あらすじ
いやー、今回の話はキツかったね。朔丹(さくたん)の使節団をもてなす、すっごい豪華な宴から始まるんだ。鳳凰みたいな鳥まで出てきて、みんな大盛り上がり。でも、こういう時って絶対何か起こるのがドラマの定番じゃん。案の定、平和な時間は一瞬で終わる。ある人物を狙った矢が放たれて、宴の席はパニック状態に。葉平安(よう・へいあん)と元少城(げん しょうじょう)が練っていた計画も、ここから大きく狂い始めるんだよね。
ネタバレ
宴の崩壊、そして悲劇
宴も盛り上がってきたところで、礼乾兆(れい・けんちょう)が大事そうに箱を受け取る。その瞬間だよ。刺客が朔丹の使臣、郝吉(かく きつ)に向かって矢を放った。現場はもうめちゃくちゃ。
この混乱は、全部、礼宗旭(れいそうきょく)が仕組んだことだった。あいつはすぐに息子を連れて逃げようとする。その時、采蓮(さいれん)が今だ!って感じで礼宗旭に突っ込んでいったんだ。復讐のために。でも、礼宗旭の護衛に止められちゃう。彼女は必死に戦ったけど、ダメだった。結局、命を落としてしまう。
葉平安(よう・へいあん)もすぐに采蓮を追いかけた。でも間に合わなかった。物陰から、采蓮の亡骸が運び出されるのを見るしかできなかったんだ。あの時の平安の、悔しさと悲しみに満ちた顔は忘れられないよ。
卑劣な罠と裏切り
元少城(げん しょうじょう)が呆然としている葉平安(よう・へいあん)を見つける。悲しんでる暇なんてない。礼宗旭は次の手として、元少城(げん しょうじょう)を事件の首謀者に仕立て上げようとしていた。平安は報復として、礼宗旭の塩倉を燃やすことを決意する。
そもそも、なんで計画が筒抜けだったのか。辛俊(しん しゅん)が裏切ったんだ。こいつが事前に計画を礼宗旭にバラしてたせいで、全部がパーになった。
元少城は助けを求めて海宜平(かいぎへい)のところへ行く。そしたら葉平安を殺せなんてとんでもない条件を出される。ふざけんなって話だよ。次に彼は梅伯温(ばい・はくおん)に頼み込んだ。必死に誓いを立てて、なんとか協力を取り付ける。
絶体絶命の攻防
礼宗旭は、捕らえた邙溝(ぼうこう)の人たちに金をつかませて、元少城が首謀者だと嘘の証言をさせようとする。でも、邙溝の人たちはプライドがある。誰一人として嘘をつかなかった。それに腹を立てた礼宗旭は、抵抗した一人をその場で見せしめに殺してしまう。マジで外道だわ。
その頃、葉平安は仮面をつけて行動を開始。礼宗旭の塩倉に火を放って、邙溝を包囲してる兵士たちの注意をそらす。元少城が到着するまでの時間稼ぎだ。
元少城が現場に着くと、礼宗旭は待ってましたとばかりに彼を犯人だと決めつける。でも元少城は屈しない。邙溝の人々も彼を裏切らない。追い詰められた礼宗旭は、元少城の目の前で谷叔(こくしゅく)を殺害。もう、やることが汚すぎる。
砕け散った未来
まさに元少城も殺されそうになった、その時。梅伯温が兵を連れて現れた。間一髪で元少城の命は助かる。だけど、今度は葉平安が捕まってしまった。
ただ、梅伯温は彼女をどうこうするつもりはなかったみたいだ。途中で解放してくれた。敵なのか味方なのか、こいつの考えは本当に読めない。
傷だらけで安心館に戻った葉平安。采蓮がいないことで、みんな何があったのか察する。平安が采蓮の壊れた腕輪を出すと、もう言葉は要らなかった。采蓮の亡骸は礼宗旭の部下に持ち去られたままだ。
陸丹心(りくたんしん)は復讐しようと息巻く。でも平安はそれを止める。仲間内で疑心暗鬼が生まれて、雰囲気は最悪。
平安は一人、庭の土を掘り返す。そこには、采蓮が埋めた一瓶の酒があった。復讐が終わったら、祝言をあげるんだって、彼女は笑って言ってたらしい。その酒を掘り出して、平安は笑いながら泣いていた。あまりにも、つらすぎるよ。
このエピソードの感想
今回は本当に胸が締め付けられる回だった。采蓮の死はあまりにも突然で、あまりにも残酷だ。彼女が夢見ていたささやかな幸せが、礼宗旭の策略のせいで一瞬で踏みにじられた。あのシーンは見ていて本当に苦しかった。
計画が失敗した原因が、辛俊の裏切りだったっていうのもキツい。信じていた仲間からの裏切りほど、ダメージがでかいものはないからね。元少城が助けを求めても、海宜平(かいぎへい)からは冷たい条件を出されるし、四面楚歌ってまさにこのことだと思った。
そんな絶望的な状況で、梅伯温の行動だけが唯一の謎。元少城を助けたかと思えば、葉平安を捕らえ、そして解放する。彼の真意がどこにあるのか、まったく見えない。この先の展開の鍵を握る人物なのは間違いないだろうね。
最後の、葉平安が采蓮と酌み交わすはずだった酒を一人で飲むシーン。彼女の悲しみ、怒り、無力感が全部詰まっていて、涙なしには見られなかったよ。
つづく


