斉夢麟(ジャイ・ズールー)と共に太原を訪れた疏羅香(ルオ・シューシャン)は、幼い頃に生き別れた両親との思い出の場所を探し歩きます。しかし、そこで待っていたのは、彼女の過去を知る危険な男との再会と、実家を焼き尽くした火事に隠された恐ろしい真実でした。二人の絆を試すような衝撃の事実が明らかになります。
「錦嚢風月譚(きんのうふうげつたん) 清光が照らす真実」あらすじネタバレ24話
不穏な再会と、太原(タイユエン)の休日
朝食を終えた疏羅香(ルオ・シューシャン)は、少し外を歩きたい気分でした。斉夢麟(ジャイ・ズールー)は幼馴染との約束があり同行できませんでしたが、二人が一緒に出かけると、太原で一番の富豪・秦熠(シン・イー)に出くわします。
秦熠は斉夢麟(ジャイ・ズールー)の次兄・斉雁錦(チー・イェンジン)を訪ねてきたようですが、疏羅香(ルオ・シューシャン)を見るなり親しげに玉蘭(ユーラン)と呼びかけました。疏羅香(ルオ・シューシャン)は冷たく無視しましたが、斉夢麟(ジャイ・ズールー)は気が気じゃありません。なぜ彼を知っているんだ?と問い詰めると、疏羅香は鳴珂坊に入る前からの知り合いだとだけ告げ、足早に去ってしまいます。
実は秦熠、塩の専売許可証である塩引を求めて斉家に来ていました。しかし、朝廷の管理が厳しく、斉雁錦も簡単には動けません。秦熠は家督を継げば自由になるとそそのかしますが、兄弟仲を重んじる雁錦はこれを拒否。帰り際、秦熠は斉夢麟が連れてきた女には気をつけろと不気味な忠告を残すのでした。
消えた実家と甘い妄想
疏羅香はかつて太原で暮らしていましたが、大火事で両親を亡くし孤児となった過去があります。記憶を頼りに実家を探しますが、街並みは変わり、思い出の包子(パオズ)店も見つかりません。
一方、斉夢麟は集まりを早々に切り上げ、疏羅香の元へ飛んで帰ってきました。もし彼女が妻だったら…なんて妄想をしてニヤニヤが止まらない様子。疏羅香が実家を見つけられなかったと知ると、すぐに部下の連書(リエン・シュー)を使って調査を始めさせます。この行動力、さすがですよね。
過去の呪縛と大晦日の夜
翌朝、疏羅香を待ち伏せしていた秦熠は、無理やり彼女を茶屋へ連れ込みます。彼はかつて疏羅香を利用して秦家の当主にのし上がった過去があり、それを後悔してやり直したいと迫ります。
しかし、疏羅香はきっぱりと拒絶。誰にも私の人生を支配させないと言い放ち、席を立ちました。この様子を、兄の命令で監視していた斉家の部下が目撃してしまいます。
斉家に戻った疏羅香を待っていたのは、次兄・雁錦からの冷酷な通告でした。弟から離れろ、さもなくば容赦しない。そんな事情を知らない斉夢麟は、大晦日の飾り付けに大はしゃぎ。家宴が終わったら一緒に年越ししよう!と無邪気に約束します。
賑やかな宴と孤独な影
斉家の年越しは大賑わい。斉総督をはじめ家族が揃う中、斉夢麟は上の空です。こっそり美味しい料理を取り分け、疏羅香に届けさせる優しさを見せます。自分の手柄話をして祖母を喜ばせる斉夢麟ですが、父である総督からは年明けに説教だと釘を刺される始末。
食後の観劇の時間、斉夢麟は隙を見て抜け出し、疏羅香の元へ。兄の雁錦に見つかり注意されますが、恋する彼は止まりません。
灰の中の真実
翌朝、斉夢麟は疏羅香を連れて、見つけ出したあの包子店へ向かいます。その近くで、ついに疏羅香はかつての自分の家を見つけました。今は他人の家となっていましたが、住人の許可を得て中へ入ります。
そこには、父が柱に刻んでくれた身長の記録が残っていました。涙が止まらない疏羅香。さらに、近所に住む郭(グオ)おばさんと再会します。彼女こそ、あの大火事から疏羅香を救い出してくれた恩人でした。
消えない火の謎
郭おばさんの話には不可解な点がありました。あの夜は土砂降りだったのに、火は全く消えなかったというのです。さらに、焼け跡からは奇妙な焦げ臭さが漂っていたと。
斉夢麟はすぐに調査を開始。様々な燃料を燃やして臭いを検証した結果、それが軍需物資である石漆(せきしつ/石油のこと)だと判明します。一般人が入手困難な石漆が、なぜ一般家庭の火事に?斉夢麟は、当時父が山西に駐屯していたことを思い出します。まさか、自分の家族が関わっているのか…。一方、疏羅香は親戚に預けられた後、人買いに売られ、秦熠に買われた悲しい過去を思い出していました。
第24話の感想
斉夢麟の疏羅香大好き!なオーラが全開で、見ていて微笑ましい前半から一転、後半のミステリー展開にはゾッとしました。特に、雨でも消えない石漆の炎。これが斉夢麟の父親と繋がってしまうと、二人の関係はどうなってしまうんでしょうか…。そして秦熠の執着心が怖い!やり直したいなんて言っていますが、目が全然笑っていません。彼が今後どう絡んでくるのか、不安と期待が入り混じります。
つづく

