いやー、今回の37話、マジで話が動きまくったな。ちょっと君にもこの興奮を伝えたくてさ。早速、何が起きたか話していくよ。

あらすじとネタバレ

今回はそれぞれのキャラの思惑がぶつかり合って、見てるこっちもハラハラした。特に暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)の動きがヤバかった。

天命(ティエンミン)の苦しみと封遙(フォン・ヤオ)の願い

まず天命(ティエンミン)の話から。あいつ、暮懸鈴(ルムー・シュエンリン)から情脈とかいうのを自分に移しただろ。そのせいで、今めちゃくちゃな痛みに苦しんでる。これはどうやら、かつて顥天に忠誠を誓った証みたいなものらしい。自業自得とはいえ、見てる分には結構キツそうだったな。

そんな彼を支えるのが封遙(フォン・ヤオ)だ。彼女、天命が自分の弟、玄信(シュエン・シン)が生きてることを知ってたのに黙ってたことに気づく。でも弟は正義の道を進むヒーロー。自分はもう汚れちまった。今さら会う資格なんてないって、すごく悩んでる。だから天命に弟だけは傷つけないでって頼むんだ。この姉弟のすれ違い、切なすぎる。

暮懸鈴、魔尊(モーズン)の心を探る

一方、俺たちの暮懸鈴は大胆な行動に出る。彼女はまだ魔尊(モーズン)の体の中に、謝雪臣(シエ・シュエチェン)の意識が残ってるって信じてるんだ。それを確かめるために、魔尊の心の中を覗こうと計画する。

酒を持って魔尊の部屋に乗り込むんだけど、当然、魔尊の態度は氷みたいに冷たい。消えろって言われても、暮懸鈴は引かない。どうせ殺すなら今すぐどうぞみたいに挑発するんだから、肝が据わってるよな。

その挑発に乗った魔尊が彼女の首を絞めた瞬間、暮懸鈴が仕込んでた観心法印が発動。魔尊は俺の心が見たいんだろ?いいぜ、見せてやるよって感じで、彼女を自分の精神世界に引きずり込む。そこで暮懸鈴は彼の心の傷を見るんだ。特に、腕の傷が阿珠(アージュ)につけられたものだと指摘すると、魔尊はムキになって否定する。これ、絶対図星だろ。

暮懸鈴の決死の賭け

二人がそんなやり取りをしてる最悪のタイミングで、天命が襲撃してくる。黒木印っていう強力な武器で魔尊を仕留めようとするんだ。その時、信じられないことが起きる。暮懸鈴が、とっさに魔尊をかばって攻撃を受けたんだ!いや、マジでえ!?って声出たよ。

天命の計画はまたも失敗。でもあいつは全然へこたれてない。次の手を考えてる。

意識を取り戻した暮懸鈴は、さらにとんでもない提案を魔尊にする。私の混沌の力を全部あげるから、あなたに降伏するって。その代わり、捕まってる仲間を解放すること、そして長生蓮と均天剣を手に入れる旅に協力することを条件に出した。魔尊は混沌の力にしか興味がないから、この取引をあっさり受け入れる。この二人の奇妙な協力関係、どうなるんだよ。

幻境の試練

そして二人は、長生蓮があるっていう栖鳳林へ向かう。そこは、入った者の心を惑わす精魅の幻境が渦巻く危険な場所だった。

暮懸鈴は一度来たことがあるから、幻術に惑わされずにすぐ脱出できた。問題は魔尊だ。彼はまんまと幻境に囚われてしまう。彼の前に現れたのは、死んだはずの阿珠(アージュ)。彼女はずっと待ってたと言って、婚姻書にサインさせようとする。これは魔尊の心の最も弱い部分を突く、えげつない罠だ。

天命はこの状況を見て魔尊もこれで終わりだとほくそ笑んでる。でも、魔尊はただの男じゃなかった。目の前の阿珠が偽物だと見破り、涙をこらえながら彼女を斬り捨てる。自力で幻境を打ち破ったんだ。外で待っていた暮懸鈴と合流して、二人はついに長生蓮が咲く場所へとたどり着く。

今回の感想

いやー、今回はマジで濃かったな。暮懸鈴の行動には本当に驚かされた。敵であるはずの魔尊をかばうなんて、普通じゃ考えられない。彼女の目的がただ謝雪臣(シエ・シュエチェン)を取り戻すことだけなのか、それとも何か別の考えがあるのか。彼女の行動一つ一つから目が離せない。

魔尊のキャラクターも深掘りされてきた。ただ冷酷なだけじゃなくて、阿珠への執着っていう人間らしい弱さがある。幻境で偽物の阿珠を斬るシーンは、彼の強さと悲しさが同時に見えて、かなりグッときた。彼の過去に何があったのか、もっと知りたくなったよ。

天命も相変わらず不気味な存在感を放ってる。痛みにもがきながら、それでも冷静に次の策を練る姿は、底知れない執念を感じさせる。彼が最終的に何をしたいのか、全然読めないのが怖い。今回は心理戦がメインで、各キャラクターの覚悟や葛藤がぶつかり合う、見ごたえのある回だった。

つづく