第29話 あらすじとネタバレ
悪党の企みとヒーローの奮闘
秦熠(チン・イー)のやつ、本当に抜け目がない。臨汾(りんふん)でイナゴの大発生が起きたってニュースを聞きつけた。食糧の値段が絶対に上がると踏んだんだ。すぐに部下に命じて、食糧を買い占めさせる。マジで商売の鬼だよ。
そこに、前に失敗した瘸四儿(びっこの四)が命からがら戻ってきた。普通なら罰を与えそうなもんだけど、秦熠は彼を責めなかった。むしろ、あいつの非情さを買ってて、後で使うために生かしておくことにした。どこまでも計算高い男だ。
その頃、ヒーローサイドは民のために必死だった。斉夢麟(ジャイ・ズールー)が、イナゴを捕まえた民に食糧を渡す作戦をやってた。秦熠はその情報を手に入れると、すぐに行動を開始する。布政司の趙(ちょう)大人に会って、何かを企んでるみたいだ。
現場では韓慕之(カン・ボシ)が陣頭指揮を執っていた。民は必死にイナゴを捕まえる。羅疏香(ルオ・シューシャン)と斉夢麟(ジャイ・ズールー)も畑に出て手伝っていた。斉夢麟(ジャイ・ズールー)は羅疏香の体を心配する。でも彼女は大丈夫だって言って頑張るんだ。
民が捕まえたイナゴは、燃やして処分される。ただ、交換する食糧がどんどん減っていく。蔵はもう空っぽ寸前だ。韓慕之(カン・ボシ)は地元の有力者たちに食糧を貸してくれって頼んだ。でもみんな、あれこれ理由をつけて断るんだ。
そこで韓慕之は一計を案じる。これは借りるだけだと強調した。三ヶ月以内に必ず返すって約束する。さらに、朝廷に救援物資は要請済みで、協力してくれた人の名前は後世まで称えると伝えた。そしたら、みんな手のひらを返したように協力を申し出た。韓慕之、頭が切れるよな。
ついに結ばれた二人、そして別れ
秦熠の悪巧みは、もっと上のレベルに進んでた。劉儀清(リウ・イーチン)っていう役人に会って、とんでもない提案をする。臨汾への救援物資の発送を1ヶ月遅らせてくれって頼んだんだ。そうすれば、自分が買い占めた食糧を高値で売りさばける。儲けの8割を渡すって言ったけど、劉儀清はきっぱり断った。
秦熠は諦めない。半月でいいからって食い下がる。そして、自分が斉家に深い恨みがあることを打ち明けた。その話を聞いた劉儀清は、なぜか協力を約束するんだ。え、そっちにつくのかよ!
その頃、民と役所の協力でイナゴは完全に駆除できた。でも、畑の作物は全滅。民は悲しみに暮れる。韓慕之は蔵に残っていた最後の食糧まで、すべて民に分け与えた。役所の役人たちは、もう薄い粥をすするしかない状況だ。
韓慕之は斉夢麟に感謝を伝えた。その上で、彼に忠告する。羅疏香をこれ以上巻き込むな、彼女から離れろって。ちょうどその時、羅疏香がやってきた。彼女は斉夢麟と一緒に苦労を共にしたいとはっきり言った。その言葉を受けて、斉夢麟もついに自分の気持ちを告白する。
羅疏香はそれを受け入れた。早く結婚したいとまで言うんだ。斉夢麟はもう嬉しくてたまらない様子だった。二人はすぐに太原(たいげん)へ向かうことに決めた。
韓慕之は、二人が乗った船が岸を離れていくのを港で見た。諦めきれずに馬で後を追う。でも、船の上で見つめ合う斉夢麟と羅疏香の姿を見てしまう。彼はもう、完全に心を折られてしまった。涙を流しながら、その場を去るしかなかった。見てるこっちが辛いよ。
斉家の悲劇と秦熠の告白
太原に戻った斉夢麟と羅疏香。でも、幸せな時間は長く続かなかった。斉夢麟が実家に戻ると、そこには兄の霊前が設けられていた。彼は兄の死を知って、泣き崩れる。
兄の死因は、本当にひどいものだった。もともと病弱だった兄に、とんでもない噂が流されたんだ。不能で、庭師と不倫しているっていう悪質なデマ。それに心を痛めた兄は、病状が悪化して亡くなった。斉夢麟は、兄を追い詰めるために誰かが意図的に噂を流したと確信する。もちろん、犯人は秦熠だと。
その頃、秦熠は羅疏香のいる宿屋を訪れていた。彼女の好きな菓子を持って。そして、衝撃的なことを語り始める。君の両親を殺したのは斉家だと。羅疏香はもちろん信じない。
秦熠は話を続ける。斉家の使用人が羅疏香の家に火を放つのを、自分は見たと主張した。そして、火事の中から彼女を救い出したのは自分だ、と。羅疏香は、黒幕は秦熠自身じゃないかと疑う。
秦熠は言う。斉夢麟のことは諦めろ、君を一番愛しているのは俺だと。羅疏香は、彼が五姨娘と金描翠(ジン・ミャオツイ)を殺したことを責めた。すると秦熠は、それをあっさり認めた。やったことはすべて君のためだその言葉を聞いて、羅疏香はついに堪忍袋の緒が切れた。彼女は刀を抜き、秦熠に向けたんだ。
今回の感想
いやー、今回は情報量がすごかったな。秦熠の悪事がどんどん具体的になってきて、本当に胸糞悪い。でも、その悪役っぷりが見事すぎて目が離せないんだよ。蝗災を利用した金儲けから、役人を抱き込んでの救援妨害、さらに斉夢麟の兄を精神的に追い詰めて死なせるとか、やることがえげつなさすぎる。
その一方で、やっと斉夢麟と羅疏香が結ばれたのは良かった。本当に良かったのに、すぐに悲劇が待ってるっていう展開がキツい。韓慕之の当て馬っぷりも頂点に達してて、彼の幸せを願わずにはいられないよ。船を見送るシーンは、マジで泣けた。
最後の秦熠と羅疏香の対決シーンは、今回のハイライトだね。歪みきった愛を告白する秦熠と、それに毅然と立ち向かう羅疏香。彼女が刀を抜いた瞬間、鳥肌が立ったよ。ここからどうなるのか、本当に気になる。
つづく

