陌軽塵(はくけいじん)の結婚話が進む中、宮廷では軍の指揮権を巡る争いが勃発します。
ライバルの姫定岳(きていがく)と武術で決着をつけることになりますが、試合直前、林池(りんち)が何者かに連れ去られてしまいます。
それは、陌軽塵(はくけいじん)を試合に出させないための卑劣な罠でした。
果たして陌軽塵は、愛する人を救い出し、試合に間に合うことができるのでしょうか?
「初恋ロマンス」あらすじネタバレ15話
結婚の約束と新たな試練
陌軽塵(はくけいじん)との結婚に同意しました。
林池(りんち)は大喜びです。
二人の幸せな未来が見えたかと思った矢先、宮廷では新たな動きがありました。
皇帝は、陌軽塵(はくけいじん)に軍を率いる統領の地位を与えようと考えていたのです。皇帝はこの件について、姫定岳(きていがく)に相談を持ちかけます。姫定岳(きていがく)は内心ショックを受けますが、表面上は賛成するふりをしました。
しかし、姫定岳(きていがく)はただでは引き下がりません。彼は隠し持っていた陌軽塵(はくけいじん)の上奏文を皇帝に見せました。そこには結婚したいという陌軽塵の願いが書かれていたのです。これを見た皇帝は、大事な時期に色恋にかまけているのかと失望してしまいます。
そこで皇后が助け舟を出しました。姫定岳と武術で競わせ、勝った方に兵権を与えてはどうかと提案したのです。
仕組まれた罠と姉妹の絆
勝負は3日後。
林池(りんち)は絶対に勝って!と陌軽塵を励まします。
もし負ければ、悪だくみをする姫定岳に権力が渡ってしまうからです。
一方、姫定岳は卑劣な手段に出ます。彼は林池の妹である凌燕(りょうえん)を利用することにしました。凌燕(りょうえん)に解毒薬を飲ませた上で、強力な迷い香が入った巾着を渡したのです。
林池のもとに凌燕(りょうえん)から手紙が届きます。林池は師匠たちに嘘をついて、一人で妹に会いに行きました。一緒に山荘へ帰ろう、二人で両親の敵を討とうそう必死に説得する林池でしたが、凌燕の持っていた香のせいで意識を失ってしまいます。そこへ姫定岳が現れ、林池を連れ去ってしまいました。
命がけの救出と武術大会
林池がさらわれたことを知った陌軽塵。
これは、彼を武術大会に出場させないための姫定岳の罠だとすぐに気づきます。
それでも彼は迷わず、林池の救出に向かいました。
道中、多くの伏兵が襲いかかりますが、陌軽塵は次々と敵をなぎ倒していきます。林池もまた、彼は必ず助けに来てくれると信じて待っていました。その信頼に応えるように、陌軽塵は無事に林池を救い出します。
早く行って!試合に遅れちゃう!林池に背中を押され、陌軽塵は急いで宮中へと向かいました。
決着、そして皇帝への直談判
試合会場では、時間が過ぎても現れない陌軽塵に、皇帝もあきらめかけていました。
姫定岳が勝利を確信したその時、陌軽塵が林池を連れて駆けつけます!
いよいよ試合開始です。林池を傷つけられた怒りに燃える陌軽塵は圧倒的な強さを見せました。あっという間に姫定岳を打ち負かします。とどめを刺そうとした瞬間、彼は思いとどまりました。勝負は陌軽塵の勝利です。
皇帝は約束通り、統領の位を陌軽塵に与えることにしました。すると陌軽塵は、その場で林池を皇帝に紹介します。この女性こそ、私が娶りたい人です突然の宣言に皇帝は激怒。皇子の結婚を勝手に決めるなど許されないからです。皇后がなんとかその場を収め、二人は下がることになりました。
姉妹の本当の想い
林池は、心の準備もないまま皇帝に紹介されたことに腹を立てていました。
しかし陌軽塵は、今は姫定岳を牽制することが先決だとなだめます。
二人は姫定岳のもとへ抗議に行きました。妹を利用しないでと強く警告する林池。実は、林池の居場所がわかったのは、凌燕が密かに杜若(とじゃく)へ情報を流してくれたおかげでした。
その後、二人は凌燕に会いに行きますが、彼女は会おうとしません。しかし陌軽塵は気づいていました。凌燕が冷たく突き放すのは、林池を危険な姫定岳から遠ざけるためなのだと。
姫定岳は裏切った凌燕を責めますが、彼女は毅然と言い放ちます。親の敵は討ちたいけれど、実の姉を傷つけることはできない姉妹の絆は、まだ完全には切れていなかったのです。
第15話の感想
今回はハラハラする展開の連続でしたね!
特に、妹の凌燕がついに林池を裏切ったのかと思いきや、ギリギリのところで助け舟を出していたシーンにはグッときました。
やはり血の繋がった姉妹、完全には憎しみ合えないのですね。
そして、陌軽塵の強さが際立っていました。林池のために怒りを爆発させて戦う姿は本当にかっこよかったです。ただ、皇帝への挨拶はちょっとタイミングが悪すぎましたね(笑)。林池が怒るのも無理はありません。これから皇帝にどう認めてもらうのか、前途多難ですが応援したいです。
つづく