あらすじとネタバレ

いやー、待ってたぜ。今回はマジで話が大きく動いた回だったよ。早速、何が起きたか話していくから、ついてきてくれよな。

霍擎雲(かく・けいうん)、容老を救出

まず、霍擎雲(かく・けいうん)が動いた。あいつ、自分の顔の皮を剥いで変装したんだ。それで、那戦(なせん)の屋敷に忍び込んで、囚われていた容老(ようろう)を救い出した。もちろん、これは霍擎雲(かく・けいうん)一人の力じゃない。裏で糸を引いていたのは、我らが皇北霜(こう・ほくそう)だ。

彼女、薬草の知識を使って変装用の皮を作った。呉将軍(ごしょうぐん)の令牌まで偽造する徹底ぶり。那戦(なせん)が夜に囲碁を打つ趣味があることまで突き止めてた。その隙に、線香が半分燃え尽きるくらいの短い時間で救出する計画さ。合図は花火。もう映画みたいだろ。

無事に再会した霍擎雲と容老。容老は、霍擎雲が生きていたことに涙ぐむ。ただ、今の霍擎雲では那戦(なせん)には勝てないと釘を刺すのも忘れなかった。霍擎雲は、那戦の悪事を告発する手紙を見せる。そして、先代の王が残した本当の詔書を見つけたいと容老に協力を求めた。容老によると、その詔書のありかを知るのは15年前に失踪した兄だけらしい。これもまた謎が増えたな。

麻随の危機と那戦の非情

一方、那戦の屋敷は大騒ぎだ。侵入者を取り逃がした兵士が、那戦に殴り殺された。あいつの残虐さがどんどんエスカレートしていく。呉将軍(ごしょうぐん)に城門を封鎖させて、秘密を知る者を皆殺しにしろって命令するんだ。ヤバすぎる。

そこへ、麻随(まずい)っていう国から救援要請の手紙が届く。若問(じゃくもん)の軍隊に攻められてピンチなんだと。でも那戦は、その手紙を火に投げ込んで燃やしちまった。前は助けてやったろ。今回は自分でなんとかしろってさ。見殺しにする気満々だ。非情にもほどがある。

その若問(じゃくもん)は、麻随の城外を制圧して勢いに乗ってる。自分の国を建てるとか言って、部下を鼓舞してた。麻随側はもうパニック状態。若問(じゃくもん)を暗殺するために、将軍の娘たちを差し出すなんて案まで出る始末。もうめちゃくちゃだ。

皇北霜(こう・ほくそう)の正体に迫る影

霍擎雲は容老を安全な場所に隠した後、皇北霜(こう・ほくそう)の元へ戻る。俺のこと、心配だったろ。一緒にここから逃げないかって彼女を口説くんだ。オアシスを見つけてやる、なんて殺し文句まで飛び出した。

でも、皇北霜は首を横に振る。自分には厄娜泣(やくなき)を救う使命がある。那戦のそばに留まることを選んだ。霍擎雲を自分たちの争いに巻き込みたくないっていう優しさもあるんだろうな。

そんな中、とんでもないことが起きる。麻随から援軍を頼みに来た占別(せんべつ)っていう使者が、皇北霜の顔を見てしまう。そして、彼女が麻随の九公主だと気づいたんだ。皇北霜は冷静に否定する。でも、占別は確信を持っている様子だった。最悪なことに、この会話を真渠幼佳(しんきょ・ようか)の侍女が盗み聞きしていた。

真渠幼佳は、この情報を利用して占別に取引を持ちかける。自分の実家が麻随を助ける代わりに、祭りの席で皇北霜の正体を暴露しろってさ。占別は、皇北霜の命と故郷の民の命、その間で板挟みになる。

祭酉節、ついに正体が暴かれる?

若問の陣営では、麻随から送り込まれた二人の娘が彼の暗殺を試みる。でも、若問はとっくに気づいていて、あっさり取り押さえた。面白いのはここからだ。実はこの娘たち、父親とわざと対立したフリをしてた。若問に協力して、麻随を内側から攻める手助けをするつもりだったんだ。格心薇(かく・しんび)は、自分が九公主だと勘違いされたまま、この作戦に乗り気になる。

そして、運命の祭酉節がやってくる。真渠幼佳に買収された侍女の果児(かじ)が、大勢の前で叫んだ。あの女は偽物だ!皇北霜の正体を暴露しようとしたんだ。

皇北霜は顔色一つ変えない。自分の侍女たちを呼び出して、冷静に対処しようとする。すると果児は、証人として占別を引っ張り出した。この人は麻随の九公主を知っている!全員の視線が、皇北霜と占別に集中する。ここで、今回は終わり。マジかよ!

第16話の感想

いやー、今回も情報量がすごくて頭がパンクしそうだったよ。まず、霍擎雲と皇北霜のコンビネーションが最高だったな。霍擎雲が大胆に動いて、皇北霜が知略でサポートする。この二人の信頼関係が、見ていて本当に気持ちいい。霍擎雲が皇北霜を心配して一緒に逃げようって言うシーンは、彼の優しさが詰まっててグッときた。

対照的に、那戦の狂気と非情さが際立ってた。部下を平気で殴り殺したり、助けを求める国をあっさり見捨てたり。彼の底知れない闇が、物語にすごい緊張感を与えている。

そして、ついに皇北霜の正体がバレる寸前までいった。真渠幼佳の陰湿な策略が本当にエグい。女の嫉妬って怖いな。占別がどんな選択をするのか、皇北霜がこの絶体絶命のピンチをどう切り抜けるのか、もう気になって仕方ない。複数の場所で同時に物語が進んでいくから、一瞬も目が離せない。本当に見ごたえのある回だったよ。

つづく