あらすじとネタバレ

新しい女、雲雀(ひばり)の登場

まず、沈渡(ちんと)っていう女を屋敷に連れて帰ってきた。これに顔幸(がんこう) は当然、面白くないわけ。翌朝、侍女から聞いた話だと、この雲雀(ひばり)、いきなり奥様気取りで帳簿を管理しようとしたらしい。

まあ、そこは執事がピシャリと止めた。帳簿は奥様だけが見れるもんですってね。この執事、なかなか出来る男だ。顔幸(がんこう) を見つけると態度を変えて、雲雀に奥様にお茶をって促すんだ。雲雀も頭が回る子で、すぐに意味を察してお茶を出す。これを見た顔幸(がんこう) の心境は、そりゃ複雑だよな。

そのお茶の席で、雲雀が爆弾を落とす。沈渡(ちんと)様から帳簿を任されましたって。つまり、家の中のことは全部私がやります宣言だ。でも、顔幸は怒らない。それどころか、残りの帳簿も全部はい、どうぞって渡しちゃう。執事は顔幸が怒って実家に帰るんじゃないかと心配するけど、彼女が行ったのは刑部。仕事だよ、仕事。

事件のヒントとすれ違う二人

沈渡(ちんと)は数日帰ってこない。どこで何をしてるか、腹心の景林(けいりん)にすら分からない。

一方、顔幸は試験会場で陸垂垂(りくすいすい)と待っている間に、弘文館へ潘馳(はんち)を探しに行く。彼は試験を受けるはずなのに、姿が見えないからな。落ち込んでたら、本人が登場。諦めるわけないだろってさ。

ここで潘馳(はんち)が良いアドバイスをするんだ。事件の捜査で行き詰まってる顔幸に、記録だけじゃなく、人の話も聞け。特に、おかしいやつの言うことほど、真実が隠れてるかもってね。

その頃、沈渡は顔幸の父、顔闊(がんかつ)の筆跡を再調査してた。そこで偽造の痕跡を発見する。これで顔闊の無実への確信が深まった。

潘馳(はんち)の言葉でヒントを得た顔幸。そこに、潘馳と話している顔幸を見つけた沈渡が割って入る。話の途中なのに、無理やり顔幸を屋敷に連れ帰るんだ。嫉妬かな?

屋敷では雲雀が帳簿を欲しがってた。顔幸は彼女にきっぱり言う。私はいずれ沈渡と離縁するからと。すると雲雀はお似合いなのになんて言い出す。どっちなんだよ。

沈渡は顔幸に屋敷にいろって言うけど、顔幸は事件が解決したら戻ると約束して、また仕事に戻る。このやり取りの中で、沈渡の顔幸への態度が、少しずつ変わってきてるのが分かるんだ。

試験、そして新たな火種

ついに最終試験の日。会場では不正が見つかって大騒ぎ。そんな中、潘馳は落ち着いて答案を書き上げる。結果は最下位だったけど、太皇太后の目に留まった。彼女は潘馳の文章を高く評価する。試験官が内容が偏ってますって言っても、個性的で良いの一言。裏で何か考えてるのは間違いない。

襲撃とヒーロー登場

顔幸は過去の事件を再調査してる最中、夜、黒衣の男に襲われる。絶体絶命のピンチ。そこに現れたのが沈渡だ。

彼は顔幸をかばって戦うけど、敵も手強い。沈渡は腕に傷を負ってしまう。それでも敵を撃退するんだから、さすがだよな。顔幸は沈渡の傷をすごく心配してる。使われた暗器が、前にお寺で見たものと似ていることに気づいて、謎はさらに深まる。

もう一つのロマンス?

話は変わって、陸垂垂(りくすいすい)。彼女も帰り道に危険な目に遭う。そこに現れたのが、仮面の男、来羅織(らしき)だ。彼は傷を負った黒衣の男から陸垂垂(りくすいすい)を救い出す。

陸垂垂は来羅織(らしき)の正体を知らないから、彼を義賊か何かだと思ってる。罪を償ってなんて説得しちゃうんだ。純粋だよな。彼女は来羅織(らしき)のために、更生を願って灯籠を流す。その純粋さに、来羅織は心を動かされて涙を流すんだ。彼にも色々過去があるみたいだ。

甘い夜

夜、顔幸は薬を持って沈渡の部屋へ行く。そっと彼の傷に薬を塗ってあげるんだ。沈渡はそんな顔幸をじっと見つめて、キスしようとする。顔幸も拒まない。でも、沈渡の傷が痛んで、その瞬間は中断。

沈渡はここぞとばかりに甘える。包帯を巻いてくれって。顔幸は恥ずかしがりながらも、それに応じるんだ。このシーン、たまらないよな。

翌朝、沈渡は重傷のふりをして顔幸をからかう。でも、食事を運んできたのは侍女だった。残念だったな、沈渡。

物語の最後、顔幸は姉の顔采薇(がんさいび)を訪ねる。二人がもうすぐ結婚することを聞いて、心から喜ぶんだ。

第13話の感想

いやあ、今回は情報量がすごかったな。まず、雲雀っていう新しいキャラクターが投入されて、沈渡と顔幸の間に新しい波乱を巻き起こしてる。顔幸が嫉妬するんじゃなくて、冷静にどうぞって帳簿を渡しちゃうあたりが彼女らしい。仕事人間だからね。

それから、沈渡の嫉妬が最高だった。潘馳と話してる顔幸を無理やり連れ帰るとか、ベタだけど良い。普段は冷徹な男が見せる独占欲ってやつだ。そして、顔幸を助けて怪我をする王道展開。その後の手当てシーンは、このドラマのハイライトの一つだろう。キス未遂からの、甘えモード。このツンデレの振り幅が沈渡の魅力だよ。

一方で、陸垂垂と来羅織のサイドストーリーも動き出した。純粋な陸垂垂と、闇を抱えてそうな来羅織。この二人の関係がどうなっていくのかも気になる。事件の謎も深まるばかりで、本当に目が離せない回だった。

つづく