戦に勝利した昭明(ジャオミン)は、都へ凱旋する。彼の隣には、敗戦国・西臨から送られてきた青陽(チンヤン)公主の姿があった。民衆は馬車に乗るア珠をその公主と勘違いし、昭明との仲を祝福するが、ア珠の心は複雑だった。

一方、昭明への恋心を自覚したア珠の体には、原因不明の激痛という異変が起き始める。昭明は新たな力を得るための厳しい修行に入り、二人は会えない日々が続く。その隙を突くように、謎多き青陽公主(チンヤンこうしゅ)が昭明に接近し、二人の関係に静かな波紋を広げていく。

「千輪桃花~永遠に咲き誇る愛~」あらすじネタバレ33話

やあ、元気にしてる?『千輪桃花』の33話、今回もなかなかエグい展開だったよ。さっそく語らせてくれ。

すれ違う二人、新たな女の影

戦に勝った昭明(ジャオミン)が、都に凱旋するところから話は始まる。彼の隣にはア珠、それからもう一人。西臨から贈り物として送られてきた青陽公主(チンヤンこうしゅ)だ。

民衆はもう大騒ぎ。昭明(ジャオミン)を英雄として迎える。馬車から顔をのぞかせたア珠を見て、民衆は彼女を青陽公主(チンヤンこうしゅ)だと勘違いするんだ。聖君とお似合いだなんて声が飛ぶ。ア珠は複雑な顔で、本物の青陽公主に視線を送る。この気まずい空気、画面越しにも伝わってくるよ。

宮殿に戻ったア珠の心は晴れない。青陽公主が昭明を助けられる存在なら、自分は一体何なんだろうってね。完全に自信をなくしてる。見ていてつらい。

謎の公主、青陽の目的

その青陽公主が、さっそく昭明に接触する。彼女は天梯が壊れた時にできたという不思議な石を取り出す。これであなたの苦しみを和らげられる、と。うさんくさいことこの上ない。

昭明が何が望みだと聞くと、彼女は自分の過去を語り始めた。父である西臨王は神族と手を組んでる。不老不死の薬のために、自分を実験台にしてきた、と。母親は毒で人質に取られていて、解毒薬は父しか持ってないらしい。

だから東澤に残してほしい。なんなら、あなたと偽の結婚をしてもいい、とまで言う。可哀想な身の上話だけど、どうも裏がありそうなんだよな。こんなうまい話、あるわけないだろって。

ア珠を襲う謎の痛みと天命(ティエンミン)の警告

その頃、ア珠は夜中に腕の激痛で目を覚ます。そこに現れたのは、もちろん天命(ティエンミン)こと暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)だ。

彼が言うには、その痛みは情脈っていうらしい。人間への恋心を持ったことに対する、天からの罰なんだと。マジかよ、恋しただけで罰って厳しすぎないか。

天命は俺と一緒に神壇へ帰るんだと迫る。でもア珠は首を縦に振らない。恋には甘さだけじゃなく、苦さもあると知ったと言い切る。戻らなければ死ぬぞと脅されても、人はいつか死ぬものと覚悟を決めてる。このア珠の強さ、グッとくるよ。天命も彼女の覚悟を悟って、痛みを和らげてやるだけで去っていく。彼の本心も読めないんだよな。

深まる溝と青陽の暗躍

昭明は昭明で、一人苦しんでいた。彼は天梯の神火っていう強力な力を制御しようと、必死に訓練を続けてる。その苦痛は半端じゃない。

ア珠は毎日彼に会おうとする。でも、いつもお忙しいと追い返される。そんなある日、昭明の部屋から出てきたのは青陽公主だった。聖君はもうお休みですなんて言って、まるで自分が女主人みたいに振る舞う。この女、やっぱり食えない。

ア珠は偶然、青陽公主の侍女たちが彼女を怖がっているのを知る。気になってお菓子を届けるフリして様子を見に行くと、青陽は景色を見ながらどこで死のうか考えてたなんて言い出す。これも同情を引く作戦か?

部屋を出たア珠に、ア炎が声をかける。あの女は善人じゃない。近づくな。やっぱり!俺もそう思ってたよ。どうやらア炎と青陽は昔からの知り合いみたいだ。この二人の過去に、何か秘密がありそうだね。

物語はどんどんきな臭くなっていく。西臨王が青陽の誕生祝いを口実にやってくるらしい。昭明がその準備を進める裏で、神々は昭明を消す計画を立てている。もう四面楚歌じゃん、昭明。

第33話の感想:切なさMAX!ア珠が不憫すぎる…

いやー、今回はマジでア珠が不憫で見てられなかったよ。昭明を想う気持ちが強くなるほど、罰として体に激痛が走るなんて設定、鬼畜すぎだろ。それでも恋の苦さを知ったって言う彼女が健気で、もう全力で応援したくなる。

そこにきて新キャラの青陽公主だ。悲劇のヒロインを演じてるけど、絶対裏がある。侍女に恐れられてるあたり、本性は相当キツいんだろうな。昭明とア珠の間に割り込んできて、見事に二人の仲を引き裂いていく手腕は、ある意味あっぱれだよ。おかげで物語の緊張感が一気に増した。

昭明も大変だよね。外では神々が命を狙ってるし、内では新しい女が何か企んでる。ア珠とは会えないし、一人でとんでもない力の修行してるし。彼の孤独を思うと、こっちまで胸が痛くなる。

恋愛の切なさと、ドロドロした宮廷の陰謀が絶妙に絡み合ってて、目が離せない回だった。ア炎が言ったあの女に近づくなっていうセリフが、今後の波乱を全部予言してる気がするよ。

つづく