陌軽塵(はくけいじん)との結婚準備が進む中、皇后の猛反対に遭う林池(りんち)。彼女は愛する人を守るため、そして自分のプライドのために、ある悲しい決断を下します。しかしその直後、二人の身体に信じられない異変が発生!離れ離れになったはずの二人が、不思議な運命で再び引き寄せられていきます。

「初恋ロマンス」あらすじネタバレ8話

皇后の猛反対と林池(りんち)の決断

陌軽塵(はくけいじん)が結婚すると聞きつけた皇后。居ても立っても居られず、真相を確かめにやってきます。陌軽塵(はくけいじん)は隠すことなく、林池(りんち)を妻に迎えると堂々と宣言しましたね。これには皇后も言葉を失うほど激怒してしまいます。

一方、何も知らない林池。凌画(りょうが)から陌軽塵がサプライズで結婚式の準備をしていると聞かされ、胸を躍らせていました。喜び勇んで陌軽塵のもとへ向かいますが、そこで耳にしたのは衝撃的な会話でした。

涙の別れとプライド

部屋の外で林池が聞いたのは、皇后の脅し文句です。もし林池を娶れば、彼女の師匠や仲間たちの命はないと思えさらに、林池のことを身分の卑しい詐欺師と罵倒したのです。

これを聞いた林池、黙ってはいられません。部屋に入ると、皇后に対し毅然と言い放ちました。私には家族はいませんが、人格はあります。陌軽塵と結婚するつもりはありませんそう告げると、彼女はその場を立ち去ってしまいます。

慌てて追いかける陌軽塵。しかし、林池の決意は固く、これでお互い貸し借りなしと別れを告げます。必死に引き止める陌軽塵の手を振り払い、彼女は去っていきました。怒りのあまり灯籠を叩き壊した陌軽塵ですが、その瞬間、なんと彼は痛みを感じたのです!まさか、ここで感覚が戻るなんて皮肉なタイミングですよね。

入れ替わった感覚

師匠のもとへ戻った林池。もう無墨山荘には戻れないと、すべてを打ち明けます。仲間たちは彼女を温かく迎え入れますが、問題は身分の差だけではありませんでした。

林池がお風呂に入ろうとした時のことです。裘婉(きゅうえん)がそれは冷水よ!と注意したのに、林池は冷たさを感じません。さらに、苦い薬を飲んでも味がしないのです。そう、陌軽塵が痛みを感じたのと同時に、林池は五感を失ってしまったのでした。二人の感覚が入れ替わってしまったなんて、驚きの展開ですよね。

師姉の怒りと真実

林池の異変を知った裘婉(きゅうえん)は激怒します。姫定欒(きていらん)が止めるのも聞かず、剣を持って陌軽塵のもとへ殴り込みに行きました。あんたのせいで、妹弟子は熱さも味もわからなくなった!そう告げられた陌軽塵は愕然とします。自分が感覚を取り戻した代償に、愛する林池が感覚を失っていたとは……。

危機一髪の再会

翌日、裘婉から昨日、陌軽塵を殴って怪我をさせたと聞いた林池。しかも、以前なら痛みを感じなかったはずの彼が、ひどく痛がっていたというのです。林池はすぐに悟りました。感覚が入れ替わっている!

居ても立っても居られず、林池は陌軽塵のもとへ走り出します。しかし、その道中で姫定岳(きていがく)の手下たちに尾行され、ピンチに陥ってしまいます。絶体絶命のその時、駆けつけたのは陌軽塵でした!彼は林池を守ることができるのでしょうか?

第8話の感想

まさかここで二人の感覚が完全に入れ替わるとは思いませんでした!陌軽塵が痛みを知った瞬間の表情、切なすぎます。皇后の言葉はひどすぎますが、林池が自分の尊厳を守るために言い返したシーンは本当にかっこよかったですね。でも、冷水も苦い薬も感じない林池を見ていると胸が痛みます。離れようとしても、感覚がつながっている二人は運命共同体なんですね。ラストの救出劇、やっぱり陌軽塵はヒーローでした!

つづく