羅疏香(ルオ・シューシャン)は斉夢麟(ジャイ・ズールー)に自身の悲しい生い立ちと、秦熠との因縁を打ち明けます。二人は13年前の火事の真相を追いかけますが、行く先々で何者かに妨害されてしまいます。そんな中、斉夢麟の名前で羅疏香に毒入りのお菓子が届けられる事件が発生。犯人を誘き出すための罠を仕掛けた二人が捕まえたのは、なんと斉夢麟の兄の部下でした。身内への疑念が深まる中、羅疏香は斉夢麟を守るためにある決断を下します。
「錦嚢風月譚(きんのうふうげつたん) 清光が照らす真実」あらすじネタバレ25話
羅疏香の壮絶な過去と秦熠との因縁
羅疏香(ルオ・シューシャン)は、ついに斉夢麟(ジャイ・ズールー)に心を開きましたね。彼女は自身の悲惨な幼少期について語り始めます。かつて人身売買によって秦家に売られた彼女。秦熠(チン・イー)が彼女を家に連れ帰ったものの、執事は彼女が病弱であることを理由に拒否しました。
秦熠が懇願しても無駄でしたが、そこで救いの手を差し伸べたのが五番目の側室でした。彼女は羅疏香に琴棋書画や礼儀作法を教え込みます。しかしその後、側室が秦家を去って鳴珂坊へ行く際、羅疏香も無理やり連れて行かれることになります。羅疏香は秦熠に助けを求めましたが、彼は冷たく突き放し、二人を追い出してしまったのです。
羅疏香はずっと秦熠を実の兄のように慕っていました。それなのに、彼は彼女の信頼を利用して側室を追い落としたのです。これ以来、彼女は秦熠を深く恨むようになりました。後に秦家の当主となった秦熠が迎えに来ても、彼女が頑なに拒否したのはこのためだったんですね。斉夢麟(ジャイ・ズールー)は彼女の過去を聞き、胸を痛めながらも過去は忘れようと優しく慰めます。
妨害される捜査と毒入りの点心
羅疏香は、かつての隣人である郭夫妻を訪ねます。火事のあとに誰が家に来たかを探りますが、二人は知らないと答えるばかり。実は、彼らの息子が斉家に人質に取られており、嘘をつくしかなかったのです。一方、斉夢麟(ジャイ・ズールー)も軍の武器庫へ向かい、13年前の石漆(石油)について調べようとしますが、担当者は口を閉ざします。これもまた、何者かの手が回っていたからでした。
二人は手がかりを求めて賭博場へ向かいます。しかし、店主が口を開こうとした瞬間、捕吏たちが現れて店主を連行してしまいました。斉夢麟は兄たちに助けを求めますが、長兄には叱責され、次兄の斉雁錦(チー・イェンジン)からは捜査をやめろと警告されます。それでも諦めない二人は、知府の息子である孫乾の力を借りて、なんとか店主を救出しました。
店主の証言で、火事の当日に羅疏香の父が大勝ちしていたこと、そしてある常連客と一緒にいたことが判明します。そんな中、羅疏香のもとに斉夢麟の名義で好物の点心が届きました。斉夢麟がそれを食べようとした瞬間、羅疏香は違和感を覚えます。銀のかんざしで調べると、なんと点心には毒が盛られていました。二人は、斉家の内部に犯人がいるのではないかと疑い始めます。
罠にかかったのは身内? 兄弟の対立
犯人をあぶり出すため、二人は一芝居打ちます。斉夢麟は大声で法華寺へお参りに行くと宣伝し、羅疏香を送り出しました。案の定、寺で羅疏香を襲う人物が現れます。待ち構えていた斉夢麟が捕らえたその男は、なんと次兄・斉雁錦の側近である連棋でした。
その頃、秦熠は斉雁錦に高価な玉を贈り、塩の取引権を要求していました。斉雁錦はのらりくらりと交わしますが、秦熠は斉夢麟には手を出すなと釘を刺します。そこへ斉夢麟が連棋を連れて帰宅し、兄に詰め寄りました。羅疏香に毒を盛り、殺そうとしたのか!斉雁錦は殺害を否定し、あくまで監視させていただけだと主張します。
この騒動を盗み聞きしていた秦熠は、不気味な笑みを浮かべて去っていきました。羅疏香は、これ以上斉夢麟を巻き込みたくないと、荷物をまとめて出て行こうとします。斉夢麟は一緒に行くと言い張りますが、斉雁錦がそれを必死に止めます。結局、斉雁錦が火事の真相究明に協力すると約束することで、斉夢麟を家に留まらせました。羅疏香は客桟(宿)に身を寄せますが、斉夢麟は心配でたまりません。
第25話の感想
秦熠の執着心が怖すぎますね!妹のように思っていたと言いつつ、過去に羅疏香を切り捨てた冷酷さが際立っています。そして今回一番の衝撃は、優しそうに見えた次兄・斉雁錦の裏の顔です。彼が直接毒を盛ったわけではないと言っていますが、どこまで信じていいのやら…。斉夢麟が点心をパクっと食べそうになったシーンはヒヤヒヤしました。羅疏香の勘の鋭さに救われましたね。斉家全体が何か大きな秘密を隠しているのは間違いなさそうです。
つづく

