難解だった殺人事件がついに決着し、黒幕が法廷で裁かれます。事件解決と共に、ヒロイン・疏羅香(ルオ・シューシャン)はずっと望んでいた自由を手に入れますが、それは同時に、ある人物との恋の終わりも意味していました。
ほろ苦い結末の余韻に浸る間もなく、物語は新たなトラブルへ。村の水源争いを発端に、疏羅香(ルオ・シューシャン)が誘拐されてしまいます。彼女を追った斉夢麟(ジャイ・ズールー)がたどり着いた屋敷では、ドロドロの愛憎劇が繰り広げられていて……!?
「錦嚢風月譚(きんのうふうげつたん) 清光が照らす真実」あらすじネタバレ20話
昏睡からの目覚めと、別れの予感
斉夢麟(ジャイ・ズールー)の回復と献身的な看病
丸一日以上も昏睡状態だった斉夢麟(ジャイ・ズールー)が、ようやく目を覚ましました。
その間、片時も離れず看病を続けていたのは疏羅香(ルオ・シューシャン)です。
彼女は甲斐甲斐しく世話を焼き、お粥を持ってこようとしますが、斉夢麟(ジャイ・ズールー)はお腹は空いていないと嘘をつきます。
ただ、もう少し彼女にそばにいて欲しかったんですね。
蔡捕頭(ツァイほとう)が金老六と牢番の老宋の供述書を持って臨汾へ戻ることになりました。斉夢麟も、疏羅香(ルオ・シューシャン)に促されて食事をとり、一緒に帰る準備を始めます。出発前、斉夢麟は玉貞の家の塀越しにお金と手紙を投げ入れました。いい人を見つけて幸せに暮らせというメッセージに、玉貞は不思議そうな顔をしていましたね。
帰りの船上でのすれ違い
斉夢麟と疏羅香(ルオ・シューシャン)は船で臨汾へ向かいます。
まだ体調が万全ではない斉夢麟を、疏羅香は優しく気遣い、肉まんを買ってあげたりします。
その優しさに心が温まる斉夢麟でしたが、つい余計なことを言ってしまいました。
韓慕之(カン・ボシ)のことは忘れろと彼を悪く言ってしまったのです。
これには疏羅香もへそを曲げ、口をきかなくなってしまいました。
臨汾に着くと、彼女は一人でさっさと船を降りてしまいます。
ついに明かされる真実と、切ない決断
自由への証書と韓慕之(カン・ボシ)の苦悩
県衙(役所)に戻った疏羅香に、驚きの知らせが待っていました。
劉婉(リュー・ワン)が臨汾を去ったというのです。
そして韓慕之(カン・ボシ)がついに、疏羅香の脱籍文書(賤籍から抜けるための書類)を手渡しました。
これで彼女は自由の身です!
これまでにない解放感に包まれる疏羅香。
その後、陳梅卿(チェン・メイチン)が駆けつけ、事の真相を語ります。実は劉婉(リュー・ワン)は、この脱籍文書を盾にして、韓慕之に婚約破棄をしないよう脅していたのです。韓慕之が以前、彼女の窮地を救えなかったのは、この書類を人質に取られていたからでした。疏羅香はようやく彼の苦しい立場を理解しました。
法廷での対決、呉状元の悪事を暴け
韓慕之は呂万昌らを尋問し、黒幕である呉状元を呼び出します。
呉状元は、金を受け取って呂万昌の罪をもみ消そうとしたことを否定し、のらりくらりと責任逃れをします。
アリバイ工作までして無実を主張する呉状元。
しかし、ここで疏羅香が証拠を突きつけ、さらに魏典吏が証人として現れました!
韓慕之と陳梅卿(チェン・メイチン)の説得により改心した魏典吏が、呉状元の罪を公の場で暴露したのです。
これにはさすがの呉状元もぐうの音も出ませんでした。
恋の終わりと新たな道
馬天錦殺害事件は無事に解決しました。
しかし、韓慕之の心は複雑です。事件が終われば、疏羅香が去ってしまうからです。
疏羅香は別れの挨拶に来て、彼から贈られた玉の腕輪を返しました。
脱籍のために尽力してくれたことに感謝しつつも、私たちに縁はなかったと告げます。
韓慕之は必死に引き止め、捕快(捜査官)として残ってほしいと懇願しました。その熱意に負け、疏羅香は仕事として残ることを承諾します。しかし、返された腕輪を見つめる韓慕之の胸には、彼女とはもう結ばれないという痛みが走るのでした。
新たな事件、そして屋敷のドロドロ劇へ
水源争いと疏羅香の危機
陳梅卿(チェン・メイチン)は、韓慕之にもう想いは断ち切れと諭しますが、韓慕之はただ近くにいてくれるだけでいいと願います。
一方、元気になった斉夢麟は、村同士の水源争いの現場へ向かいました。
疏羅香が危険な目に遭っていると聞き、急いで兵を率いて駆けつけます。
現場に着くと、疏羅香は何者かに連れ去られた後でした。斉夢麟は馬で追跡し、ある大きな屋敷にたどり着きます。中に入ると、そこにはなんと劉婉(リュー・ワン)がいました。彼女は臨汾を去っておらず、従姉の薛文茵の家に身を寄せていたのです。劉婉(リュー・ワン)は、約束通り疏羅香を県衙から追い出そうと画策して誘拐したのでした。疏羅香は韓慕之とはもう終わっている、仕事が好きで残っているだけだと説明します。
不義密通の疑い!?
その屋敷では、別の騒動が起きていました。
斉夢麟が庭に忍び込んだところ、薛文茵に見つかり悲鳴を上げられてしまいます。
すぐに捕まった斉夢麟ですが、そこへ家の主人である周賢と、側室の小月が現れました。
側室の小月は、正妻である薛文茵を陥れようと虎視眈々です。
なんと、薛文茵のベッドから男の下着が見つかり、周賢は斉夢麟との不義密通だと激怒!斉夢麟が打ち殺されそうになったその時、疏羅香が助け舟を出しました。彼は私を探しに来ただけです!劉婉(リュー・ワン)も口裏を合わせ、なんとかその場を収めましたが、なんだかドロドロした愛憎劇に巻き込まれてしまいましたね。
第20話の感想
ついに事件解決!そして疏羅香が自由の身になれたシーンにはグッときました。韓慕之が煮え切らない態度だった理由も判明しましたが、時すでに遅し、という切なさが残りますね。
それにしても、後半の展開には驚きました。シリアスな事件解決から一転、昼ドラのような屋敷内の正妻vs側室の争いに、斉夢麟が巻き込まれるとは(笑)。劉婉(リュー・ワン)の執念深さにも呆れますが、斉夢麟の不審者扱いが板につきすぎていて笑ってしまいました。
つづく

