陌軽塵(はくけいじん)を心配するあまり、男装して宮廷に潜入した林池(りんち)。そこで彼女が目にしたのは、陌軽塵(はくけいじん)が美しい従妹と親しげにする姿でした。嫉妬と誤解が渦巻く中、二人の絆が試されます。そして、林池(りんち)を守り抜くため、陌軽塵がついにある重大な決断を下すことに!物語が大きく動く第7話です。

「初恋ロマンス」あらすじネタバレ7話

貧乏すぎる王様?まさかの家計事情

裘婉(きゅうえん)は、朝食の席で不満を漏らしていました。テーブルに並んでいるのは、水のように薄いお粥だけ。王族である姫定欒(きていらん)が、こんな貧しい暮らしをしているはずがない!二人はそう信じて疑いません。きっとどこかに隠し財産があるはずだと踏んだ二人は、一芝居打つことにしました。

わざと喧嘩をして生活が苦しいとアピールすると、姫定欒(きていらん)はあっさりと家計簿を裘婉(きゅうえん)に預けます。ところが、渡された帳簿はたったの一冊。中身を確認してみると、なんと赤字続きではありませんか。王族とは思えない懐事情に、二人はすっかり拍子抜けしてしまいます。

離れられない二人

一方、林池(りんち)から琴を習っていました。陌軽塵(はくけいじん)も手取り足取り教えてくれる甘い時間です。しかし、宮廷から呼び出しがかかり、陌軽塵(はくけいじん)は出かけなければなりません。片時も離れたくない林池(りんち)は寂しがりますが、大事な用事だと自分に言い聞かせ、彼を見送ります。

宮廷への潜入と恋のライバル

その夜、林池(りんち)は悪夢にうなされました。陌軽塵(はくけいじん)が第一皇子の罠にはまる夢を見て、居ても立っても居られなくなります。心配して泣き出した彼女を見かねて、凌画(りょうが)が自分の通行手形を貸してくれました。これさえあれば、宮廷に入ることができます。

宮廷では、皇后が陌軽塵に、従妹である可盈(かえい)を紹介していました。庭を散歩中、可盈が足をくじいてしまい、陌軽塵が介抱することに。運悪く、太監に変装して潜入していた林池がその瞬間を目撃してしまいます。親密そうな二人の姿に、林池は嫉妬してその場を去りました。

月夜の屋根で交わす口づけ

林池に気づいた陌軽塵は、慌てて彼女を追いかけます。あれはただの従妹だと必死に弁解する彼。誤解が解けた夜、陌軽塵は林池を連れて屋根の上へ。美しい月を眺めながら、二人は互いの想いを確かめ合い、ロマンチックなキスを交わしました。

皇后の企みと揺るがない愛

翌日、二人の仲睦まじい様子を見た可盈は、皇后に告げ口をします。激怒した皇后は林池を排除しようとしますが、可盈が私が始末をつけると名乗り出ました。

陌軽塵が皇后に呼び出された隙を狙い、太監たちが林池を連れ去ります。可盈のもとへ連れて行かれた林池ですが、ただやられるような彼女ではありません。襲い掛かる太監たちを返り討ちにしてしまいました。

罠に気づいた陌軽塵もすぐに駆けつけ、林池を救出します。彼は可盈に二度と林池に関わるなと釘を刺し、皇后にも抗議しました。林池を守るためなら、誰が相手でも引かない彼の姿勢は本物です。

結婚への決意と新たな希望

屋敷に戻った陌軽塵は、驚くべき行動に出ます。なんと、林池との結婚式の準備を部下たちに命じたのです。彼女に安心できる居場所を与えるためには、正式な名分が必要だと考えたのでした。

さっそく荘塵(そうじん)のもとへ結納品を持って挨拶に行くと、その豪華さに荘塵(そうじん)は腰を抜かします。もちろん結婚は大賛成。幼い頃から苦労してきた子だ、大切にしてやってくれと、親心を見せて承諾しました。

妹の生存、そして…

何も知らない林池を、陌軽塵は新しい部屋へと案内します。そこへ杜若(とじゃく)が駆け込んできました。なんと、行方不明だった林池の実の妹が生きているというのです。まだ居場所は特定できていませんが、再会できる日は近いはず。結婚の予感と妹の生存、二つの希望が林池を包み込むのでした。

第7話の感想

今回は、貧乏すぎる姫定欒(きていらん)のくだりで笑った直後に、屋根の上のキスシーンでキュンとさせられました。この温度差がたまりませんね!それにしても、陌軽塵の行動力が凄すぎます。嫉妬するライバルを一蹴して、即座に結婚しようと動くスピード感には痺れました。林池を守るための覚悟がカッコいいです。妹が見つかるかもという希望も見えてきて、次回がますます楽しみになりました。

つづく