あらすじとネタバレ

いやー、今回も色々動きまくったな。ちょっと情報量多いから、頭の整理しながらついてきてくれよ。

桑岐(サン・チー)の悲恋、ついに終止符

まず、謝雪臣(シエ・シュエチェン)の対決からだ。謝雪臣(シエ・シュエチェン)が持ってる剣、均天っていうんだけどさ。こいつの本当の名前は万物生。名前の通り、周りの草花の霊力を全部吸い取っちまうヤバい剣だ。謝雪臣はその剣で、ためらいなく桑岐を刺した。

桑岐は一度倒れる。でも、あいつは立ち上がった。向かった先は高秋旻(ガオ・チウミン)と素凝真(スー・ニンジェン)のところだ。目的はただ一つ、愛する素凝曦(スー・ニンシー)の居場所を知ること。

その執念を見た素凝真(スー・ニンジェン)が、ぽつりと言うんだ。結局、一番素凝曦(スー・ニンシー)を愛してたのは、桑岐と自分だったって。彼女は桑岐に、素凝曦に会う資格があるのはあなただって伝える。そして、遠くにある無名の墓を指さした。素凝曦はそこに眠っている、と。

素凝真は自分の剣を高秋旻(ガオ・チウミン)に託す。彼女はもう霊力を全部失っていた。姉さんのところへ行くと言い残して、静かに逝っちまう。高秋旻の泣き叫ぶ声が、マジでつらい。

桑岐は墓の下で、ついに素凝曦の亡骸を見つける。その隣には、彼が失くしたはずの自分の腕が置かれていた。それを見た桑岐の涙が止まらない。一緒に家に帰ろうって。長かった彼の愛が、一番悲しい形で報われた瞬間だったな。

暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)を救う道

場面は変わって、謝雪臣と暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)サイド。暮懸鈴はまだ眠ったままだ。謝雪臣は南胥月(ナン・シューユエ)に、彼女の体に何が入ってるのか問い詰める。答えは悟心水。忘却の水だ。

南胥月(ナン・シューユエ)が言うには、暮懸鈴は謝雪臣を忘れたくなくて、自らこの水を飲んだらしい。ただ、奇妙なことに、水を飲んだこと自体を覚えていない。誰かが彼女の記憶を改ざんした可能性がある。彼女が胸の痛みを感じる時。それは皮肉にも、謝雪臣への愛を思い出そうとしている証拠なんだとさ。

解毒薬の情報も出てきた。洛烏山に咲く長生蓮。これが悟心水と対になる薬草らしい。南胥月が暮懸鈴を好きなのはバレバレだ。謝雪臣は彼女に手出しはさせないってガッツリ牽制。二人の間の火花も結構すごい。

それぞれの旅立ち

目が覚めた暮懸鈴に、南胥月はお守りの玉牌を渡す。そこに謝雪臣が登場。有無を言わさず暮懸鈴を連れて、解毒薬を探しに洛烏山へ旅立つ。

一方、高秋旻は鏡花宮に戻る。亡くなった素凝真の玉座に座るけど、当然のように反発を食らう。そこに傅瀾生(フー・ランシェン)が現れて彼女をかばい、自分のいる碧宵宮へ来ないかと誘う。謝雪臣も彼女を自分の城に誘うけど、高秋旻は断った。謝雪臣は、彼女が暮懸鈴の秘密を誰にも言わなかったことを見抜いてた。口ではキツいこと言うけど、根は優しいやつだってな。

謝雪臣と暮懸鈴の旅は、早速ちょっと面白いことになる。立ち寄った食堂で、暮懸鈴が他のテーブルのムキムキ男に釘付け。謝雪臣が嫉妬して、術で彼女を喋れなくしちまうんだ。子供かよ。泊まった宿の女将は蛇の妖怪で、イケメンの謝雪臣にロックオン。謝雪臣は、この妖怪をなんとかしないと術を解かないって暮懸鈴を脅す。なんだかんだで、二人の距離が縮まってる感じがいいよな。

傅瀾生(フー・ランシェン)は高秋旻を碧宵宮へ連れて帰る。傅瀾生の母親、段霄蓉(ドゥアン・シャオロン)の反応がまた面白い。内心では高秋旻を嫁にって思ってるくせに、わざと冷たく当たるんだ。嫁には最初が肝心みたいな、昔ながらの嫁いびりの真似事をしてるつもりらしい。まあ、息子の傅瀾生はそんなことお構いなしで、すぐに高秋旻を心配して会いに来ちゃうんだけどな。

第20話の感想

いやー、今回はマジで情報量が多かった。一つのエピソードに色々詰め込んできたな。まず、桑岐の物語に一つの区切りがついたのがデカい。ずっと一途に素凝曦を想い続けて、最後は亡骸と自分の腕に再会するって…悲しすぎるけど、彼の物語としてはこれが一つのゴールだったんだろうな。泣けたぜ。

その重い話とは対照的に、謝雪臣と暮懸鈴の旅が始まったのがいい感じのアクセントになってる。謝雪臣の嫉妬とか、妖怪女将とのやり取りとか、ちょっと笑えるラブコメ要素が出てきて、二人の関係が深まっていくのが見ていて楽しい。

あと、高秋旻と傅瀾生のカップルも本格的に動き出したな。親の反対(?)も乗り越えて、こっちの恋がどう進むのかも気になるポイントだ。それぞれのキャラクターが新しいステージに進んで、物語が一気に加速した回だった。

つづく