あらすじ

都では先帝の霊が現れたって噂で持ちきりになってる。これにビビったのが、高官の莊蘆隱(ジュアン・ルーイン)。自分の責任問題になるのをめちゃくちゃ恐れてるんだ。そこに楊真(ヤン・ジェン)っていう、いかにも悪そうな連中がある提案をする。皇陵の修繕は、蔵海(ザンハイ)にやらせましょうってね。表向きは推薦だけど、本当の狙いは蔵海(ザンハイ)を亡き者にすること。まんまと罠にはまったフリをして、蔵海は欽天監(きんてんかん)の役職をもらって皇陵へ向かう。もちろん、蔵海は敵の魂胆なんて全部わかってる。この絶体絶命の状況、どうするつもりなんだろうな。

ネタバレ

皇陵の謎と父の旧友

蔵海が皇陵に着くと、案の定、褚懐明(チョカイメイ)が待ち構えてた。中に入ると、床が水浸し。これが先帝の霊騒ぎの真相だったわけだ。蔵海はすぐに見抜く。5年前の川の工事が原因だって。防水工事をサボったせいで、大雨が降って地下水が溢れた。その水圧で先帝の棺が浮き上がって、入口を塞いだ。ただそれだけのこと。褚懐明(チョカイメイ)の職務怠慢をズバリと指摘する。さすが蔵海、頭が切れるよ。

修繕作業中、蔵海は一人の工匠と出会う。姫群(キグン)、実は蔵海の亡き父・蒯铎(クァイ・ドゥオ)の親友だった。蔵海は気づいて胸が熱くなるけど、姫群(キグン)は目の前の青年が誰なのか知らない。姫群も昔は役人だったけど、友(蔵海の父)の一家が皆殺しにされた事件で官僚の世界に絶望したらしい。今はただの工匠として、波風立てずに生きてる。蔵海は自分の正体を明かせない。このすれ違い、見ていて本当にもどかしいよな。

高明(ガオ・ミン)の奇策

一方、都では相棒の高明(ガオ・ミン)が動いてた。蔵海に頼まれた通り、盲目の占い師に変装する。例の高官、莊蘆隱(ジュアン・ルーイン)の馬車が通る道に、こっそり虎の尿をまいておくんだ。馬がその匂いに驚いて立ち往生する。そこへ高明がすっと現れる。あなたには邪気がついてますなとか言って莊蘆隱(ジュアン・ルーイン)の不安を煽るんだよ。まんまと屋敷に呼ばれた高明。ここからが本番。おみくじを引かせたら、案の定最悪のくじが出た。でも高明が火を使ったちょっとしたトリックをやると、そのくじがまあまあ良いに変わる。近々、貴人が現れてあなたを助けますよと予言する。莊蘆隱はすっかり信じ込んじまう。意外と単純なやつだな。高明のこういうトリッキーな活躍、見てて本当に楽しいよな。

仕組まれた殉葬

皇陵の修繕は蔵海の指揮で無事に終わる。みんなで打ち上げをしてるところに、褚懐明がやってくる。そして、とんでもないことを言い出すんだ。姫群たち8人の工匠は、先帝のために殉葬してもらう家族の面倒は見るから、なんて言ってるけど、要は口封じだ。褚懐明と荘之甫(ジュアン・ジーフー)が工事費を横領してたからな。さらに褚懐明は宣言する。蔵海は自ら、太后様のために殉葬を申し出た!周りがざわつく中、蔵海はそれをあっさり認める。はい、その通りですって感じで。ここで6話は終わり。え、マジかよ!って声出たわ。

感想

いや、最後の展開は心臓に悪いって。蔵海が殉葬を受け入れるなんて、一体どういう作戦なんだよ。彼の頭の中では、もう次の次の手まで見えてるんだろうな。そう信じたい。今回は、蔵海が皇陵の謎を科学的に解明するパートがすごく面白かった。オカルト騒ぎを、ちゃんと論理で片付けるのが彼らしい。それと、高明の占い師作戦も見事だったな。あのコンビは本当に見てて飽きない。父の旧友・姫群との出会いも切なかった。正体を明かせないもどかしさがヒシヒシと伝わってきたよ。でも、全部吹っ飛ぶくらい最後のインパクトが強すぎた。蔵海は死ぬ気なんてないはず。ここからどうやって大逆転するのか、気になって眠れない!

つづく