林池(りんち)のボディタッチが増えたことに戸惑う陌軽塵(はくけいじん)ですが、それが愛のサインだと教えられ意識し始めます。二人は夜空にランタンを飛ばしに行きますが、そこでも陌軽塵の天然ぶりが発揮され……?一方、サブカップルの姫定欒(きていらん)の関係にも大きな進展が。笑いあり、胸キュンありの第6話です。
「初恋ロマンス」あらすじネタバレ6話
恋の空回り?姫定欒(きていらん)の切ない片思い
姫定欒(きていらん)は部屋で一人、やけ酒をあおっていました。想いを寄せる裘婉(きゅうえん)が、なぜ他の男に惹かれるのか理解できません。考えれば考えるほど悲しくなり、思わず涙がこぼれてしまいます。
その勢いで、彼は裘婉(きゅうえん)への愛を綴った手紙を書きました。しかし直接渡す勇気はなく、部屋のドアの隙間からこっそり差し入れます。翌朝、酔いが覚めた姫定欒(きていらん)は真っ青になりました。なんて馬鹿なことをしたんだ!彼は慌てて裘婉(きゅうえん)の部屋に忍び込み、手紙を回収して事なきを得ようとします。
ボディタッチは愛のサイン
一方、陌軽塵(はくけいじん)の行動を不思議に思っていました。最近の彼女は、契約にはない体の部位に触れてくるのです。それを聞いた侍従の凌書(りょうしょ)はニヤリと笑います。それは、お嬢様が旦那様を好きだという合図ですよようやく陌軽塵(はくけいじん)の好意に気づくのでした。
その後、姫定欒が陌軽塵(はくけいじん)のもとを訪れます。林池(りんち)を大切にしてやってくれと忠告する彼。実はこれ、陌軽塵が裘婉に近づかないようにするための策でもありました。同じ頃、裘婉も林池に本音を明かしていました。陌軽塵への態度は、彼がどれだけ林池を大切にしているか試すためだったのです。
想いが通じ合う夜、そして孔明灯
山荘で裘婉に会った姫定欒は、彼女が陌軽塵に会いに来たと思い込み落ち込みます。ところが、裘婉は意外なことを口にしました。あの手紙、もう読んだわよ彼女は回収される前に手紙を読んでおり、彼の想いを知っていたのです。さらに情熱的な内容を声に出して読み上げられ、姫定欒は赤面してしまいます。
長生きしてねのすれ違い
自分の気持ちが恋だと自覚した陌軽塵。彼は林池を連れ出し、夜空に孔明灯(スカイランタン)を飛ばしに行きます。林池はロマンチックな願い事を期待していました。ずっと一緒にいられますようにしかし、陌軽塵が口にした願いは林池が長生きしますように。あまりに色気のない言葉に、林池はガッカリしてしまいます。
その時、陌軽塵が突然彼女を抱きしめました。君に出会うまで、何も感じなかった。君が人間らしい感覚をくれたんだその言葉に、林池の胸はときめきで満たされます。
すれ違う朝と、最高のプレゼント
翌朝、林池は眠る陌軽塵の顔を見つめていました。愛おしさがこみ上げ、キスをしようとしますが、そのまま二度寝してしまいます。次に目覚めた時、陌軽塵はすでに身支度を整えていました。きっとキスしてくれるはずと期待する林池。しかし彼は何もせず、そっけなく部屋を出て行ってしまいます。
食事の席でも、林池は彼と一緒にいたくて囲碁を教えてと頼みます。ところが陌軽塵は侍女の凌画(りょうが)に習うといいとつれない返事。さらに彼は馬車を用意させ、林池を置いて一人で出かけてしまいました。どうして連れて行ってくれないの!我慢の限界に達した林池は、屋敷を飛び出し散歩に出かけます。
隠されていた真実と信頼の証
林池が戻ると、凌画たちが借金の返済に困っていました。林池は自分のへそくりで支払いを済ませようとします。そこで凌書が、陌軽塵の外出の本当の理由を明かしました。実は彼、林池の身元を詳しく調査しに行っていたのです。
帰宅した陌軽塵は、調べ上げた林池の生い立ちを伝えます。さらに、屋敷の全財産の管理を林池に任せると言い出しました。隠し事をしていたわけじゃない、君のために動いていたんだ彼の不器用ながらも深い愛情を知り、林池は最高の笑顔を見せるのでした。
一方その頃、姫定欒は使用人たちに暇を出し、最後の銀子を渡していました。彼の生活は、困窮を極めていたのです。
第6話の感想
陌軽塵の不器用さが炸裂した回でしたね!せっかくのランタンデートで長生きしてと願うセンスには笑ってしまいました。でも、その後の君が感覚をくれたというハグにはキュンとします。そして何より、家の財布を預けるというのは最大の信頼の証ですよね。言葉は足りないけれど、行動で愛を示す彼が素敵です。一方、貧乏になってしまった姫定欒の今後が心配すぎます……。
つづく