消えた死体と新たな疑惑

牛大力(ぎゅうたいりき)の死体が消えた。側室の小月(しょうげつ)がこっそり運び出したんだ。でも、紫煙(しえん)がしっかり見てたから、すぐに羅疏香(ルオ・シューシャン)たちにバレた。羅疏香は外で待ってた斉夢麟(ジャイ・ズールー)に頼んで、なんとか死体を取り戻す。香堂の元トップも、死体が自分の弟子だったって認めたよ。

これで、点と点がつながってきた。昔、小月は子供が欲しくて香堂を頼った。そこで牛大力と関係を持って妊娠したわけだ。香堂が潰れて行き場を失くした牛大力は、小月を頼ってきた。弱みを握られた小月は、牛大力の言いなりになるしかなかった。正室の薛文茵(せつぶんいん)を追い出すために、自分の下着を薛文茵の寝床に隠させたのも、牛大力にやらせたことだった。

劉婉(リュー・ワン)は小月が口封じに殺したに決まってる!って息巻いてる。でも羅疏香は首をかしげる。小月の目的は薛文茵を追い出すこと。そのために協力者の牛大力を殺すのは、どうも筋が通らない。

暴かれる家庭内の闇

薛文茵はもう我慢の限界だった。一刻も早く小月を罰してほしい。いっそ死んでしまいたいとまで思い詰めてる。その時、羅疏香は薛文茵の体にある無数の傷に気づいた。夫の周賢(しゅうけん)から暴力を受けていたんだ。これには羅疏香もブチギレて、すぐに役所に駆け込んだ。

役人の蔡捕頭(ツァイほとう)が周家に来て、小月を連行しようとする。夫の周賢は必死で止めた。大局を見ろなんて薛文茵に言う始末。さらに息子までダシにして情に訴え始めた。

この一言が、薛文茵の堪忍袋の緒を切った。あの子はあなたの子じゃない!。彼女は叫んだ。逆上した周賢が薛文茵に殴りかかろうとする。羅疏香が間一髪でそれを止めた。もうめちゃくちゃだ。

食い違う証言

屋敷での尋問が始まった。羅疏香が小月と牛大力の関係を問い詰める。小月はいとこですなんて白々しい嘘をつく。羅疏香は香堂での一件を突きつけて、その嘘をあっさり暴いた。

周賢は自分の子供が牛大力の子かもしれないと聞いて、信じられない様子だ。家の恥が広まるのを恐れて、蔡捕頭(ツァイほとう)たちを食事に誘って時間を稼ごうとする。その間に、周賢は小月と二人きりになった。

真相を吐けと迫る周賢に、小月は笑って言った。役立たず。周賢は激怒して小月の首を絞める。羅疏香たちが飛び込んできて、なんとか引き離した。

ここで小月がすべてをぶちまけた。幼なじみだったのに、周賢は出世のために薛文茵と結婚した。自分は周賢の跡継ぎを産むために香堂へ行った。牛大力を殺してはいない。死体を運び去るように言ったのは、周賢本人だと暴露したんだ。

ネタバレ:真犯人の告白

羅疏香が仕掛けた罠

羅疏香は周賢が犯人だと疑う。でも決定的な証拠がない。劉婉(リュー・ワン)は凶器を見つけろと急かす。その会話を聞いていた薛文茵が、調査を手伝うと申し出た。

羅疏香と劉婉(リュー・ワン)は、凶器は香炉じゃないかと推理する。そしてわざと薛文茵に聞こえるように言った。小月の部屋を探しに行こう。

これは羅疏香が仕掛けた罠だった。

その夜、案の定、薛文茵がこっそり香炉を小月の部屋に置こうとした。そこを羅疏香たちが押さえた。すべて、羅疏香の読み通りだったわけだ。

悲しい殺意の果て

追い詰められた薛文茵は、ついにすべてを告白した。

牛大力を殺したのは自分だと。

小月が牛大力を使って自分を陥れようと話しているのを見てしまった。だから、彼女は牛大力に直接交渉を持ちかけた。子供の父親が周賢じゃないと証言してくれたら、倍のお金を払うと。

でも牛大力は薛文茵に手を出そうとした。もみ合いになって、牛大力は倒れて気絶。恐怖に駆られた薛文茵は、そばにあったロープで彼の首を絞めて殺害し、自殺に見せかけたんだ。

翌朝、薛文茵は蔡捕頭(ツァイほとう)と共に役所へ自首していった。

事件は終わった。羅疏香は役所を辞め、諸国を巡る旅に出ることを決める。劉婉(リュー・ワン)は彼女の才能を惜しむけど、その決意を尊重した。周家の門を出ると、斉夢麟(ジャイ・ズールー)がずっと待っていた。彼は羅疏香と共に旅をすると言う。

一方、周賢は小月に離縁状を渡し、教諭の職も罷免された。小月は子供を連れて、一人去っていく。

感想

いやー、今回の事件、後味が悪いな。結局、一番の被害者は薛文茵だったのかもしれない。夫の周賢はとんでもないクズだし、側室の小月には陥れられる。毎日DVに耐えて、精神的に追い詰められて、ついには人を殺してしまった。同情はするけど、もちろん殺人は絶対にダメだ。でも、彼女をそこまで追い込んだ周りの環境がひどすぎる。

周賢みたいな男のために、女たちが人生をめちゃくちゃにされるのは見ていて本当に辛いよ。小月も哀れな女だったな。

そんな中で、羅疏香の推理力は今回もキレッキレだった。最後の罠は見事だったね。彼女が役所を辞めて旅に出るって決めたのは、なんか分かる気がする。こんな人間の醜い部分ばかり見てたら、そりゃ嫌にもなるだろう。斉夢麟(ジャイ・ズールー)が一緒に行くって言ってくれたのが、唯一の救いかな。あいつら、本当にお似合いだと思うんだ。

つづく