あらすじとネタバレ

今回は大きく分けて、3つの話が同時に進んでいく。どれも見逃せないから、しっかりついてきてくれよ。

心魔の世界で試される愛

まず、謝雪臣(シエ・シュエチェン)と暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の話からだ。謝雪臣(シエ・シュエチェン)は暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の様子がいつもと違うことに気づく。何か危ないと感じたのか、彼女を安全な擁雪城に送り返そうと提案する。でも暮懸鈴はあなたと一緒がいいと言って聞かない。そりゃそうだよな。

そこに突然、欲影(よくえい)が現れる。暮懸鈴は内心焦る。え、なんで欲影(よくえい)が?桑岐(サン・チー)の計画が変わったの?って感じだ。次の瞬間、欲影は謝雪臣と暮懸鈴の二人を心魔の世界に引きずり込む。暮懸鈴からすれば、自分まで巻き込まれるのは想定外だったみたいだ。

でも彼女、転んでもただでは起きない。せっかくだから謝雪臣の心の中を覗いてやろうと考える。そこで見たのは、謝雪臣と父親の会話だった。父親は暮懸鈴への愛が修行の邪魔だ。幻影を斬れと迫る。でも謝雪臣は彼女は斬れないとキッパリ断るんだ。これにはグッとくるよな。

一方、この状況を作り出した桑岐(サン・チー)の狙いもわかる。彼は謝雪臣に、暮懸鈴も同じように想っていることを見せつけたかったんだ。なんとも回りくどいやり方だ。

暮懸鈴、裏で動き出す

心魔からなんとか脱出した二人。でも、暮懸鈴は桑岐の術のせいで相当苦しむことになる。謝雪臣と南胥月(ナン・シューユエ)が協力して、なんとか彼女を落ち着かせる。この時、謝雪臣は暮懸鈴の目の下にある黒子を見て、何かを疑い始めるんだ。

で、ここからが暮懸鈴の本領発揮だ。意識を取り戻した彼女は、一人で部屋にやってきた南胥月(ナン・シューユエ)を言葉巧みに誘い込む。謝雪臣が私を好きなのを知っていて、一人で来たのねと切り出す。そしてあなたは謝雪臣より賢い。私の心を読めるはず。あなたが望むなら、私だってあなたに“好き”をあげられると囁く。南胥月は何も言わない。でも、その沈黙が同意を意味していた。あっさり寝返ったぞ、こいつ。

全ての謎が明月山荘へ

話は別の場所でも動く。高秋旻(ガオ・チウミン)がとんでもない情報を掴んで、謝雪臣のもとに駆けつける。彼女、素凝真(スー・ニンジェン)のヤバい秘密を聞いちゃったんだ。なんと、妙華尊者(ミャオホワズンジャ)は素凝真(スー・ニンジェン)によって鎖で繋がれているらしい。素凝真の話と全然違うじゃないか。妙華尊者(ミャオホワズンジャ)本人が混沌珠は誰も隠していない。ただ場所がわからないだけだと高秋旻(ガオ・チウミン)に伝えたという。素凝真、真っ黒だな。

もう一つの話は、傅瀾生(フー・ランシェン)と阿宝(アバオ)の親子探しだ。傅瀾生(フー・ランシェン)は阿宝(アバオ)の父親を探すため、父親の傅淵停(フー・ユエンティン)に血祭という道具を借りにいく。阿宝の父親の名前が傅滄漓(フー・ツァンリー)だと知った途端、傅淵停(フー・ユエンティン)の態度が変わる。これは何かありそうだ。そして阿宝が血祭を使うと、探していた父親がなんと暮懸鈴たちを追っていることが判明する。

こうして、混沌珠の謎、素凝真の陰謀、阿宝の父親探し、全ての道が明月山荘へと繋がった。謝雪臣たちが山荘に到着すると、そこには秘密の地下道が。まさにその頃、素凝真は証拠隠滅のために山荘を破壊しようと向かっていた。ギリギリのタイミングだ。

第17話の感想、ぶっちゃけトーク

今回のMVPは、間違いなく暮懸鈴だな。彼女の策士っぷりが本当にヤバい。心魔に引きずり込まれても、それを逆手に取って謝雪臣の気持ちを確かめる。苦しんだ後には、ちゃっかり南胥月を味方に引き入れる。ヒロインの顔と悪女の顔を使い分けるのがうますぎる。彼女が最終的にどっちに転ぶのか、全く読めないのがこのドラマの面白いところだ。

南胥月も、あんなに簡単に誘惑に乗っちゃうのかよ、とツッコミを入れたくなった。まあ、彼の気持ちを考えれば分からなくもないけどな。

あと、高秋旻のファインプレーも良かった。彼女がいなかったら、みんな素凝真に騙されたままだったかもしれない。地味だけど、物語を動かす重要な役割を果たしているよな。色々な場所で起きていた事件が、全部明月山荘っていう一つの場所に収束していく脚本も見事だった。

つづく