第31話 ネタバレついに結ばれた二人と、秘宝のありか
いやー、今回もすごかったね。話がめちゃくちゃ動いたよ。
誤解が解けて、まさかの共闘へ
まず、蔵海(ザンハイ)が大きな勘違いをしていたことがわかる。彼は、一家を殺した3人目の仇が冬夏の女王、つまり香暗荼(シアン・アン・トゥー)の母親である明玉肃提(ミンユー・スーティ)だと思い込んでた。それで、本気で彼女を殺そうと罠を仕掛けるんだ。
でも、ギリギリのところで香暗荼(シアン・アン・トゥー)が止めに入る。そこで明玉肃提(ミンユー・スーティ)が全部話してくれた。彼女は蔵海(ザンハイ)を殺してなんかいなかった。それどころか、二人の間には特別なつながりがあったらしい。
これには蔵海も頭が真っ白。じゃあ、俺に嘘の情報を流したやつは何が目的なんだって。3人目の本当の仇は誰なのか、また謎が深まっちゃったわけ。
影絵の告白、そして…
そんな混乱の中、香暗荼が蔵海を呼び出すんだ。彼女、ずっと切なかったからね。国のために人質になり、やっと好きな人ができたと思ったら、その彼が自分の母親を殺そうとしてる。もう心がぐちゃぐちゃだったはず。
彼女は蔵海のために影絵を披露する。それは一匹の小さな金魚と、一羽の白鳥の物語。金魚が蔵海で、白鳥が自分。この影絵が、彼女の言葉にならない想いのすべてだった。
このストレートな愛情表現に、ついに蔵海の心の壁が崩れた。彼はもう彼女の気持ちから逃げないと決める。やっと、やっとだよ。ずっとすれ違ってきた二人が、ここでようやく結ばれた。本当に良かった。
ヤバすぎる秘宝癸玺の正体
話はここで終わらない。誤解が解けた明玉肃提が、蔵海に衝撃の事実を明かす。それは、蔵海の一家が狙われた原因、癸玺(きじ)という秘宝の存在だ。
この癸玺、とんでもない代物だった。瘖兵(いんへい)っていう、生きた人間に取り憑いて戦う兵隊を呼び出せるらしい。完全にチートアイテム。
昔、冬夏の初代女王がこれを使って国を築いた。でも、その力に逆に喰われて死んだ。その後、明玉肃提の母親がまた封印を解いて大雍と戦ったけど、やっぱり大きな代償を払った。ヤバすぎて、誰も知らない場所に隠したはずだった。それを蔵海の父・蒯铎(クァイ・ドゥオ)が見つけちゃったから、殺されたんだ。
明玉肃提は、この癸玺が世に出ることを恐れている。だから蔵海に頼むんだ。一緒に癸玺を見つけてほしい。そうすれば、3人目の仇の正体を教えるって。これはもう、乗るしかない取引だよね。
羅盤が示した衝撃の場所
明玉肃提が作った特別な羅盤と、鍵となる銅魚を使って捜索が始まる。すると、羅盤が指し示したのは、なんと皇宮のど真ん中。しかも、皇帝のプライベートな後宮である含章殿だった。
これには蔵海も凍りつく。一番安全で、一番危険な場所じゃないか。灯台下暗しってやつだ。蔵海は、皇帝自身が父に癸玺を探させていたんじゃないかと疑い始める。
最悪なことに、この情報は敵の曹静賢(ツァオ・ジンシエン)にも伝わった。怪我から回復した彼は、癸玺が含章殿にあると聞いて不気味に笑う。これで役者が全員そろった感じ。癸玺を巡る争奪戦が始まりそうだ。
蔵海は、この癸玺をエサにして最後の仇をおびき出すという危険な賭けに出る。仲間はみんな反対するけど、彼の決意は固い。復讐を終わらせるために、彼はすべてを懸けるつもりだ。
今回のエピソード、ぶっちゃけどうだった?
今回は本当に神回だったと思う。まず、ずっとやきもきさせられてきた蔵海と香暗荼がついに結ばれた。影絵の告白はベタだけど、すごくロマンチックで良かった。彼女の健気な想いが報われて、こっちまで嬉しくなっちゃったよ。
それから、物語の核心である癸玺の全貌が見えてきたのが大きい。ただの復讐劇じゃなくて、国を揺るがす秘宝探しの要素が加わって、一気に話のスケールがでかくなった。そのありかがまさかの皇宮、しかも皇帝のプライベート空間っていう展開は最高に痺れる。敵の曹静賢(ツァオ・ジンシエン)もその情報を掴んだことで、三つ巴の争奪戦は避けられない。蔵海が立てた危険な作戦も含めて、次の展開がまったく読めない。恋も復讐も宝探しも、全部まとめて加速した感じ。本当に見ごたえがあったよ。
つづく

