玄烈(げんれつ)への対抗心を燃やす奚莫(けいばく)は、狩猟大会で勝利を掴むため、ある危険な罠を仕掛ける。彼はその計画を君綺羅(くんきら)に打ち明けるが、それが彼の運命を大きく狂わせることになる。一方、玄烈は君綺羅への想いをさらに深め、彼女を守るために大胆な行動に出る。狩猟大会当日、それぞれの思惑が交錯する中、奚莫の仕掛けた罠が思わぬ悲劇を引き起こす。事件後、一人の男が君綺羅を連れ去ろうとしたことで、玄烈との間に新たな火種が生まれる。
「相思令(そうしれい)~君綺羅と玄烈~」あらすじネタバレ14話
いやー、今回の14話、マジで息つく暇もなかったな。色々なことが一気に動きすぎて、ちょっと情報整理が必要なレベルだった。君も、ちゃんとついてきてくれよ。
第14話:自業自得の罠とすれ違う想い
今回は奚莫(けいばく)が主役級に動いた回だった。まあ、悪い意味で、だけどな。
玄烈(げんれつ)の先制攻撃と花畑の誓い
奚莫は君綺羅(くんきら)に会って、自分が仕掛ける罠の場所を詳しく教える。君綺羅(くんきら)を自分の味方だと思い込んでるんだよな。完全に。そこに孫昭敏(そんしょうびん)がやってくる。なんであんたたちが一緒にいるの?って顔してる。奚莫は彼女は俺の軍師だからってドヤ顔で説明。孫昭敏(そんしょうびん)と仲直りさせたいとか言ってる。善意なんだろうけど、ちょっと空気が読めてない感じがする。
孫昭敏(そんしょうびん)のもとに連れて行くと、玄烈が動いた。綺羅を連れて出かけるって言って、さっと連れ去っちゃう。孫昭敏はポカーンだよ。そりゃそうだ。玄烈が君綺羅を連れて行った先は、高台。そこから見えたのは、奚莫の親父、奚長昆(けいちょうこん)の別邸が燃え上がってる光景だった。これ、玄烈が仕組んだこと。火薬を仕掛けてドカンとやったわけ。やる事が大胆すぎる。
その後、玄烈は君綺羅を別の場所に連れて行く。そこは、数十年ぶりに咲くっていう珍しい花が一面に咲いてる花畑。すごく綺麗なんだ。そこで玄烈は願う。君綺羅が俺の妻になりますようにって。ロマンチックな雰囲気だけど、君綺羅は冷静だった。これから待ち伏せがあるから気をつけてって玄烈に警告する。この温度差が、二人の今の状況を表してるよな。
策士たちの腹の探り合い
その頃、奚莫は君綺羅が心配で探しに来る。でも侍女の冬銀(とうぎん)にお嬢様は入浴中ですって止められる。実はこれ、孫昭敏が一枚噛んでた。彼女が君綺羅のフリをして入浴してるように見せかけて、奚莫を騙したんだ。孫昭敏、意外と機転が利く。奚莫は、君綺羅に罠の場所を教えちゃったことを親父に報告しながらも、内心めちゃくちゃ不安だったみたいだ。
次の日、奚莫はまた君綺羅に会いに来る。昨日の爆発の件を探りに来たんだ。でも君綺羅はえ、そうなの?昨日はお風呂入ってすぐ寝ちゃったって、完璧にしらばっくれる。この女、本当に肝が据わってる。
狩猟大会、そして悲劇へ
いよいよ狩猟大会の第二関が始まった。奚莫は優勝するために、例の罠を仕掛けてる。でも君綺羅は、その罠の場所がどうもおかしいことに気づく。急いで玄烈に知らせに行くんだ。それを見た奚莫が待て!って追いかけてくる。
ここからが皮肉な展開だった。奚莫は君綺羅と玄烈を追い詰めるつもりだったんだろう。でも、自分が仕掛けた罠に、自分がかかって死んでしまう。まさに自業自得。策士、策に溺れるってやつだ。玄烈と君綺羅は、その罠をうまく避けて助かった。
後処理と新たな火種
玄烈は冷静だった。君綺羅にこのことは誰にも言うなと口止めして、こっそり帰らせる。大会が終わっても奚莫が帰ってこないから、親父の奚長昆は大騒ぎ。王様まで動いて、夜間外出禁止令を出しての大捜索になった。結局、奚長昆は荒れ地で息子の亡骸を見つける。あの悲痛な叫びは、ちょっと見てて辛かったな。
玄烈は王様に事の真相を報告する。奚莫は君綺羅を殺そうとしたけど、自分の罠で死んだだけです君綺羅は俺を助けようとしただけなんですって、必死で彼女をかばう。王様は君綺羅を疑ってるみたいだけどな。
そんなゴタゴタの最中、いきなり邵祁民(しょうきみん)が現れる。眠っている君綺羅を無理やり連れ去ろうとするんだ。目覚めた君綺羅は彼を止めようとするけど、時すでに遅し。すぐに玄烈が追いついて、彼らの前に立ちはだかる。ここで君綺羅が取った行動が、また話をこじらせる。邵祁民(しょうきみん)を逃がすために、自分の喉に短剣を突きつけて玄烈を脅したんだ。彼を行かせて!って。
結局、君綺羅は玄烈に連れ戻された。でも玄烈の心の中は、怒りと、どうしようもない気持ちでぐちゃぐちゃだろうな。好きな女に、他の男のために命がけで脅されるなんて、最悪の気分だよ。
第14話の感想:策士、策に溺れるってこのことだろ
今回の奚莫は本当に哀れだったな。君綺羅を手玉に取ってるつもりで、完全に手のひらの上で転がされてた。しかも、自信満々で仕掛けた罠で自分が死ぬなんて、脚本家は意地が悪いぜ。彼の死は悲劇だけど、あまりにも間抜けで同情しきれない。
一方で玄烈の行動力はすごい。別邸を爆破したり、君綺羅への愛が彼をどんどん大胆にしてるのがわかる。花畑でのプロポーズまがいの願い事は良かったけど、君綺羅はそれどころじゃないっていうすれ違いが切ない。
そして最後の君綺羅の行動だよ。邵祁民(しょうきみん)を助けるために自分を人質にするなんて、玄烈からしたらなんでだよ!って叫びたくなるはず。愛する人を守りたい玄烈と、別の誰かを守ろうとする君綺羅。この二人の想いが交わらない感じが、見ていて本当にもどかしい。
つづく


