君綺羅(くんきら)の偽装結婚の噂が、叔父の君鈺珏(くんぎょくかく)によって街中に広められてしまう。二人は王に釈明するため宮殿へ向かうが、王の逆鱗に触れてしまう。君綺羅は君家の未来を懸け、無謀ともいえる取引を王と交わすことで、なんとかその場を切り抜ける。一方、北泫では玄烈(げんれつ)の行動が問題となり、王室が激怒していた。様々な人物の思惑が渦巻く中、君鈺珏は君綺羅を完全に失脚させるため、大勢の前で彼女の最大の秘密を暴露しようと非情な罠を仕掛ける。
「相思令(そうしれい)~君綺羅と玄烈~」あらすじネタバレ25話
偽装結婚のウワサ、ついに王宮へ
いやー、君綺羅(くんきら)の周りは敵だらけだな。叔父の君鈺珏(くんぎょくかく)と丞相が、ずっと彼女を監視してる。
丞相側のスパイは、玄烈(げんれつ)の店にいたことを掴んだ。君鈺珏はもっとタチが悪い。物乞いを使って情報を集めてたんだ。結婚式の夜に、花婿の祁民(きみん)が屋敷を抜け出したってことを突き止めた。
で、君鈺珏はすぐに行動に出る。君綺羅と祁民の結婚は嘘っぱちだっていうウワサを街中にばらまいたんだ。もちろん、この話は本人たちの耳にもすぐ入る。
君綺羅は肝が据わってるよな。このウワサ、もう王様の耳にも入ってるはずって即座に判断。祁民と一緒に王様に説明しに行くことにした。
王様の前で、君綺羅は堂々と嘘をついた。結婚式の夜、工房に泥棒が入ったんです。だから私が捕まえに行って、代わりに遠い親戚のいとこに座ってもらいました。私が戻った時にはもう儀式は終わってて。でも次の日にはちゃんと私が戻りましたってね。
これ、実は全部、玄烈(げんれつ)が事前に仕込んでたシナリオなんだ。裏で手を回してあるから、王様が調べてもボロは出ないっていう算段。すごいよな、この二人。
このチャンスに、祁民は王様に婚約の解消をお願いする。これ以上、君綺羅がウワサで苦しむのは見たくないって。これには王様もブチギレ。せっかく俺が用意した結婚をなんだと思ってるんだ、って感じだよな。
君綺羅、絶体絶命の賭け
王様の怒りを鎮めるために、君綺羅がとんでもないカードを切った。
南北の和平と交易所を作るため、君家は毎年15万匹の布を国に納めます
こう宣言したんだ。これを聞いて、王様の態度が一変。君綺羅の忠誠心を信じることにして、機嫌を直した。ただし条件がある。1ヶ月以内に15万匹を納めろ、ってさ。無茶苦茶だろ。
それぞれの場所、それぞれの苦悩
北泫王室の怒り
この一連の騒動は、当然、北泫にも伝わってた。北泫の王様と皇太后はめちゃくちゃ怒ってる。玄烈の勝手な行動に頭を抱えてるんだ。すぐに玄烈へ怒りの手紙を送るように命じた。玄烈もいよいよヤバい立場になってきたな。
李妃と羅執舟(らしつしゅう)の悲恋
一方、北泫の宮殿では李妃(りひ)が軟禁されて病気になってた。侍女が医者を呼ぼうとしても、門番は王様の命令ですの一点張りで通してくれない。李妃はもう自分のことは諦めてる。息子の玄旭(げん・きょく)と、愛する羅執舟(らしつしゅう)が無事でいてくれればいい、ってさ。切なすぎる。
その羅執舟(らしつしゅう)は、自分の部族を差し出すっていう大きな犠牲を払って、李妃の命だけは助けてもらった。彼はもう故郷の西鑲(せいじょう)に戻ってる。彼も苦労人なんだよ。彼の母親は、父親に妻子がいることを知らずに彼を産んだ。だから愛した女は絶対に裏切るなって言われて育ったのに、結局、愛する李妃を守れなかった。
祁民に下された非情な罰
祁民も本当にツイてない。偽装結婚を隠してた罰として、王様から毒酒を飲まされたんだ。任務をこなせば毎月解毒薬をやる、っていう条件付きで。完全に王様の駒にされちまった。
重傷を負って部屋に戻った祁民を、青蔻(せいこう)が待ってた。彼女は薬の専門家だから、祁民が飲まされた解毒薬の匂いを嗅いだだけで、どんな毒か見抜いた。私が解毒薬を作るから安心してって言って、彼の傷の手当てをしてあげるんだ。この二人の関係、ちょっといいよな。
すべてが暴かれる日
ついに、布を納める日が来た。でも、君鈺珏がまた汚い手を使ってきた。鄭公子っていうヤツを買収して、君綺羅の布を盗ませたんだ。それだけじゃない。君綺羅が未婚で妊娠してるっていう秘密まで掴んでた。
でも君綺羅は一枚上手だった。私の布の作り方は、誰も真似できないって言って、その場で製法の秘密を他の商人たちに公開すると宣言したんだ。自分だけじゃなく、みんなで儲けようってさ。器がデカい。
それを見た君鈺珏が、とどめを刺しに来た。みんなの前で君綺羅は未婚のまま妊娠しているぞ!って大声で暴露したんだ。
最悪のタイミングだよ。その場には玄烈もいた。彼はその言葉を聞いて、すべてを理解した。君綺羅のお腹の子が、自分の子供だってことに、やっと気づいたんだ。
第25話の感想 - もう全部バレちゃったじゃん!
いやー、今回の25話は情報量が多すぎて頭がパンクしそうだった。君綺羅の偽装結婚から妊娠まで、隠してきたことが全部一気にバレた。特に叔父の君鈺珏、やり方が本当にえげつない。身内に対してここまでやるか?ってくらい非情だよな。見ていて胸糞悪かった。
でも、そんな窮地でも君綺羅は強い。布15万匹を1ヶ月で、なんて普通は無理な約束だけど、彼女ならなんとかしちゃうんじゃないかって思わせる何かがある。その胆力は見事だ。
一番かわいそうなのは祁民だよ。いいヤツなのに、罰として毒まで飲まされて。青蔻がそばにいてくれるのが唯一の救いだな。この二人の関係は応援したくなる。李妃と羅執舟のサイドストーリーも、本筋と同じくらい切なくて目が離せない。
そして最後のシーン!玄烈がやっと気づいた。君綺羅のお腹の子が自分の子だって。あの時の彼の顔!驚きと、多分後悔と、色々な感情が混ざってた。さあ、ここから玄烈がどう動くのか。面白くなってきたじゃないか。
つづく


