名家の集まりで、陌軽塵(はくけいじん)は周囲の反対を押し切り林池(りんち)を大切な人だと公言します。二人の距離が縮まる中、皇宮では陌軽塵を陥れるための宴が開かれます。彼を救うために奔走する林池ですが、その存在を危険視した皇后の魔の手が迫り……。恋と陰謀が交錯する、ハラハラドキドキの第4話です。
「初恋ロマンス」あらすじネタバレ4話
陌軽塵(はくけいじん)の宣言彼女は私の大切な人
名家の集まりに招待された陌軽塵(はくけいじん)を連れて参加します。会場では第一皇子の姫定岳(きていがく)が待ち構えており、有力な貴公子たちを紹介しようとします。
ところが、陌軽塵(はくけいじん)を片時も離そうとしません。たかが侍女にこれほどの待遇をするとは……。姫定岳(きていがく)も予想外の光景に驚きを隠せません。
そんな中、ある貴公子が林池(りんち)の顔を見て騒ぎ出します。お前は以前、金を騙し取った女だろ! 金を返せ!なんと、林池の過去の悪事がバレてしまったのです。二人は激しい口論になりますが、ここで陌軽塵が割って入ります。
彼は皆の前で堂々と言い放ちました。林池は私にとって最も大切な人だ。今後、誰であろうと彼女を傷つけることは許さないこの言葉には、周囲の人々も唖然とするばかり。あの冷徹な陌軽塵が、ここまで一人の女性に執着するなんて。姫定岳(きていがく)は林池の素性に興味を持ち、すぐに部下に調査を命じるのでした。
すれ違う恋心と梅の花
陌軽塵にかばってもらい、林池は有頂天です。もしかして、私のこと好きなのかな?期待に胸を膨らませていると、陌軽塵が庭の梅の花を一輪摘み取りました。
林池はてっきり自分にプレゼントしてくれるのだと思いますよね。ところが、彼は従者の凌書(りょうしょ)にこう言います。枝が伸びて形が悪い。ちゃんと剪定しておけ林池の期待は見事に裏切られ、がっかりしてしまいます。
その夜、陌軽塵は林池に読書の相手をさせます。夜遅くまで付き合ってくれる彼女を見て、陌軽塵は満足げです。彼女こそ、私が求めていた女性だ二人の想いは少しずつ、でも確実に近づいているようです。
皇宮の罠と皇后の殺意
翌日、陌軽塵は皇宮の宴に出席するため出かけます。留守番をしていた林池のもとに、裘婉(きゅうえん)が現れました。彼女は林池を無墨山荘から救い出そうと計画していたのです。二人は何とか山荘を脱出しますが、待ち伏せていた謎の集団にあっさり捕まってしまいます。
連れて行かれた先は、なんと皇后のもとでした。皇后は林池を問い詰めます。どうやって陌軽塵に近づいたのですか?林池は正直に恋人のフリをするよう頼まれただけですと答えますが、これが逆鱗に触れました。激怒した皇后は、林池を処刑するよう命じます。絶体絶命のピンチ!そこへ師匠の荘塵(そうじん)が駆けつけ、間一髪で林池を救い出しました。
神石の陰謀と衝撃のラスト
一方、皇宮の宴では夕月国からの使者が芸を披露していました。これは第一皇子と夕月国が仕組んだ罠でした。彼らは陌軽塵に神石という特別な石を贈ります。この石は、人の肌に触れると温かくなります
感覚のない陌軽塵には、温かさなど分かるはずがありません。もし反応しなければ、彼の秘密がバレてしまいます。この危機を察知した林池は、危険を顧みず皇宮へ潜入。こっそりと陌軽塵をサポートします。
陌軽塵が石に触れると、彼は確かに温かいと答えました。林池のおかげで感覚が伝わったのです。罠が失敗し、第一皇子は驚愕します。
しかし、この一件で皇后は林池をさらに危険視しました。今は陌軽塵を助けたが、いつか彼を破滅させるかもしれない皇后は再び林池の殺害を決意します。
役目を終えた林池はこっそり皇宮を出ますが、陌軽塵も彼女を追って出てきます。ところがその直後、林池は皇后の配下に捕まり、冷たい川へと投げ込まれてしまうのでした……。
第4話の感想
陌軽塵の私の大切な人宣言、最高に痺れましたね!あんな風に守られたら、誰だって勘違いしてしまいます。その直後の梅の花のシーンで、ムードをぶち壊す天然ぶりも彼らしくて笑ってしまいました。
それにしても、皇后が怖すぎます。ラストで林池が川に投げ込まれる展開には息を呑みました。陌軽塵は間に合うのでしょうか?続きが気になって仕方ありません!
つづく