ついに悪徳商人・銭大有(チェン・ダーヨウ)を追い詰めるため、陳梅卿(チェン・メイチン)たちが動き出します。
羅疏は危険を承知で、ある人物になりすまして敵のアジトである鉱山へ潜入。
しかし、敵も証拠隠滅のために非情な手段を用意していました。
緊迫の救出劇の裏で、涙なしでは見られない悲劇が起こってしまいます。
「錦嚢風月譚(きんのうふうげつたん) 清光が照らす真実」あらすじネタバレ15話
陳梅卿(チェン・メイチン)の心理戦と王茂の誤解
羅疏(ルオ・シューシャン)は九死に一生を得て薪小屋に戻ってきました。
彼女はすぐに斉夢麟(ジャイ・ズールー)に先ほどの危険な出来事を伝えます。
誰が拝月(バイユエ)を殺したのか見当もつきませんが、とにかく死体が見つからないよう血痕を拭き取りました。
幸い、現場は廃坑なので簡単には見つからないはずです。
一方、銭大有(チェン・ダーヨウ)は拝月(バイユエ)が行方不明になったと知り、焦りを募らせていました。そこへ陳梅卿(チェン・メイチン)が酒を持って現れます。彼は銭大有に対し、お前が民の娘を誘拐しているという告発状が届いていると揺さぶりをかけました。さらに張公公(ちょうこうこう)の地位も危うい。今のうちに罪を認め、張公公を告発すれば韓慕之(カン・ボシ)がとりなしてくれると持ちかけます。
この会話を、手下の王茂(ワン・マオ)が盗み聞きしていました。実は、県衙に銭大有を告発したのは、正義感を持っていた王茂だったのです。しかし王茂は、陳梅卿(チェン・メイチン)と銭大有が裏で繋がっていると勘違いしてしまいます。彼は腹いせに、陳梅卿の婚約者とされる棗花(ザオファ)を殺そうとしました。
身代わり作戦と潜入
王茂が棗花を袋詰めにして連れ去ろうとしたその時、羅疏と斉夢麟(ジャイ・ズールー)が正体を明かします。
二人は官府の潜入捜査官であることを告げ、陳梅卿もまた銭大有を一網打尽にするために証拠を集めているのだと説明しました。
王茂はようやく誤解を解き、拝月を殺して羅疏を助けたのが自分だったことも判明します。
彼は棗花に謝罪し、協力することを誓いました。
ここで危険な賭けに出ます。羅疏が棗花のふりをして袋に入り、鉱山の奥深くにある監禁場所へ潜入することになったのです。斉夢麟(ジャイ・ズールー)は心配しますが、他に方法がありません。王茂は羅疏が入った袋を銭四狗に渡し、彼女は鉱洞へと運ばれていきました。一方、本物の棗花は小豆苗の手引きで鉱山を脱出し、韓慕之(カン・ボシ)たちに情報を伝えます。
絶体絶命の鉱洞
銭大有のもとに、張公公の腹心である黄公公が現れました。
黄公公は張公公は安泰だと告げ、銭大有を安心させます。
銭大有は上機嫌で鉱洞へ向かい、袋の中身を確認しました。
しかし、そこに入っていたのは棗花ではなく羅疏でした。
銭大有は騙されたと気づき激怒します。
斉夢麟と王茂も鉱洞に駆けつけ、羅疏を救出しますが、銭大有たちに包囲されてしまいました。斉夢麟はついに自分は総督の息子だと身分を明かします。これを知った黄公公はパニックになり、銭大有にこいつらを殺して鉱洞ごと爆破し、事故に見せかけろ!と非情な命令を下しました。
二つの尊い犠牲
外では韓慕之(カン・ボシ)が兵を率いて到着し、激しい乱戦となっていました。
黄公公は陳梅卿も殺すよう命じます。
刺客の剣が陳梅卿に迫ったその瞬間、棗花が身を挺して彼をかばいました。
剣は彼女の胸を貫きます。
陳梅卿の腕の中で、棗花は最期の力を振り絞って想いを伝え、息を引き取りました。
愛する人を失った陳梅卿の悲痛な叫びが響き渡ります。
一方、鉱洞の中では爆破の準備が進められていました。王茂は痛みをこらえて縄を焼き切り、羅疏と斉夢麟、そして監禁されていた娘たちを解放します。一行が出口へ向かおうとしたその時、ダイナマイトが投げ込まれました。王茂はとっさに自分の体で爆薬を覆い込みます。彼の犠牲によって、羅疏たちは辛くも脱出に成功したのでした。
第15話の感想
あまりにも悲しい回でした。
純粋な心を持っていた棗花が、愛する陳梅卿を守って命を落とすなんて…。
最期の告白シーンは涙なしでは見られません。
そして、最初は敵かと思われた王茂の壮絶な最期にも胸が締め付けられました。
自分の命を犠牲にして皆を救う姿は、まさに英雄です。
多くの犠牲を払って得た証拠、どうか無駄にしないでほしいと願うばかりです。
つづく

