あらすじとネタバレ
衝撃の事実!平安と元少城(げん しょうじょう)はとっくに繋がってた
今回、マジで色んなことがひっくり返る回だった。まず一番デカいのは、葉平安(よう・へいあん)と元少城(げん しょうじょう)の関係。実はこの二人、とっくに裏で手を組んでたんだ。
話は一ヶ月前にさかのぼる。元少城は、平安が都に帰ってきたことに気づいてた。東郊にある采蓮(さいれん)と丹心のお墓に行くと、案の定、平安がそこにいた。ここで二人は再会してたんだよ。
元少城は康平王(こうへいおう)のそばで、たった一人で罪の証拠を集めてた。平安は、その大変さを分かってた。それに康平王(こうへいおう)は、邙溝出身の元少城を本気で宰相にする気なんてない。ただ利用してるだけ。元少城自身も、もちろんそれに気づいてる。頼れる者がいない状況で、平安が協力を持ちかけたんだ。
これまでの出来事は、全部この二人の計画だった。偽の黄義民を登場させて伍顯兒(ごけんじ)を安心させたのも。康平王に塩の密売っていう危ない橋を渡らせたのも。全部、平安の描いたシナリオ通り。
康平王を追い詰める完璧な罠
計画は本当に見事だった。元少城が康平王を黒市に連れて行ったよね。あれは、素玄真人が王府の秘密をバラすのを防ぐため。同時に、康平王の信頼をガッチリ掴むための芝居だった。
そして、あの邙溝の地下道。あれ、元少城がこの一ヶ月で掘り進めてたんだって。延慶坊の幽霊屋敷から邙溝まで、ずっと続いてる。平安が地下道に現れた謎も、これで解けたわけだ。本物の黄義民も、平安に協力してた。もう、周りは平安の仲間だらけじゃん。
計画は最終段階に入る。黄祁っていう男が、塩の販売店に私塩を官塩と偽って売るよう強要する。しかも、わざわざ受領書まで書かせるんだ。これはもう、動かぬ証拠を作るための動きだね。
一方で、手柄を焦る厲俊(れい・しゅん)っていう役人がいる。そいつに康平王の悪事の証拠は黒市にあるっていう偽情報を流す。厲俊(れい・しゅん)はまんまとそれに食いついて、部下を連れて黒市へ突撃。
その隙に、黄祁は帳簿を持って姿を消す。厲俊が黒市へ向かった報告と、黄祁と帳簿が消えた報告。康平王は二つの知らせを受けて、さすがに顔面蒼白。なんとか冷静を装って、張尚書に帳簿の破棄を命じる。もう完全にパニック状態だ。
まさかの横やり、計画は一時中断へ
ここまで完璧だった。あと一歩で康平王を追い詰められる、その瞬間だった。最悪のニュースが飛び込んでくる。辺境で朔丹が侵攻してきた。大丰の軍は後退してるらしい。
この辺境の軍需物資を管理してるのが、伍由敬(ごゆうけい)なんだ。つまり、康平王。今ここで康平王を失脚させると、前線の兵士への補給が止まる。そうなれば、かつての金原の戦いの悲劇が繰り返されるかもしれない。
国が滅ぶか、復讐を優先するか。平安は、苦渋の決断を迫られる。そして、計画の一時中断を決めた。マジかよ!これで、辺境の戦いが落ち着くまで、平安と元少城は動けない。二人は会うこともできなくなった。
ラストシーンでは、素玄真人が康平王府に戻ってくる。でも、娘の伍顯兒(ごけんじ)の前で、夫の康平王にすごく冷たい態度をとる。康平王が娘のことを考えろと責めると、彼女は一言。すべては顯兒のためよ。この夫婦も、闇が深そうだ。
第28話の感想
いや、今回はマジで鳥肌が立った。平安と元少城が裏で繋がってたっていうのは、なんとなく予想してた人もいるかもしれない。でも、これまでの全ての出来事が、二人の壮大な計画の一部だったと分かった瞬間、ゾクっとしたよ。バラバラだったパズルのピースが、一気にガチャンとはまった感じ。この爽快感がたまらない。
特に、元少城が一人で地下道を掘ってたって話にはグッときた。平安のため、そして自分たちの復讐のために、たった一人で土を掘り続ける姿を想像すると、もうね。彼の覚悟の深さが伝わってくる。
計画が完璧に進んで、さあ、康平王を捕まえろ!って盛り上がったところで、辺境問題っていう横やりが入るのが、このドラマのうまいところ。一筋縄ではいかない。視聴者も平安と一緒にくそっ!って悔しい気持ちになる。この脚本、本当にすごいよ。
梅閣老が元少城に言った忠臣になるな、孤臣にもなるな、能臣になれっていう言葉も心に残った。ただ忠義を尽くすだけじゃダメ。かといって孤立してもダメ。うまく立ち回って事を成し遂げる人間になれ、っていう深いアドバイスだ。彼の元少城への期待と愛情を感じるね。
つづく


