夜宴での刺客事件の黒幕だと疑われた元少城(げん しょうじょう)。彼は宮廷でどんどん追い詰められていく。一方、葉平安(よう・へいあん)は亡くなった友人の采蓮(さいれん)の遺体を取り戻すため、たった一人で敵地へ乗り込む決意を固める。でも、その大胆な計画はすでに見抜かれていた。葉平安は周到に準備された罠にはまり、命の危機にさらされることに。味方を失い、地位も奪われ、孤独に沈む元少城。そして、死の淵に立たされる葉平安。二人の運命が大きく動く回だったね。
「掌心」あらすじネタバレ15話
今回の第15話、マジで息が詰まったよ
いやー、今回の15話は本当に心臓に悪かった。葉平安(よう・へいあん)、無茶しすぎ!ってテレビの前で叫んじゃったよ。でも、亡くなった采蓮(さいれん)のために、たった一人で敵地に乗り込む覚悟は本物だった。彼女の友情の深さには、いつも心を打たれる。
だけど、敵の礼宗旭(れいそうきょく)が一枚も二枚も上手だったね。葉平安(よう・へいあん)の行動は全部お見通し。周到に準備された罠にはまって、生き埋めにされるシーンは本気でヒヤッとした。もうダメかと思ったもん。
そこからの陸丹心(りくたんしん)!彼が素手で土を掘って葉平安を助け出すところ、あれはもう完全にヒーローだよ。惚れるって。
一方で、元少城(げん しょうじょう)はどんどん追い詰められてて、見てるこっちも辛くなる。部下は殺されるし、濡れ衣を着せられて職は奪われるし、仲間は去っていくし。まさに踏んだり蹴ったりだよね。
そんなボロボロの元少城(げん しょうじょう)の前に、死地から生還した葉平安が現れるラスト。このタイミング!最高かよ。一番つらい時に支えになる存在。二人の関係がまた一歩進んだ感じがして、ちょっとだけ救われたな。
第15話:絶体絶命の罠
証拠隠滅と哀れな裏切り者
話は礼宗旭(れいそうきょく)の行動から始まる。彼は例の血女図をさっさと燃やして証拠を消しちゃう。仕事が早いっていうか、悪事に手慣れてるよね。息子の礼乾兆(れい・けんちょう)は逃げる途中で黒い犬に襲われるんだけど、この犬、采蓮(さいれん)の血の匂いを嗅ぎつけたみたい。よくやった!って褒めてあげたい。
その頃、元少城を裏切った辛俊(しん しゅん)が礼宗旭にすり寄る。俺を仲間にしてくれってことだね。でも礼宗旭は冷たい。お前はそのまま元少城のそばにいて、スパイを続けろってさ。結局、裏切り者は誰からも信用されないってわけ。辛俊(しん しゅん)、完全に板挟みで自業自得だね。
追い詰められる元少城
宮廷では、元少城が吊し上げられていた。夜宴の刺客事件の黒幕だろうって。礼牡元(れいぼげん)がしつこく食い下がる。賭場の帳簿まで持ち出して、元少城が使った金の行方が怪しいって主張するんだ。
元少城は、その金で汴州の被災者のために食料を買ったと説明する。もちろん、彼は何も悪くない。皇帝も金の件は不問にしてくれた。
でも、刺客事件の疑いは晴れない。結果、元少城は職務停止処分。大理寺への出入りも、兵を動かすことも禁止される。完全に手足をもがれた状態だよ。
さらに追い打ちをかけるように、亡くなった谷叔(こくしゅく)の葬儀で仲間割れ。元賀生(げんがせい)は元少城のやり方についていけなくなったみたいで、都を去るって言い出す。元少城、どんどん孤独になっていく。
葉平安、死の淵へ
葉平安は、采蓮の遺体を礼宗旭のところから取り戻そうと決意する。診察を口実に、郡王府へ乗り込むんだ。
出発前、陸丹心(りくたんしん)にこう伝える。もし一刻(約二時間)経っても戻らなかったら、何かあったと思って。もう、完全にフラグだよ。
案の定、これは礼宗旭が仕掛けた罠だった。海宜平(かいぎへい)からの情報で、葉平安が通泉御史の事件に関わっていることもバレてた。彼女は郊外へ連れ出される。
そこで葉平安は最後の抵抗で礼宗旭に奇襲をかけるけど、失敗。礼宗旭は部下に冷たく命じる。彼女を采蓮の死体と一緒に埋めろ。これはキツい。本当に非道だ。
奇跡の救出
葉平安が戻らない。陸丹心と顧二娘(こじじょう)はすぐに異変に気づいて探しに出る。
二人は手がかりを追って郊外へ。そこで穴を掘れ埋めろなんていう物騒な会話を耳にするんだ。
陸丹心は、掘り返されたばかりの新しい土を見つける。ためらわずに、素手で土を掘り始めた。この必死さが、彼の想いの強さを物語ってる。
土の中から、息も絶え絶えの葉平安が。陸丹心は彼女を救い出した。九死に一生を得たって、まさにこのことだね。二人は采蓮の遺体を背負って、その場を去る。
それぞれの夜
采蓮の遺品は、彼女を想っていた顧文宇(こ・ぶんう)の元へ届けられた。彼の涙が、見ているこっちの胸を締め付ける。
その夜、元少城は一人で酒を飲んでいた。すべてを失って、苦しみに沈んでいる。
そこに、葉平安が現れた。死の淵から生還した彼女が、一番つらい時にいる彼の元へやって来たんだ。
つづく


