ついに林池(りんち)の本当の身分を知ってしまいます!恐れおののく彼女に対し、陌軽塵は彼なりの方法で距離を縮めようとしますが、やることなすこと全てが裏目に。一方、街では新たな詐欺師コンビが暗躍し始め、物語はさらに賑やかに。すれ違い続ける二人の恋模様に、思わず笑って応援したくなる第3話です。
「初恋ロマンス」あらすじネタバレ3話
手を繋がないと眠れない?
林池(りんち)の隣で眠ることになった陌軽塵(はくけいじん)。でも、二人の間には薄い布がかけられています。これでは落ち着かないのか、彼はなかなか寝付けません。
結局、こっそりと林池(りんち)の手を握ることで、ようやく安心して眠りにつくことができました。無意識のうちに彼女の温もりを求めている姿には、思わずキュンとしてしまいますね。
隠された過去と怪物の言葉
翌日、陌軽塵(はくけいじん)は久しぶりに朝廷へ顔を出します。政治に関わろうとしない彼が姿を見せたことに、皇帝である父も驚きを隠せません。
ここで、24年前の妖孽(ようげつ)騒動について語られます。かつて大皇子の祖父が、陌軽塵と彼の母を国を滅ぼす災いだと決めつけたのです。激怒した皇帝はその祖父を処刑しましたが、陌軽塵はずっとその影を引きずっていたのですね。
場面は変わり、二人の食事シーンへ。食卓には陌軽塵の好物ばかりが並びます。私の好きなものも好きになれと強要する彼に、林池は爆発寸前です。思わずあなたは感情のない怪物よ!と言い放ってしまいます。過去のトラウマがある彼にとって、この言葉はかなり重く響いたはずです。
まさかの身バレ!大理寺での大騒動
怪物にはなりたくないそう考え直した陌軽塵は、林池を連れ戻すよう部下に命じます。
一方、林池は自首するために大理寺(最高裁判所のような場所)へ向かっていました。罪を認めて裁かれようとしたその時、陌軽塵の部下が到着します。その女性は皇子様の大切な方だこの一言で、審判官の態度は一変!罰せられるどころか、丁重に無墨山荘へ送り返されることになりました。
ここで林池は初めて、あの感情のない男が皇子だと知ります。今まで散々悪態をついてきた彼女は真っ青です。殺される!と逃げ出そうとしますが、あっけなく陌軽塵に捕まって連れ戻されてしまうのでした。
勘違いだらけの求愛作戦
ここからは、陌軽塵のズレたアプローチが炸裂します。友人である姫定欒(きていらん)のアドバイスを真に受けた彼は、とんでもない行動に出るのです。
まずは、夜中に熟睡している林池を無理やり起こして屋根の上へ。星を数えようとロマンチックな雰囲気を演出しますが、眠い林池にとってはただの拷問ですよね。さらに翌日は、琴の演奏を強要します。林池が適当にかき鳴らす騒音を素晴らしいと褒めちぎる陌軽塵。これには周囲もドン引きです。
林池はたまらず怒って席を立ちますが、陌軽塵は風情が分からないやつだと首をかしげるばかり。二人の心が通じ合う日は、まだまだ遠そうです。
第3話の感想
陌軽塵の不器用さが爆発していて、笑いが止まりませんでした!皇子という高貴な身分でありながら、恋愛に関しては完全にポンコツなのが愛おしいです。夜中に叩き起こして星を見せるなんて、普通なら嫌われますよね。それでも本人は大真面目なところが、このドラマの魅力です。林池が彼の正体を知ってしまったことで、二人の関係がどう変わっていくのか。主従関係のような、でも対等なような、不思議な距離感がたまりません。
つづく