。そして、つま先立ちで彼にキスをした。あなたの為に、一度だけこの人間界を守ってあげる。心の中でそう誓うんだ。切なすぎるだろ。キスしたあと、彼女はすぐに去っていく。謝雪臣は彼女の様子が変だと感じつつも、明日の式典が終わってから話を聞こうと決める。この判断がどう出るかだよな。
裏切り者は誰だ
式典に仕掛けられた罠
いよいよ混沌珠の引き渡し当日。やっぱり謝雪臣、ただじゃ終わらせなかった。各門派のトップから玉令を集めて、法鑑と一緒に混沌珠が保管されてる塔に入る。
無事に混沌珠を取り出して、法鑑に手渡す。法鑑がそれを持ち去ろうとした瞬間、謝雪臣が彼を止めた。南胥月(ナン・シューユエ)に命じて、その場に結界を張らせる。
謝雪臣が全員に説明を始める。暗族が擁雪城を襲った時、仙盟の中に手引きした奴がいるはずだ、と。そいつの目的も混沌珠。こんな大事な日に、その裏切り者は必ず現れる。この結界は暗族や内通者は通り抜けられない仕組みになってるってわけ。
さあ、犯人探しの始まりだ。
正体を現した内通者
謝雪臣は法鑑に、痴影(チーイン)に取り憑かれた者を見破る呪文を唱えろって指示する。その瞬間だった。法鑑が突然、謝雪臣たちに攻撃を仕掛けてきた。
やっぱりか!暮懸鈴はすぐに彼が痴影(チーイン)に取り憑かれていることを見抜く。そこから激しいバトルがスタート。それにしても、なんであんなに高名な法鑑が取り憑かれたのか。
黒幕は、彼の弟の一念だった。兄を盟主にしたかったけど、法鑑自身にその気がなかった。だから、痴影に兄を乗っ取らせて、無理やり盟主の座につかせようとしたんだ。兄弟の愛が歪みきってる。
一念たちは、謝雪臣の法力がまだ回復してないと思ってたみたいだね。でも、それは大きな間違いだった。彼の力は、とっくに完全に戻ってたんだ。
感想
今回は暮懸鈴の行動に胸が締め付けられたな。人間界に絶望しながらも、愛する謝雪臣のために一度だけ守ってあげると決意してキスするシーン。彼女の覚悟と切なさが詰まってて、本当に良かった。サブカップルになりそうな傅瀾生と高秋旻のじれったい関係も、いいスパイスになってる。そして何より、最後の謝雪臣の逆転劇。みんなが彼をまだ本調子じゃないと油断してる中、実はすべて彼の掌の上だったっていう展開は最高に気持ちいい。裏切り者の正体も意外な人物で、一気に話が加速した感じ。すべてお見通しの謝雪臣、さすがとしか言いようがないよ。
つづく


