互いの感覚を戻そうと奮闘する林池(りんち)ですが、二人の結婚には身分の差という大きな壁が立ちはだかります。林池の師匠が起こした騒動がきっかけで、事態は思わぬ方向へ?
厳しい皇后の心を動かすことができるのか、そして皇帝の許可は下りるのか。甘いシーン満載の一方で、宮廷では新たな陰謀が動き出します。
「初恋ロマンス」あらすじネタバレ17話
感覚交換の実験と師匠の借金騒動
林池(りんち)は、入れ替わってしまった感覚を元に戻そうと必死です。
なんと今回は、唐辛子を目に近づけるという荒療治に挑戦しました。
結果、二人は涙が止まらなくなり、仲良くキュウリの輪切りを目に乗せて痛みを和らげることに。
シュールな光景に、陌軽塵(はくけいじん)には敵わないといった様子で呆れつつも優しく接します。
一方、姫定欒(きていらん)が決めた規則を必死に書き写していました。服の穴を裘婉(きゅうえん)に繕ってもらうなど、二人の距離も少しずつ縮まっているようです。そんな中、林池(りんち)が借金取りに追われて屋敷に逃げ込んできました。裘婉(きゅうえん)がその場を収めますが、林池はそんなことでは私の結婚に響くと師匠を叱ります。しかし、実は荘塵が借金をしてまで買った饅頭を乞食たちに配っていたことが判明。師匠の隠れた優しさに、林池も心を動かされるのでした。
皇后の心を動かした林池の優しさ
荘塵は、林池と陌軽塵(はくけいじん)の結婚を皇后に反対されるのではないかと心配していました。
そこで彼は、なんと皇后に直接手紙を送り、面談を申し込むという大胆な行動に出ます。
皇后は最初こそあんな師匠を持つ娘なんてと腹を立てていました。
しかし、侍女から林池は師匠とは違い、とても慈悲深いと聞き、こっそり様子を見に行くことにします。
皇后が目にしたのは、林池が貧しい人々に粥を振る舞っている姿でした。その献身的な姿に、皇后は深く感動します。かつて皇帝も同じように民を思っていたことを思い出し、彼女に対する偏見が消え去ったのです。
皇帝への説得と身分の解決策
皇后は二人を宮殿に呼び出します。
二人の結婚には皇帝の許可が必要ですが、皇后は私が皇帝を説得すると約束してくれました。
皇后は皇帝のもとへ行き、かつて皇帝が民に振る舞ったのと同じ白粥を差し出します。
そして、林池がいかに陌軽塵を良い方向に変えたか、彼女がいかに善良かを熱心に語りました。
さらに皇后は、身分の低さをカバーする妙案を提案します。それは、林池を皇后の従姉妹の養女にし、名門貴族の娘という肩書きを与えること。これなら朝廷の臣下たちも文句は言えません。
まさかの駆け落ち?陌軽塵のサプライズ
林池は、皇帝が結婚を許してくれたのか不安でたまりません。
陌軽塵のもとへ駆けつけ結果を聞くと、彼は深刻な顔で父上は大反対だと告げます。
そしてこうなったら二人だけで勝手に祝言を挙げようと林池の手を取りました。
二人は林池の両親の位牌の前で愛を誓い合います。
皇帝の許可がないと正式な妻にはなれないと悲しむ林池。すると陌軽塵は懐から一通の手紙を取り出しました。そこには、皇帝からの結婚許可が記されていたのです!陌軽塵の意地悪なサプライズに、林池は驚きと喜びで胸がいっぱいになります。
幸せな婚礼準備と忍び寄る影
二人は幸せいっぱいで結婚式の準備を進めます。
いい雰囲気になりキスをしようとした瞬間、侍女の凌画(りょうが)が入ってきて慌てて離れる一幕も。
林池は師匠の荘塵に結婚の報告をしますが、師匠は相変わらず結納金を要求します。
林池はお金を要求するなら結婚しない!と陌軽塵の財布を守るふりをしますが、実は裏で凌画にたっぷりの結納品リストを渡していました。
これには師匠も大満足です。
朝廷では皇帝が二人の結婚を発表。反対する大臣たちもいましたが、林池が名門の養女になるという策により沈黙せざるを得ませんでした。しかし、皇帝の体調は悪化の一途をたどっており、咳が止まりません。そして、陌軽塵ばかりが優遇されることに、第二皇子の姫定岳(きていがく)は激しい憎しみを募らせていました。
第17話の感想
冒頭の唐辛子で涙目になる二人、可愛すぎませんか?感覚を戻すためとはいえ、キュウリパック姿には思わず笑ってしまいました。
そして今回のハイライトは、陌軽塵の嘘ですよね。一度絶望させてからの実は許可降りましたというサプライズ、心臓に悪いですけど最高にときめきました!師匠も実はいい人だし、みんな幸せになってほしい……。でも、皇帝の体調と第二皇子の嫉妬が不穏すぎて、次回がちょっと心配です。
つづく