ネタバレ感想:朝廷の駆け引きと平安を待つ罠
いやー、今回も濃かったね。話がどんどん複雑になってきて、目が離せないよ。今回は朝廷のドロドロした部分と、平安(へいあん)を狙う黒い影がくっきり見えてきた回だった。
朝廷のパワーゲーム、開幕
まずは朝廷の話から。元少城(げん しょうじょう)が、あの非人道的な龍門場を潰そうって皇帝に直訴するんだ。いいぞ、もっとやれ!って思ったけど、やっぱり既得権益にしがみつく重臣たちが大反対。予想通りすぎて、逆に笑えるくらい。
ここで面白かったのが皇帝の対応。反対派のジジイたちがうるさいからって、いきなり鉄の檻を持ってこさせるんだよ。お前ら、どっちが勝つか戦え。勝った方を右相にしてやるって。マジかよ!って思ったけど、これで一発で場が静かになった。この皇帝、ただのお飾りじゃないね。やることが過激で好きだわ。
結局、元少城(げん しょうじょう)の改革案はことごとく却下されちゃう。理想だけじゃどうにもならない壁にぶつかってる感じが、見ていてちょっと切ない。
そこに颯爽と現れたのが、辺境から帰ってきた伍安康(ごあんこう)将軍。彼は元少城(げん しょうじょう)とは違うアプローチで、龍門場を武術大会の会場にしてはどうかって提案する。これが皇帝の考えてた武官登用試験のアイデアと合致して、一気に採用。伍安康(ごあんこう)、ただの武人じゃない。空気を読んで、自分の価値をきっちりアピールできる男だ。元少城にとっては、手強いライバルが登場したって感じだね。
平安の父の事件、核心に近づく?
一方、平安は父の事件の調査を着々と進めてる。元少城が記録保管庫で御史案の資料を探すんだけど、なんと数年前に海宜平(かいぎへい)が全部持って行ったきり、返してないらしい。もう、これだけで海宜平(かいぎへい)が真っ黒だって言ってるようなもんじゃん。
でも元少城、そのことを平安に言わないんだよね。自分の計画を乱されたくないのか、彼女を危険から守りたいのか。どっちにしても、この秘密が二人の間の溝にならないか心配だよ。
平安も黙って待ってるような子じゃない。自分で調べて、当時の担当者が海宜平(かいぎへい)にクビにされたことを突き止める。行動力がすごい。そのまま海(かい)家に乗り込んで情報を探ろうとするけど、もちろん簡単にはいかない。
海宜平の動きが本当に巧妙でムカつく。自分の母親を使って記録は火事で燃えたなんて嘘を平安に信じさせようとするんだ。しかも裏では部下に網を張れって指示。完全に平安をターゲットにしてる。一体、彼の目的は何なんだろう。
仕組まれた出会いと新たな烙印
物語の終盤、伍顯兒(ごけんじ)が料亭を貸し切って、平安を兄の伍安康(ごあんこう)に引き合わせる。伍(ご)家も何か狙ってるんだろうね。この兄妹、腹の底が読めない。
その席に、呼ばれてもないのに元少城が登場。しかも伍安康とは知り合いだった。世間、狭すぎ!気まずい空気が流れる中、平安の目はある一点に釘付けになる。
舞姫の一人、黎歌(り か)の体に、あの七葉曇花の烙印があったんだ。
これ、絶対罠でしょ。平安が烙印に食いつくことを見越して、海宜平が仕組んだに違いない。平安が烙印を見つけた瞬間の、ハッとした顔。彼女は、まんまと敵が用意した舞台に上がってしまった。ここからどうなるのか、ハラハラが止まらないよ。
今回のエピソードの感想
今回は政治劇の要素が強くて、見ごたえがあったな。理想を掲げる元少城と、現実的な力を持つ重臣たちや伍安康との対比が鮮やかだった。皇帝のキャラクターも深掘りされて、ただの権力者じゃない一面が見えたのが面白い。
平安の父の事件については、謎が深まるばかり。海宜平が黒幕なのはほぼ確定だけど、彼の動機が全く見えないのがもどかしい。彼は平安の父の親友だったっていう情報もあるし、一体何があったんだろう。
平安がいろんな人の思惑に巻き込まれながらも、自分の足で真実を探そうとする姿はやっぱり応援したくなる。でも、今回は完全に海宜平の術中にハマってしまった形で終わった。あの烙印は、彼女をどこに導くんだろう。次のエピソードで、この巧妙な罠の全貌が少しでも明らかになることを期待してる。
つづく


