あらすじとネタバレ
誕生祝いが地獄絵図の始まり
今日は莊蘆隱(ジュアン・ルーイン)の誕生日。めでたい日のはずなのに、雰囲気は最悪だ。息子の荘之甫(ジュアン・ジーフー)が曹静賢(ツァオ・ジンシエン)に捕まってるからな。莊蘆隱(ジュアン・ルーイン)は全然楽しそうじゃない。
宴にはたくさんの役人が集まってる。みんな莊蘆隱(ジュアン・ルーイン)に同情的で、曹静賢(ツァオ・ジンシエン)を弾劾しようぜって話で盛り上がる。莊蘆隱もその気になって、みんなで署名を集め始めた。
そこへ、主役みたいに曹静賢(ツァオ・ジンシエン)が登場。手には贈り物だとか言って、物騒な刀を持ってる。そして、さっき皆で署名した奏摺をひったくって、その場で燃やしちまった。役人たちはビビって帰ろうとするけど、曹静賢は誰も帰さねえって。もう完全に空気を支配してる。
曹静賢の悪魔的追い込み
曹静賢の本当の贈り物はここからだった。部下に命じて、ボロボロになった荘之甫(ジュアン・ジーフー)を連れてこさせたんだ。しかも、荘之甫(ジュアン・ジーフー)は両膝をえぐられてる。これはもう拷問だろ。見てるこっちが痛くなる。
曹静賢は皇帝の威光を傘に、荘之甫が罪を白状したって言い放つ。そして莊蘆隱にひざまずいて謝れば、息子の命は助けてやると迫る。自分の息子をそんな目に遭わされて、親が黙っていられるわけがない。
莊蘆隱は完全にブチ切れて、剣を抜いた。でも、曹静賢の方が一枚上手だった。なんと自分で自分の腕を剣で傷つけやがったんだ。莊蘆隱が俺を殺そうとしてる!って叫びながら、わざとよろめいて外に出ていく。完璧な自作自演だ。この男、本当に底が知れない。
地下室の対決と衝撃の正体
屋敷中が大パニック。その隙に、蔵海(ザンハイ)はこっそり財庫の地下室へ向かう。彼の本当の狙いはこっちだ。
同じ頃、香暗荼(シアン・アン・トゥー)を盗むために地下室に忍び込んでいた。陸煙(りく えん)が手引きしてる。でも、そこにはすでに蔵海(ザンハイ)がいた。彼は床一面に油を撒いて、罠を仕掛けて待っていたんだ。
香暗荼(シアン・アン・トゥー)は仮面で顔を隠している。蔵海(ザンハイ)は侵入者に気づき、逃げようとした相手の足を矢で射抜く。そして、その仮面を剥ぎ取った。
仮面の下から現れた顔。それは、冬夏国の質子として知っていた香暗荼だった。蔵海は言葉を失う。まさか彼女が、ずっと探していた3人目の仇だったなんて。
蔵海は自分が蒯铎(クァイ・ドゥオ)だと正体を明かす。そして、家族を皆殺しにした仇として、香暗荼に復讐を誓う。彼は両親の人皮が置かれた前でひざまずくと、地下室に火を放った。そして、気絶した香暗荼を抱きかかえて、炎の中から姿を消す。
庄家の反撃とそれぞれの道
屋敷では、莊蘆隱のもう一人の息子、荘之行(ジュアン・ジーシン)が兵を率いて駆けつけた。形勢は一気に逆転。曹静賢の部下は次々と倒されていく。
追い詰められた曹静賢は逃げようとする。荘之行(ジュアン・ジーシン)がとどめを刺そうとした瞬間、陸煙が割って入って曹静賢を守り、二人を逃がした。陸煙の行動も、本当に謎が多いよな。
すべてが終わった後、莊蘆隱は蔵海を疑う。今日の騒ぎは、お前が裏で糸を引いていたんじゃないかって。蔵海はそれを否定する。逆に、息子の荘之甫が曹静賢に情報を漏らしたんじゃないかと指摘した。
荘之甫は傷がひどく、高熱でうわごとを言っている。医者もさじを投げた状態だ。莊蘆隱はすべてを悟ったように、荘之行(ジュアン・ジーシン)に庄家の未来を託した。
感想
いや、マジで今回は情報量が多すぎた。莊蘆隱の誕生祝いっていう一つの舞台で、ここまで話を動かしてくるとは。脚本がうますぎる。曹静賢の悪役っぷりは、もう芸術の域に達してるよな。自分で自分を刺して被害者を装うなんて、普通の悪役じゃ思いつかない。彼の狂気が物語全体を引っ張ってる感じがする。
そして、何よりも衝撃だったのは、香暗荼の正体バレだ。蔵海がずっと追い求めていた最後の仇が、まさか彼女だったとは。蔵海が仮面を剥がした瞬間の、あの驚きと絶望が入り混じった表情は忘れられない。復讐を誓う相手だけど、二人の間にはそれだけじゃない何かがあったはずだ。この複雑な関係が、これからどうなっていくのか。蔵海は本当に彼女を殺せるのか。考えただけでゾクゾクする。
蔵海の復讐劇が、ただの計画じゃなくて、予期せぬ感情に揺さぶられ始めてる。この人間臭さが、このドラマの最高の魅力だよな。
つづく

