あらすじとネタバレ
今回は色々なことが起きすぎたから、いくつかのパートに分けて話すことにする。
徐想仁と顔幸(がんこう) 、まさかの義兄弟に
まず驚いたのが、徐想仁(じょそうじん)の提案だ。彼は顔幸(がんこう) に、義理の兄妹にならないかって持ちかけるんだよ。顔幸(がんこう) もあっさりそれを受け入れる。そして徐想仁は、いざという時に異良人っていう連中を動かせる令牌を顔幸に渡す。これが後々、重要なアイテムになるのかもな。一方、顔幸の親友の陸垂垂(りくすいすい)っていう男といい感じの雰囲気になってた。こっちの恋も気になるよな。
潘馳(はんち)、美女蛇の正体を暴く
潘馳(はんち)っていう、ちょっとお調子者のキャラがいるだろ。彼が美女蛇が出た!なんて騒ぎを起こすんだ。それを聞いた沈渡(ちんと)は、顔幸のことが心配でたまらない。部下に命じて、話を大げさに伝えて顔幸を早く帰らせるんだよ。過保護っぷりがすごいよな。
でも、潘馳(はんち)はただ騒いでただけじゃなかった。彼が見た美女蛇の正体は、人身売買組織に捕らえられていた女性だったんだ。潘馳は勇敢にもその女性を救出する。女性は感謝の印として、蛾の形をした玉佩を渡す。これは誘拐犯から手に入れたものらしい。この玉佩も、何かの伏線になりそうだな。潘馳は、女性を故郷に帰すために護衛を買って出る。見直したぜ、潘馳。
顔幸、自ら試練の道へ
宮廷では、太皇太后が顔幸を呼び出す。沈渡(ちんと)の功績を称えるための褒美を、どうするかって話だ。そこで徐婉(じょえん)が、その褒美を顔幸に与えて書令吏っていう役職に就けてはどうかと提案する。普通なら喜んで受けるところだろ。
でも、顔幸は違うんだよな。自分の実力で試験を受けて、その役職を勝ち取りたいって言い出すんだ。マジでかっこいい。ただ、この試験はかなりリスキーだ。もし落ちたら、今の役職もクビになるっていう厳しい条件付き。それでも顔幸は、その挑戦をきっぱりと受け入れる。彼女のこういう意志の強さが、本当に魅力的だよな。
忍び寄る新たな陰謀、標的は顔采薇
良い話ばかりじゃない。不穏な動きも出てきた。永安公主(えいあんこうしゅ)が、顔幸の姉である顔采薇(がんさいび)を呼び出すんだ。そして、意味ありげな一杯のお茶を飲ませる。案の定、家に帰った顔采薇は倒れてしまう。その症状は、以前に別の人物が見せた毒の症状とそっくりだった。
知らせを聞いて駆けつけた顔幸は、すぐに永安公主の仕業だと疑う。父親は証拠もないのに皇族を疑うなって止めるけど、顔幸の決意は固い。姉のために、絶対に真相を突き止めてやると心に誓うんだ。
さらに、謎の男、来羅織(らしき)がまた奇妙な動きを見せる。陸垂垂(りくすいすい)が母親を見舞いに行くと、そこに彼が現れる。そして、謎の薬方を渡して、このことは秘密にするようにと告げる。敵なのか味方なのか、彼の目的が全く見えない。この男が、今後の展開の鍵を握っているのは間違いないな。
第20話の感想
今回は、本当に色々なことが一気に起きた回だったな。顔幸に頼れる義兄ができたと思ったら、今度は実の姉が毒で倒れるなんて、展開が激しすぎる。休む暇もないとは、まさにこのことだ。
特に印象的だったのは、顔幸の強さだ。普通なら棚ぼたで手に入る役職を、あえて実力で掴み取ろうとする。その心意気がいい。失敗したら全てを失うリスクを背負ってでも、自分の信念を曲げない姿にはグッとくるものがあった。
その一方で、顔采薇が倒れたシーンは本当に胸が痛んだ。顔幸の周りの人間ばかりが、次々と不幸に見舞われる。彼女の怒りと決意が、これから物語をどう動かしていくのか。
そして、やっぱり一番気になるのは来羅織(らしき)の存在だ。彼の行動はいつも謎めいていて、何を考えているのか全く読めない。陸垂垂(りくすいすい)に薬方を渡した真意は何なのか。彼が敵なのか、それとも何か別の目的があるのか。彼の動向から目が離せない。
つづく