いやー、今回の21話、人間関係がぐっちゃぐちゃにかき回されてて、見ごたえあったね。特に男たちが皇北霜(こう・ほくそう)をめぐって火花バチバチ。早速、何が起きたか話していくよ。

あらすじ:揺れる心と突然の乱闘

霍擎雲(かく・けいうん)にもう自分を責めるなって言うんだ。真実がわかったんだから、って。そして一緒にここから逃げようとストレートに気持ちを伝える。でも、皇北霜の答えはノー。色々考えた末に私たちの縁は浅かったみたいと、関係を終わらせようとするんだ。うーん、切ない。

その頃、格心薇(かく・しんび)のところへ。霍擎雲(かく・けいうん)が皇北霜を連れて行っちゃうだろうから、あんたにもうチャンスはないよ、なんてからかってる。そしたら若問(じゃくもん)、風呂に入るからベッドで待っててとか言い出すんだ。一瞬、格心薇(かく・しんび)もえっ?てなるけど、まあ若問なりの冗談だよね。

一方、皇北霜は一人、亡くなった両親の位牌の前で悩んでた。霍擎雲への気持ちをどうしたらいいかわからない。コインを投げて決めようか、なんて考えてるくらい追い詰められてる。

そこに、いきなり若問が入ってきた。彼は皇北霜を机の隅にぐっと押し付けて、彼女の瞳をじっと見つめる。完全に様子がおかしい。その瞬間、霍擎雲が背後から現れて若問を引きはがした。ここから男二人の大乱闘がスタート。戦いの最中、若問は記憶が混乱したのか、ふらついて後頭部を強打。そのまま倒れて意識を失っちゃった。

ネタバレ:目覚めない若問と深まる謎

過去の断片

若問が倒れたところに格心薇が駆けつける。でも、若問は突然錯乱状態になって、格心薇の首を絞めようとするんだ。マジで危なかった。彼の頭の中では、子供の頃に砂漠で誰かに追われた記憶がフラッシュバックしてた。母親の姿も一瞬見えたみたい。彼の過去に、何かとんでもないことがあったのは間違いないね。

霍擎雲は、若問が本当に自分の探している栄安なのか、まだ確信が持てないでいる。いずれは彼と手を組んで、共通の敵である那戦(なせん)を倒したいと考えてるんだけどね。今はまだその時じゃない。

建築篇と霍擎雲の告白

皇北霜は父が遺した建築篇という書物を探していた。霍擎雲はそれに気づいて、しれっと手伝いを申し出る。皇北霜と若問の間に何か取引があることを見抜いてるんだ。ちゃっかりしてるよな。

若問は倒れてから三日三晩、目を覚まさない。格心薇がつきっきりで看病してる。このクソ男!とか悪態つきながらも、めちゃくちゃ心配してるのが伝わってくる。その間に霍擎雲は、皇北霜に朝食を届けたりして、そばにいようと必死。甘い言葉で気を引こうとするけど、皇北霜はわざと冷たい態度をとる。でも霍擎雲は、それが彼女の本心じゃないこと、全部お見通しなんだ。

夢の中で、若問はついに過去の核心に触れる。彼は両親と逃亡している最中に追っ手に襲われた。そして、母親が雲沛(うんはい)軍の兵士に殺されるのを目の前で見てしまったんだ。これはキツい記憶だ。

その頃、皇北霜は霍擎雲のヒントのおかげで、ついに建築篇を見つけ出す。それを見ながら、霍擎雲は自分の身の上を語り始めた。彼もまた、那戦(なせん)とは絶対に相容れない、深い復讐の誓いを立てていたんだ。それを聞いた皇北霜は、彼を突き放そうとする。でも霍擎雲はわかってる。俺がみんなのために立ち上がって、復讐を果たすと宣言するんだ。覚悟が決まってる男は違うね。

涙の看病とまさかの目覚め方

若問が一向に目覚めないから、格心薇はもうパニック。医者に当たり散らすし、霍擎雲が若問を傷つけた!って責め立てる。見かねた霍擎雲が、もっと腕のいい名医を連れてきた。その名医の診断は魂が夢に囚われている。自力で戻ってくるのを待つしかないっていう、なんともファンタジーなものだった。

それを聞いて、格心薇はついに泣き崩れる。若問のベッドのそばで早く起きてよって、本心を全部ぶちまけるんだ。このシーンはグッときた。すると名医が彼の好物を作って、その香りで誘い出しましょうと提案。

で、作られたのが鶏もも肉。その香ばしい匂いが部屋に満ちた、その時。若問が、本当に目を覚ました!でも、一言も話さない。格心薇が私がずっと看病してたんだよ!って言っても無反応。

目覚めた若問は、おもむろにベッドから降りる。夢で見た場所へ行って、失われた記憶を取り戻すつもりなんだ。格心薇が止めようとしても、もう彼の耳には届かない。彼は一人、どこかへ向かって歩き出してしまった。

今回の感想

いやー、今回は若問の過去がガッツリ掘り下げられた回だったね。母親を目の前で殺されたっていう壮絶な過去。そりゃ人格も歪むし、記憶も混乱するよ。彼がこれから自分の過去とどう向き合っていくのか、すごく気になる。

あと、格心薇の健気さが爆発してた。普段はツンケンしてるのに、若問が倒れた途端、三日三晩つきっきりで看病とか、もう完全に恋する乙女じゃん。泣きながら本音をぶつけるシーンは、応援したくなったな。

そして、シリアスな展開の中でぶっこまれた鶏もも肉で覚醒っていう展開。マジかよって声出た。でも、こういうぶっ飛んだところが中国ドラマの面白いところなんだよね。おかげで若問は目覚めたわけだし、結果オーライか。

霍擎雲と若問、二人の間にある因縁も気になる。名医が最後に若問に償いをしろって言ってたけど、霍擎雲は一体、若問に何をしたんだろう。二人がいつか手を組む日は来るのか。目が離せないよ。

つづく