あらすじ(ネタバレあり)

羅疏の喝、そして夢麟の目覚め

まず、羅疏(らそこう)が動いた。絶食して半死状態の斉夢麟(ジャイ・ズールー)のところに乗り込んだんだ。心配するどころか、もうボロクソに罵倒。あんたみたいな意気地なし、根性なしと誰が結婚するか!って。すごい剣幕だった。でも、この強烈な一発が効いたんだよね。夢麟はハッと我に返った。絶食をやめて、飯を食い始めた。羅疏が韓慕之(カン・ボシ)と食糧探しに走り回ってるって聞いて、今度こそ俺が役に立つ番だって決意した。羅疏の両親の死の真相を絶対に突き止める、ってね。仮病まで使って父親を騙し、やっと外出の許可をもぎ取った。このお坊ちゃま、ちょっと成長したかな?

八方ふさがりの韓慕之(カン・ボシ)

その頃、韓慕之(カン・ボシ)はマジで追い詰められてた。民のための食糧がどこにもない。穀物を買い占めてる商人、秦熠(しんゆう)のところに行っても金がないなら話にならん。羅疏を連れてこいとか言われる始末。ふざけてるよな。今度は役人の劉儀清(リウ・イーチン)に救援物資を頼みに行く。でも、会ってさえもらえない。結局、劉儀清の娘の劉婉(リュー・ワン)と話すことになった。韓慕之は、自分が劉婉(リュー・ワン)との婚約を破棄したせいで、父親が嫌がらせしてると考えた。だから、劉婉(リュー・ワン)に頭を下げて謝った。民のために父親を説得してくれ、って。劉婉(リュー・ワン)もプライドがあるから、婚約破棄の腹いせで民を苦しめるような女じゃないって言い返してた。でも、父親と話してみると約束してくれた。彼女、意外とまともな子かもしれない。それでも状況は変わらない。韓慕之は完全に心が折れて、街でやけ酒をあおって大荒れ。それを見つけた羅疏が、ただ黙ってそばに寄り添うシーンは、見てて本当に切なかった。

羅疏、屈辱の決断

韓慕之の姿を見て、羅疏は覚悟を決めた。翌朝、たった一人で秦熠の元へ向かったんだ。韓慕之のために食糧を売ってほしい、と頭を下げる。秦熠はニヤニヤしながら、羅疏が韓慕之を好きなことを見透かして、とことん意地悪な態度をとる。そして言ったんだ。跪いて頼めって。信じられる?でも、羅疏は民のため、韓慕之のため、ためらわずに膝をついた。その姿を見た秦熠は、さらに最低な条件を出す。俺と結婚するなら、食糧を売ってやるさすがに羅疏はこれを拒否して立ち去ろうとした。秦熠は3日やる。それまでに嫁に来る決心をしなければ、一粒の米も売らんと彼女を脅した。しかも、自分の部下に羅疏が秦熠に嫁ぐって噂を街に流させたんだ。やり方が汚すぎる。

夢麟、再びの絶望

やっとの思いで外出許可を得た夢麟。早速、羅疏に会いに行くんだけど、そこで聞いちゃったんだよ。羅疏が民のために秦熠に嫁ぐ覚悟を決めた、っていう話を。夢麟はパニックだ。すぐに家に帰って、父親の斉総督に軍用の食糧を貸してくれって頼み込む。でも、あの親父が聞くわけない。俺は高みの見物だとか言って、夢麟を追い返しちまった。結局、夢麟は何もできず、また絶望して部屋に閉じこもる。せっかく立ち直ったのに、完全に振り出しに戻っちゃった。見ていて本当につらいよ。

第31話の感想

今回は主要キャラクター三人、羅疏、韓慕之、斉夢麟(ジャイ・ズールー)がそれぞれの立場でどん底まで落ちていく回だった。韓慕之は理想と現実のギャップに苦しみ、自分の無力さに打ちひしがれる。あのやけ酒シーンは、彼の悔しさが痛いほど伝わってきた。斉夢麟(ジャイ・ズールー)は一度立ち直ったのに、父親という巨大な壁と、羅疏の衝撃的な噂でまた心を閉ざしてしまう。お坊ちゃまが世間の厳しさを知る、っていう典型だけど、あまりに不憫だ。

そして羅疏。彼女の強さと覚悟には毎回驚かされる。民のためなら自分のプライドを捨てて土下座までできる。でも、秦熠との結婚という理不尽な要求には屈しない。その線引きが彼女らしい。秦熠と劉儀清という悪役二人が本格的に動き出して、物語の緊張感は最高潮に達している。彼らの真の目的は何なのか。とにかく、全員が追い詰められていて、見ていて息が詰まるような一話だった。

つづく