長安の西郊外で、村人が次々と行方不明になる怪事件が発生。調査に名乗り出た梅逐雨(ばい・ちくう)を追うように、武禎(ぶ・てい)もまたある目的を秘めて現地へ向かいます。山には恐ろしい妖怪が罠を張って待ち受けていました。危険な霧の中で二人は急接近? 梅逐雨の秘めたるある計画も明らかになる、ドキドキの第5話です。

「子夜帰」あらすじネタバレ5話

すり替えられた骨と妖市の危機

物語は、梅逐雨(ばい・ちくう)の部屋から始まります。彼が部下の聞化(ぶん・か)と話している隙に、武禎(ぶ・てい)は猫の姿に変身していました。机の上に飛び乗った彼女を、梅逐雨(ばい・ちくう)は優しく抱き上げます。普段はクールな彼が猫を愛でる姿、なんだかほっこりしますよね。

その夜、梅逐雨(ばい・ちくう)を土に埋め、呪術で封印しました。しかし、彼は気づいていません。その骨はすでに武禎(ぶ・てい)によって別のものにすり替えられていたのです。

18年前の悪夢が蘇る

本物の骨を持ち帰った武禎(ぶ・てい)は、妖市の長老たちと共にそれを破壊しようと試みます。ところが、骨が砕けた瞬間、凄まじい邪気が溢れ出しました。なんとそれは、18年前に妖市を壊滅寸前まで追い込んだ邪煞詭嬰(じゃさつきえい)の骸骨だったのです。かつて先代の猫公が命と引き換えに倒したはずの怪物が、復活しようとしているのかもしれません。妖市に緊張が走ります。

西郊の霧と消えた村人たち

一方、西郊の山中では不気味な事件が起きていました。ある木こりが霧の中で亡き母の姿を見つけます。涙ながらに駆け寄りますが、それは罠でした。老婆は美しい女の妖怪山婆娑(さんばさ)へと姿を変え、木こりの精気を吸い取ってしまったのです。

長安では村人の失踪事件が6件も続き、大騒ぎになっていました。梅逐雨は自ら調査に乗り出そうとしますが、ライバルの徐鸞(じょ・らん)に先を越されてしまいます。しかし、先行した役人たちは山婆娑の霧の陣に迷い込み、ゾンビのようになった村人たちに襲われてしまうのでした。

ネズミの妖怪の暗躍

山婆娑が役人たちを襲おうとしたその時、ネズミの妖怪が割って入ります。派手にやりすぎると、妖市の二人の主(武禎たちのこと)が来るぞと警告し、手を組むことを持ちかけるのです。敵も一枚岩ではないようですね。

梅逐雨の決意とプロポーズ計画

梅逐雨は18年前の記録を調べようとしますが、肝心な部分が見当たりません。どうやら宮中に持ち去られたようです。そんな中、役所には助けを求める村人たちが押し寄せます。責任を押し付け合う上層部を見かねて、梅逐雨は私が西郊へ行きますと名乗り出ました。その男気、さすがです。

いじらしい節約生活

ここで意外な一面が描かれます。梅逐雨は給料と捜査の報奨金を数え、大切に箱にしまっていました。なんと、武禎にプロポーズするための資金を貯めていたのです!さらに、もし彼女が嫁いでくるなら、このボロ家ではいけないと、部下に命じて庭のロバ小屋を壊し、泥道を舗装させます。真面目な彼がそこまで考えているなんて、胸がキュンとしますよね。

二人旅と無字書(むじしょ)の闇

武禎もまた、骨の邪気を消す唯一の方法である雷撃木(らいげきぼく)を探すため、西郊へ向かうことを決めます。皇后から遣わされた護衛を引き連れて現地へ到着すると、そこには村人に囲まれて責められている梅逐雨の姿が。武禎は身分を明かして彼を助け、二人は一緒に山へ入ることになりました。梅逐雨がロバを引き、武禎が背に乗る姿は、まるで新婚旅行のようで微笑ましい雰囲気です。

無字書(むじしょ)の冷酷な一面

その頃、妖市では不穏な動きがありました。行方不明のネズミ妖怪を探す長老に対し、無字書(むじしょ)は私が探すと嘘をつきます。実は、彼は武禎を完全な妖怪にする薬を作るため、そのネズミ妖怪を丹炉に放り込んで始末していたのです。彼の忠誠心は、どこか狂気を帯びています。

霧の中の急接近

山の中腹まで来た二人は、不気味な霧に包まれます。武禎はそれが妖怪の仕業だと見抜き、梅逐雨に布を渡して口元を覆わせました。霧を避けて進む中、武禎が足をくじいてしまいます。すると梅逐雨は迷わず彼女を背負いました。重なる二人の影と、その周りを舞う蝶。危険な任務の中でのロマンチックな展開に、続きが気になって仕方ありません!

第5話の感想

梅逐雨のプロポーズ貯金がいじらしすぎて、応援したくなりました! クールな顔して、頭の中は武禎との将来でいっぱいなんですね。一方で、無字書の行動が怖すぎます。武禎のためと言いつつ、やっていることはかなり残酷。彼が今後どう動くのかが最大の不安要素です。ラストのおんぶシーンは王道ですが、二人の信頼関係が見えて最高でした。

つづく