漠風吟 第4話 あらすじとネタバレ感想嘘と本音、近づく二つの心
いやー、待ってたかいがあったよ。今回の第4話、マジで話が大きく動いたからね。さっそく、俺と一緒に振り返っていこうぜ。
第4話:砂漠の宿で交差する運命
前回、砂漠で大変なことになってた二人。今回はその続きからスタートだ。
いきなり顔、近すぎない?
砂賊からなんとか身を隠した霍擎雲(かく・けいうん)。ひとまず安心、と思ったのも束の間。皇北霜(こう・ほくそう)の目に砂が入っちまうんだ。そしたら霍擎雲(かく・けいうん)、彼女の顔にぐっと近づいて、息で砂をフッて吹き飛ばしてやるんだよね。いや、近い近い!少女漫画かよってツッコミたくなるけど、この不器用な優しさが彼のいいところだよな。
二人はなんとか宿屋にたどり着く。皇北霜(こう・ほくそう)の美しさに、宿屋にいた男たちの視線が釘付け。そりゃそうだよな。霍擎雲(かく・けいうん)はそんな周りを牽制しつつ、部屋を確保する。部屋に入って、彼は皇北霜に例の『大漠奇巻』をどうやって手に入れたか聞くんだ。皇北霜は父の知り合いにもらったって答える。でも、その人の顔は覚えてないらしい。この巻物、やっぱり何か重要な秘密が隠されてそうだ。
もう一組のワケあり客
場面は変わって、若問(じゃくもん)の二人組。こっちも旅の途中。駅站で若問(じゃくもん)の地図を手に入れる。格心薇(かく・しんび)は高すぎる!って文句たらたら。このお嬢様、相変わらず元気でよろしい。
で、この二人が偶然にも、霍擎雲たちがいる宿屋にやってくるんだ。若問(じゃくもん)はただの宿屋じゃないことにすぐ気づく。軍事情報をやり取りするヤバい場所だと見抜いたんだ。彼はここに泊まるために、格心薇(かく・しんび)に一芝居打つよう頼む。格心薇は言うこと聞いてくれるならって、ちゃっかり3つの約束を取り付ける。抜け目ないね。
二人は盲目の少女を連れた馬商人のフリをして、なんとか宿に泊めてもらおうとする。この演技がまた、なんとも言えなくて面白い。
ネタバレ:明かされる正体と深まる絆
ここからが本番。ネタバレ注意な。
バレちゃいけない秘密
霍擎雲は宿に若問がいることに気づく。まずい、顔を見られたら面倒なことになる。彼は急いで、眠っている皇北霜を自分の部屋に運び込むんだ。このドタバタ感がたまらない。
一方、部屋に入った格心薇は、皇北霜の私物を見つける。こっそりそれを持ち出して、後で本人に直接会って返すんだよね。そこで格心薇がやらかす。皇北霜に事情を話しているうちに、うっかり私、実は九公主なのって言っちゃう。おいおい、バラすの早すぎだろ!これを聞いてた霍擎雲はちょっと混乱する。前にも誰かが皇北霜のことを九公主って呼んでたからな。一体どっちが本物なんだ?ってなるわけだ。
毒矢と命がけの看病
そんな中、大事件が起きる。霍擎雲が蛮狐(ばんこ)っていう刺客に毒矢で背中を撃たれるんだ。皇北霜は彼を助けるために、ためらわずに傷口に口をつけて毒を吸い出す。これぞヒロイン!って感じの行動だよな。
でも、奇妙なことに気づく。霍擎雲に毒の症状がまったく出ていない。そう、彼は毒が回る前に自分で対処済みだったんだ。皇北霜の行動を、ただ黙って受け入れていたってわけ。
あんた、一体何者なの?
決定的だったのは、霍擎雲が落とした腰牌。それを見た皇北霜は、すべてを理解する。彼が嘘をついていたこと。そして、彼こそが謎の組織・莽流(もうりゅう)の門主であること。ずっと一緒にいた男の正体が、ここでついにバレる。この瞬間の皇北霜の表情が、怒りなのか、悲しみなのか、複雑でたまらなかったね。
悪夢の中の本心
皇北霜は、それでも彼を介抱する。眠りについた霍擎雲は、悪夢にうなされるんだ。そして無意識に、そばにいた皇北霜の手を強く握って俺から離れるなって言うんだよ。いつもは強がってる男が見せた、初めての弱さ。その言葉を聞いた皇北霜は、怒りも忘れて、彼に優しい笑みを向ける。嘘をつかれても、彼の本心に触れて、心が揺れ動いたんだろうな。二人の関係が、ただの護衛と姫じゃなくなった瞬間だった。
今回の感想
いやあ、今回は情報量が多くて最高だった。霍擎雲と皇北霜の関係が一気に進んだね。毒を吸い出すシーンは王道だけど、やっぱり盛り上がる。彼の正体がバレて、一瞬険悪になるかと思いきや、悪夢の中での離れるなの一言で全部持っていくんだから、ずるいよな。あのシーンで、二人の間にあった壁が少し壊れた感じがした。
一方で、若問と格心薇のコンビもいい味出してる。特に格心薇のおてんばぶりが可愛くて、シリアスな展開の中のいい癒やしになってる。彼女がうっかり自分の正体をバラしちゃうところも、物語の謎を深めるいいスパイスだ。九公主が二人いるっていうミステリーが、今後の展開の大きなカギになりそうだね。ラブとサスペンスのバランスが絶妙な、見ごたえのある回だったよ。
つづく