第7話 あらすじとネタバレ
現代:バラバラのピースが繋がり始める
現代パートの捜査は、地道だけど着実に進んでる。厳良(イェン・リャン)が新聞記事に目を留めた。カーン・グループの資金繰りが悪化。これが事件とどう繋がるのか。
一方、重案組は例の黒いサンタナを追ってる。でも、ナンバープレートがはっきりしないから、候補が数千台もあって捜査は難航中だ。朱偉(ジュー・ウェイ)の行方もまだ掴めていない。
そんな中、警察上層部の李建国(リー・ジェングオ)が、カーン・グループの胡一浪(フー・イーラン)とこっそり会ってた。警察より先に朱偉(ジュー・ウェイ)を見つけないとヤバい、なんて話してる。どう考えても真っ黒だろ、こいつら。
話は張超(ジャン・チャオ)の家に戻る。厳良(イェン・リャン)たちが張超(ジャン・チャオ)の家に行くと、妻の李靜(リー・ジン)が部屋を片付けて、例の浴室の手すりを撤去させようとしていた。怪しすぎるだろ、このタイミングで。
厳良(イェン・リャン)たちは慌ててゴミ処理場へ向かい、なんとか手すりを回収。その手すりの製造番号を調べてもらった結果、驚きの事実が判明する。製造されたのは2009年6月。張超(ジャン・チャオ)を殺害したとされるのは2010年だ。つまり、この手すりは事件のずっと前からそこにあったことになる。張超のアリバイ作りのために、事件後に取り付けられたものじゃなかったんだ。じゃあ、あの手すりは一体何なんだ?謎が深まるよな。
過去:巨大な壁との戦い
7年前の過去パートは、もっとヒリヒリする展開だ。キーパーソンだった丁春妹(ディン・チュンメイ)が突然姿を消した。彼女は侯貴平(ホウ・グイピン)を陥れたけど、殺されるとまでは思ってなかった。罪を告白して減刑されるはずだったのに、逃げる理由がない。
朱偉(ジュー・ウェイ)、それに陳明章(チェン・ミンジャン)の3人が彼女の店を調べると、掃除された跡、鏡の破片、それに血痕が見つかった。これはもう、ただの失踪じゃない。誰かに消されたと考えるのが自然だ。
朱偉は、丁春妹と繋がりのあったチンピラの黄毛(ホアンマオ)を捕まえる。そして、わざと泳がせて黒幕をあぶり出す作戦に出た。さすが朱偉、ただの熱血刑事じゃない。
この作戦が大当たり。黄毛が電話したのは、カーン・グループ副社長の胡一浪。その胡一浪は、さらに会長の孫伝福(スン・チュアンフー)に連絡を取った。これで黒幕の輪郭が見えてきた。
勢いに乗った朱偉は、検察官の江陽(ジアン・ヤン)を引っ張ってカーン・グループに乗り込む。手続きを重んじる江陽は反対するけど、朱偉は止まらない。でも、世の中そんなに甘くないんだよな。
胡一浪を連行しようとしたところで、会長の孫伝福本人が現れ、自分も警察に行くと申し出る。結局、上層部からの圧力であっさり釈放。県長まで出てきて朱偉を責め立てる始末だ。巨大な権力っていう壁が、マジで分厚い。
悔しさでいっぱいの朱偉は、諦めない。その日の夜、江陽を連れて黄毛がいる村へ向かうことを決めた。この二人の執念が、唯一の希望だ。
第7話の感想
いやあ、今回は朱偉と江陽の関係性がめちゃくちゃ光ってた回だったな。正義感で突っ走る朱偉と、法の手続きを重んじる江陽。やり方は正反対だけど、二人とも真実を暴きたいっていう気持ちは同じなんだよ。だからこそ、ぶつかりながらも一緒に進んでいける。このコンビ、本当に最高だ。
過去パートで描かれる権力の壁は、見ていて本当に胸が苦しくなる。正しいことをしようとしているだけなのに、ことごとく潰される。孫伝福っていうラスボス感のある男が出てきて、この先もっと絶望的な状況になるのが目に見えてる。
一方で、現代パートでは少しずつ光が見えてきた。特に、張超の妻・李靜(リー・ジン)の行動は怪しさ満点だ。彼女は夫を守ろうとしているのか、それとも何か別の秘密を隠しているのか。彼女がこの先の展開の鍵を握っているのは間違いない。過去の絶望と現代のわずかな希望が交錯して、息苦しいけど目が離せない。そんな回だった。
つづく
