水攻めの危機から救出された林池(りんち)は君が必要だと素直な想いを伝えます。それを意識し始めた林池は、彼の気を引こうとか弱い女子を演じたり大奮闘。一方、宮廷では大皇子が陌軽塵への復讐心を燃やし始めます。嫉妬と勘違いが交差する中、二人の距離が急接近するドキドキの第5話です。
「初恋ロマンス」あらすじネタバレ5話
危機一髪の救出と、陌軽塵(はくけいじん)の想い
水の中に沈められ、手足を縛られて絶体絶命のピンチに陥った林池(りんち)。もうダメかと思い意識が遠のきかけたその時、陌軽塵(はくけいじん)が駆けつけました!彼は林池(りんち)を水中から引き上げ、無事に救出します。
目を覚ました林池(りんち)がいることに気づきます。死んでもこの人の魔の手からは逃げられないのかと怯える林池。しかし、陌軽塵の口から出たのは意外な言葉でした。
彼は、林池こそが自分にとって最も欠かせない存在だと告げます。彼女のおかげで、温度や触感という感覚を知ることができたからです。この告白には、さすがの林池も心が揺れ動いたのではないでしょうか。
皇后の冷酷さと兄の復讐心
一方、宮廷では不穏な空気が流れています。大皇子は、皇后が林池を始末しようとしたことを知ってしまいます。皇后がそこまでするのは、陌軽塵に感覚がないという秘密を隠し通すため。
実は大皇子には、過去にこの秘密を知った実母(あるいは背後の支援者)を皇后に殺された恨みがありました。皇后はあまりに悪辣だと憤る大皇子。彼は亡き人々の無念を晴らすため、陌軽塵を破滅させることを固く誓うのです。
皇后は陌軽塵に対し、江湖の女子など信用してはならないと忠告します。林池を消すことが安全策だと主張しますが、陌軽塵は断固拒否。彼女がいるからこそ、生きている喜びを感じられると訴えます。これには皇后も折れ、秘密が漏れたら彼女の命はないと釘を刺すのでした。
勘違いアプローチとドキドキの入浴シーン
シリアスな展開から一転、ここからは二人の可愛いやり取りが始まります。林池は側近の凌書(りょうしょ)に、陌軽塵の好みのタイプを尋ねました。凌書が儚げで柔弱な女子と適当なことを教えたものだから、さあ大変。
林池は化粧をし、わざとらしい猫なで声でか弱い女子を演じます。しかし、陌軽塵の反応は冷ややか。気持ち悪いからやめてくれと言わんばかりの態度で、作戦は大失敗に終わりました。
その後、林池が書道の練習をしていると、天井から水がポタポタと落ちてきます。怒って上の階へ文句を言いに行くと、そこでは陌軽塵が入浴中でした!湯船に浸かる彼の美しい姿に、林池は思わず見とれてしまいます。
つい魔が差して彼に触れようとした瞬間、陌軽塵に腕を掴まれます。その時、陌軽塵の体に電流が走ったような痺れと、心地よい感覚が駆け巡りました。驚いて目を開けた彼を見て、林池は慌てて逃げ出します。この感覚の変化、二人の関係が進展する重要なサインですね。
嫉妬が渦巻く?波乱の食事会
場面は変わり、裘婉(きゅうえん)は艶やかに着飾り、姫定欒(きていらん)を部屋に招いて眉を描いてほしいと甘えます。姫定欒(きていらん)は緊張のあまり手が震えてしまい、微笑ましい光景です。
そこへ、林池の提案で兄弟付き合いをするために陌軽塵たちがやってきます。しかし、なぜか裘婉(きゅうえん)は陌軽塵に対して過剰なほど親切。美味しい料理を振る舞い、食後には二人きりで裏庭へお酒を飲みに行ってしまいます。
これには残された林池と姫定欒も面白くありません。二人は取り残され、それぞれのパートナーへの嫉妬で悶々とするのでした。裘婉の行動は、わざと嫉妬させる作戦だったのかもしれませんね。
酔っ払いのキス未遂事件
屋敷に戻った林池は、お酒の勢いもあって陌軽塵に詰め寄ります。感覚がないとか言ってるくせに、美人の前ではデレデレして!と、完全に嫉妬モードです。
これからは他の女子と親しくしないでと言い放ち、彼を押し倒してキスをしようと迫ります。陌軽塵もまんざらでもない様子でしたが、なんと林池は寸前で酔いつぶれて寝てしまいました。取り残された陌軽塵の、なんとも言えない切ない表情には笑ってしまいますね。
第5話の感想
命を狙われるシリアスな展開と、林池のコミカルな求愛作戦のギャップが楽しい回でした。特に入浴シーンで陌軽塵が感じた痺れは、単なる触覚以上の恋の予感を感じさせます。それにしても、林池の嫉妬は可愛らしいですね。ラストのキス未遂での陌軽塵のガッカリ感も最高でした。次回、酔いが覚めた林池がどうなるのか楽しみです。
つづく