あらすじとネタバレ

奚莫(けいばく)との取引と昭敏との決別

君綺羅(くんきら)と手を組むことにした。これからの試合は絶対に負けられない。協力してくれと奚莫(けいばく)は言う。君綺羅(くんきら)はその見返りをしっかり要求する。商売人だな。ついでに、試合で有利になるように罠を仕掛けることまで提案する。これには部下の冬銀(とうぎん)も驚いてた。君綺羅の覚悟は本物だ。

でも、この動きが昭敏(しょうびん)の怒りを買った。なんで敵の奚莫と組むの!って感じだな。君綺羅はビジネスライクにこれは商売よと返すだけ。昭敏は完全にブチ切れた。あんたみたいな人ともう友達じゃない!ってさ。まあ、昭敏の気持ちも分かるけど、君綺羅にはもっと大きな狙いがあるんだよな。

太后の陰謀と祁民の逃亡

場面は変わって宮中。太后が青蔻(せいこう)を消そうと企んでた。まったく、このおばさん、やることがえげつない。酒を取りに行かせるフリをして、刺客を差し向けたんだ。でも祁民、めちゃくちゃ強い。刺客を全員返り討ちにして、そのまま逃げちまった。ナイスだ、祁民。

冬銀の裏切りと君綺羅の優しさ

一方、君綺羅の部下である冬銀。こいつも裏で君綺羅を始末しようとしてた。でも、いざ実行しようとした瞬間、自分が仕掛けられてた獣用の罠にかかって足を怪我する。間抜けだな。普通なら見捨てるところだろ?でも君綺羅は違った。痛がる冬銀を背負って野営地まで戻り、自ら手当てまでしてやったんだ。冬銀はびっくりだよな。自分を殺そうとした相手にここまでされるなんて。この一件で、冬銀の心はかなり揺らいだみたいだ。

青蔻のトラウマと玄烈(げんれつ)の約束

祁民が逃げたことで、青蔻は完全に心を病んでしまった。部屋の隅に閉じこもって、誰とも話さない。実はこれ、子供の頃のトラウマが原因だった。昔、母である太后が、自分の周りの侍女たちを皆殺しにするのを見てしまったらしい。だから、大切な人が自分のせいでいなくなるのが怖いんだ。見かねた太后は玄烈(げんれつ)を呼ぶ。玄烈は青蔻に必ず祁民を連れ戻すと約束した。兄貴、かっこいいぜ。

君綺羅と玄烈の"芝居"

ここで種明かしだ。君綺羅が奚莫に近づいたのも、昭敏と仲違いしたのも、全部演技だった。裏ではちゃんと玄烈と繋がってたんだよ。玄烈がこっそり君綺羅に会いに来る。二人は協力して、奚(けい)一族を内側から崩そうとしてたわけだ。君綺羅は逃亡した祁民を保護して、鉱脈の見張りをさせてた。玄烈は祁民を青蔻の元へ返してやってくれと頼む。この二人の信頼関係、たまらないな。

奚長昆の試練、毒酒の罠

君綺羅は奚莫の信頼を勝ち取った。でも、その親父の奚長昆(けいちょうこん)は一筋縄じゃいかない。このジジイ、めちゃくちゃ用心深い。君綺羅を試すために、とんでもないことを命じる。玄烈を殺せってさ。ご丁寧に、北泫(ほくげん)で最も強力な毒薬まで渡してきた。

奚長昆は玄烈を呼び出す。君綺羅に、その毒が入った酒を玄烈に渡すよう命じた。最悪の状況だ。知らせる時間もない。君綺羅は機転を利かせる。酒を渡しながら、玄烈に聞こえるように言ったんだ。この酒を飲もうが飲むまいが、私たちの関係はもう元には戻れない玄烈はその言葉で全てを察した。差し出された杯を手に取らない。

そこへ、奚長昆の娘の秀児(しゅうじ)と奚莫が飛び込んでくる。秀児は玄烈の気を引きたくて、親父の私印を盗んで鉱脈を譲る書類を作ってた。でも私印じゃ意味がない。完全に空回りだ。秀児は玄烈に申し訳ないと思って、代わりにその酒を飲もうとする。危ない!と思った瞬間、奚長昆が杯を叩き落とした。これで酒に毒が入っていたことがバレてしまう。

玄烈はこの機を逃さない。奚長昆の首に刀を突きつけ、脅して腰牌(通行証)を奪い取った。殺す気はない。目的は腰牌だけだ。そして、まんまとその場を脱出した。いやあ、見事な連携プレーだったな。

感想

今回の13話、マジで情報量が多かった。でも最高に面白かったよ。君綺羅と玄烈が裏で繋がってたって分かった瞬間、鳥肌が立ったな。二人がお互いを信じきってるのがいい。特に、君綺羅が毒酒を前にして放った一言。あれで全てを察する玄烈。もうね、この二人の絆は本物だ。

奚長昆の老獪さもすごかったけど、君綺羅と玄烈のコンビが一枚上手だったな。あのジジイを出し抜く瞬間はスカッとした。一方で、青蔻のエピソードは切なかった。母親のせいで心に深い傷を負ってるなんて、かわいそすぎる。太后は本当に自分のことしか考えてないんだな。

あと、冬銀の変化も見どころだ。君綺羅の器の大きさに触れて、心が揺れ動いてる。こういうキャラクターの変化ってドラマを面白くするよな。秀児は…まあ、ドンマイとしか言えない。完全にピエロだった。とにかく、いろんな人物の思惑が複雑に絡み合って、一瞬も目が離せない回だったよ。

つづく