第36話:ネタバレ徹底解説
いやー、今回の36話、マジで話が動きまくったぜ。ちょっと整理しながら話すから、ついてきてくれよな。
混沌の力の半分と、新たな取引
まず、天命(ティエンミン)が暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の前に現れる。こいつ、何万年も彼女を探してたらしい。南胥月(ナン・シューユエ)として生きてるこの時代で、やっと見つけたと告げるんだ。
その一方で、暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)は重傷の南胥月(ナン・シューユエ)を助けようとしていた。南胥月の傷はヤバい。癒すには混沌の力の半分が必要だと言い出す。彼は暮懸鈴に力を渡してくれるか?と聞く。暮懸鈴の答えがまたシビれるんだよ。あなたを許したわけじゃないって。これっきり、もう二度と関わりたくないだけ。そう言って、彼女は自分の混沌の力の半分を南胥月に渡した。力を失ってフラフラになる暮懸鈴。それを見てる南胥月の顔が、なんとも言えない感じでさ。
そこに封遙(フォン・ヤオ)が血相を変えて飛び込んでくる。ここから話が急展開する。なんと魔尊(モーズン)が、仙盟の仲間たちを全員人質にとった。香を5本燃やして、暮懸鈴が来なければ皆殺しにするって脅してるらしい。最悪のタイミングだ。
魔尊(モーズン)の罠と、明かされる真実
その頃、魔尊は捕らえた仙盟の連中を前にご満悦だった。誰から殺そうかなんて楽しんでる。傅滄漓(フー・ツァンリー)に手をかけようとしたその時だ。玄信(シュエン・シン)が身を挺してそれを止めた。魔尊は玄信(シュエン・シン)をあざ笑う。そして、彼に魔気を注入し始めた。自分と同じ暗域の者に変えようとしたんだ。そこに暮懸鈴が到着する。投降しに来たと彼女は言った。
もちろん魔尊は信じない。さっさと混沌の力をよこせと迫る。暮懸鈴はここで交渉に出る。仲間を解放すれば、力を渡すと。魔尊は聞かずに力ずくで奪おうとする。でも、なぜか奪えないんだ。暮懸鈴が言い放つ。私が自ら渡さない限り、その力は絶対に手に入らない。魔尊は仕方なく仲間たちを解放し、暮懸鈴だけを暗域へ連れ去った。
暗域で、魔尊は再び力を要求する。ここで暮懸鈴が切り札を見せる。自分の力はもう半分しかない、と。残りの半分が戻ってくるまで、自分を生かしておけと逆に提案するんだ。魔尊が法力で確認すると、それは本当だった。彼は残りの半分のありかを聞く。暮懸鈴はもちろん答えない。すると魔尊は、高秋旻(ガオ・チウミン)と傅瀾生(フー・ランシェン)を人質にとるっていう卑怯な手に出た。
ここで暮懸鈴は、魔尊に衝撃の真実を叩きつける。高秋旻(ガオ・チウミン)と傅瀾生(フー・ランシェン)、つまり過去生の阿炎(アーイエン)と青陽(チンヤン)は、一度も彼を裏切っていない。彼を操っていたのは、あの天命(ティエンミン)だ、と。魔尊の記憶、熔淵での苦しみ、それら全てが天命によって書き換えられた偽りの運命だった。本当の昭明(ジャオミン)は名君で、謝雪臣(シエ・シュエチェン)も民を思う立派な人物だったんだ。暮懸鈴は必死に訴える。でも、長年の憎しみに囚われた魔尊は聞く耳を持たない。彼は高秋旻と傅瀾生を、あの熔淵の底へ閉じ込めてしまった。
囚われた仲間たちと、芽生える絆
一方、別の場所でも話は進む。天命が玄信の元へ行った。体内の魔気を取り除くのを手伝うためだ。目的は同じ打倒、魔尊。ここで一時的な協力関係が成立する。治療の最中、封遙(フォン・ヤオ)は玄信の肩にあざがあるのを見つける。彼女は玄信に薬を届けに行く。何かを確信したような顔で。
熔淵の底に囚われた傅瀾生と高秋旻。この極限状況の中、傅瀾生が高秋旻に告白するんだ。ずっと好きだったと。高秋旻も答える。ここから生きて出られたら、一緒になろう。切ないけど、すごくいいシーンだったよ。
擁雪城の弟子、宴桐(イエン・トン)も動いた。彼は魔尊の中に、まだ師匠である謝雪臣(シエ・シュエチェン)の魂が残っていると信じてる。一人で暗域に乗り込むなんて、無謀すぎるぜ。魔尊の前で、謝雪臣との思い出を語って呼び覚まそうとする。結果は…まあ、予想通り失敗。宴桐(イエン・トン)は捕まってしまう。そのことを知った暮懸鈴は、囚われた宴桐に会いに行く。宴桐は彼女に観心法印という術を託した。魔尊を倒すための最後の希望かもしれない。
そしてラスト。封遙が玄信を再び見舞う。彼女はもう疑っていなかった。玄信は、死んだはずの自分の弟、阿遠だと。
今回のエピソード、どうだった?
いやー、今回はマジで情報量が多かった。話が一気に進んだ感じだね。まず、暮懸鈴の覚悟がすごい。南胥月を助けるためにあっさり力の半分を渡しちゃうし、仲間を救うために単身で魔尊のところへ行く。彼女の行動力と自己犠牲には頭が下がるよ。そして、ついに魔尊の過去の謎が明かされた。彼がただの悪役じゃなくて、天命に運命をねじ曲げられた悲劇の人物だったとは。この構図がはっきりしたことで、物語に一気に深みが出た。傅瀾生と高秋旻の告白シーンも良かったな。あんな絶望的な状況で愛を誓い合うなんて、泣けるじゃないか。玄信と封遙の姉弟疑惑も確信に変わったし、サイドストーリーも目が離せない。宴桐の行動は無謀だったけど、師匠を思う純粋な気持ちが伝わってきて、これもまたグッとくる。とにかく、見どころ満載の回だった。
つづく


