あらすじとネタバレ

いやー、今回の6話、マジで話が大きく動いたぜ。過去と現在、二つの時間がガッチリと噛み合い始めた感じ。もう目が離せない。

2003年:江陽(ジアン・ヤン)、二人だけの捜査が始まる

まず、過去の江陽(ジアン・ヤン)パートからいこうか。あの匿名電話の主、やっぱり誰か分からなかった。町の公衆電話からだったらしい。でも、この一本の電話で江陽の心に火がついた。もう一度、侯貴平(ホウ・グイピン)の事件を洗い直すって決めたんだ。

そこに現れたのが、刑事の朱偉(ジュー・ウェイ)。こいつがまた良いキャラなんだよな。最初は江陽を試すような感じだったけど、彼の覚悟を見て俺も手伝うって言ってくれた。こうして、検事と刑事、たった二人のチームが誕生した。アツい展開だろ。

二人が最初に向かったのは、侯貴平(ホウ・グイピン)にレイプされたって訴えた丁春妹(ディン・チュンメイ)の店。店に行くと、2歳くらいの男の子が丁春妹(ディン・チュンメイ)をママって呼んでる。彼女、結婚してないはずだよな。朱偉がそこを突っ込むと、丁春妹は友達の子よなんて言い訳する。

朱偉は引かない。じゃあその親に電話しろって迫るんだ。しぶしぶ電話する丁春妹。そこに現れたのは、あのチンピラの黄毛(ホアンマオ)だった。もう役者が揃ったって感じ。

朱偉のやり方がまた強引で最高なんだよ。いきなり黄毛(ホアンマオ)を店の外に引きずり出して、車に閉じ込めちまう。その間に、江陽が丁春妹から話を聞き出す。この時の会話、江陽はボイスレコーダーで録音してた。このレコーダーが、10年後にめちゃくちゃ重要な物証になるんだ。

朱偉は丁春妹にカマをかける。黄毛は全部吐いたぞって。これで丁春妹のガードが一気に崩れた。あの男の子は、やっぱり黄毛との子供だった。

彼女はついに全部白状した。侯貴平をハメたのは、黄毛に頼まれたからだった。黄毛は1万元をチラつかせた。村を出て、町でスーパーを開いて一緒に暮らそうって。丁春妹はその言葉を信じたんだ。黄毛の指示通り、侯貴平の体液をタオルに付けて、1時間後に警察に通報した。これが、侯貴平が犯人にされた事件の真相だった。

江陽がじゃあ侯貴平はどうやって死んだんだって核心に迫ろうとした、その瞬間。黄毛が手錠をぶっ壊して店に乱入してきた。丁春妹は自分が騙されたことに気づいて、そこから完全に口を閉ざしちまった。あと一歩だったのに。

しかも運が悪いことに、朱偉に急な出張が入る。黄毛を捕まえることもできず、捜査は一旦中断。朱偉は戻ったら絶対にあいつらをしょっぴくって江陽に約束して、町を離れた。

2010年:爆発事件と消えた朱偉の影

時間は飛んで、現在の2010年。拘置所の張超(ジャン・チャオ)がやけにそわそわしてる。時間を何度も確認してるんだ。何かを待ってるみたいで、不気味だよな。

一方、厳良(イェン・リャン)たち捜査本部は、あのボイスレコーダーの音声を聞いていた。江陽が録音した、丁春妹の自白だ。これと侯貴平の検死報告を照らし合わせる。法医の見解だと、侯貴平は溺死じゃない。死亡推定時刻は夜9時半頃。丁春妹が通報するより前だ。死んでからレイプしたってことになるのか。専門家の話だと、死後でも刺激があれば射精は可能らしい。謎が深まるばかりだ。

そんな中、街でとんでもない事件が起きる。新聞社が市民の通報を理由に、例の写真を載せた記事を一時的に取り下げたんだ。その直後、二度の爆発事件が発生。現場はカ恩グループが建ててた未完成のビル。幸い、死傷者はいなかった。

厳良(イェン・リャン)が張超(ジャン・チャオ)に会いに行くと、張超は不敵に笑う。早く新聞の掲載を再開しろ。さもないと事態は制御できなくなるぞって。完全に捜査をコントロールしようとしてる。この未完成ビル、昔は李建国(リー・ジェングオ)や胡一浪(フー・イーラン)みたいな悪党どもが、ボスの孫伝福(スン・チュアンフー)と悪巧みをしてた場所らしい。江陽をどう潰すか、なんて話もここでしてたとか。

爆発現場には、爆弾の痕跡はなかった。代わりに、スチールベッドとか練炭コンロみたいな生活用品が散乱してた。近所の人の話だと、あのビルにはよく流浪漢(ホームレス)が出入りしてたらしい。厳良は、この流浪漢が鍵だと睨む。

そして、ラストシーン。厳良は、この事件の裏にいるであろう、行方不明になった元刑事・朱偉の行方を追い始める。

その頃、江潭市の片隅で、一人の男が水を運んでいた。ボロボロの服を着て、すっかり老け込んでいる。誰も気づかない。彼が、あの熱血刑事だった朱偉だなんて。

第6話の感想 - 散らばったピースがつながる瞬間

今回のエピソード、鳥肌が立ったよ。江陽が必死で録音した10年前の肉声が、ボイスレコーダーっていう物証になって、厳良たちの手に渡る。過去の捜査と現在の捜査が、初めて直接的に繋がった瞬間だった。この演出には唸ったね。時を超えて、江陽の執念が厳良に届いたみたいでさ。

朱偉っていうキャラクターも、一気に好きになった。やり方は無茶苦茶だけど、彼の正義感と行動力は本物だ。江陽にとって、初めてできた心強い味方だよな。この二人のコンビが、これからどうやって巨大な闇に立ち向かっていくのか。ワクワクする。

で、最後の衝撃だよ。あの落ちぶれた流浪漢が、まさか朱偉だったなんて。一体、彼の身に何があったんだ。あの正義感の塊みたいな男が、どうしてあんな姿になってしまったのか。希望が見えたと思ったら、すぐに絶望的な未来を突きつけてくる。このドラマ、本当に容赦ない。もう次が気になって仕方ない。

つづく