顔采薇(がんさいび)が回復し、韓世元(かんせいげん)との盛大な結婚式が執り行われる。顔家や仲間たちがお祝いムードに包まれる中、顔幸(がんこう) の母が離縁を切り出すなど、少しずつ変化の兆しが見え始める。そんな折、遠く離れた甘南道で無頭鬼による奇怪な連続殺人事件が発生したとの急報が朝廷に届く。太皇太后は、沈渡(ちんと)と顔幸の二人に事件解決の勅命を下す。新たな任務のため、二人きりで甘南道へと旅立つことになった沈渡と顔幸。しかしその旅路には、不穏な空気と、彼らの過去に関わる新たな人物との出会いが待ち受けていた。

「長楽曲~白い愛、黒い罪~」あらすじネタバレ22話

お祝いムードと、水面下の変化

まず、顔采薇(がんさいび)が目を覚ましたんだ。これでみんな一安心。本当に良かったよな。永安公主もお祝いに駆けつけて、玉如意をプレゼント。二人で末永く幸せにってことらしい。これを見て顔幸(がんこう) はホッとしてた。公主がもう韓世元(かんせいげん)の件を引きずってないって分かったからな。

その一方で、顔家ではちょっとした事件が起きてた。顔幸(がんこう) の母親、顔四娘が離縁したいって言い出したんだ。でも、顔家の親父さんは大反対。家のメンツが立たないってさ。そこで顔幸(がんこう) が一喝。体面なんて関係ない、大事なのは気持ちだろって。姉の顔采薇も後押しして、ついに親父さんも折れた。この一件で、顔家の考え方も少しずつ変わっていくのかもな。

そして、お待ちかねの吉報だ。沈渡(ちんと)たちが科挙に見事合格!陸垂垂(りくすいすい)も自分のことみたいに大喜びしてた。

波乱含みの結婚式

場面は変わって、顔采薇と韓世元の結婚式。お祝いムードで華やかな雰囲気だった。そこに、あの来羅織(らしき)が突然現れたんだ。一瞬で空気がピリつくのが分かったよ。沈渡(ちんと)と二言三言、火花を散らすような会話をしてた。でも、彼女はお祝いに来ただけと言って、すぐに帰っていった。一体、何がしたかったんだか。

来羅織(らしき)がすっと顔幸の隣に座るんだ。その場の空気を読んだ陸垂垂(りくすいすい)が、気を利かせて席を外すシーンはグッときたな。そして、主役の二人が登場して、拝堂の儀式が始まった。姉を見つめる顔幸の目が、すごく優しくてさ。こっちまで嬉しくなったよ。

新たな任務と、隠された過去

宴の途中、顔幸は沈渡にこっそり聞いた。自分の父親の異動に手出ししたのかって。沈渡は笑うだけで答えなかったけど、その表情が全てを物語ってたな。顔幸も、心の中で感謝してたはずだ。

そんな和やかな雰囲気も束の間、甘南道から急報が届く。無頭鬼による連続殺人事件が起きて、民が怯えているらしい。話を聞いた太皇太后は、すぐに沈渡と顔幸を呼び出した。そして、二人に事件の調査を命じたんだ。

出発前、太皇太后は顔幸だけを呼び出した。そこで一枚の衣と、密書を手渡したんだ。内容は甘南道の長官、莫謙之(ばくけんし)に謀反の心がないか探れというもの。顔幸は戸惑う。なぜ、この重大な任務が沈渡ではなく自分に任されたのか。師匠にその疑問をぶつけると、衝撃の事実が明らかになった。莫謙之は、かつて沈渡の父親の弟子だったんだ。沈家が陥れられた事件の時、彼は命がけで沈渡を守ろうとした。その結果、自分は都を追われ、辺境に左遷されたっていう過去があったんだ。太皇太后が沈渡に調査を任せなかった理由が、これで分かったよな。

二人は甘南道へ旅立つ。道中、顔幸は乗り物酔いで体調を崩すんだけど、沈渡がすごく心配して世話を焼くんだ。後で分かるんだけど、顔幸が持ってきた荷物のほとんどは、沈渡の体を気遣った薬膳だったらしい。こういうところに、二人の関係の変化が見えるよな。

甘南道に着くと、莫謙之本人が出迎えた。沈渡は彼を師兄と呼ぶ。でも、莫謙之はとんでもないと謙遜するばかり。微妙な空気が流れる中、二人は無頭鬼事件の調査を始めることになる。

このエピソードの感想

いやー、今回は情報量が多かったな。前半の結婚式で幸せな気分に浸っていたら、後半で一気にサスペンスに突き落とされた感じだ。お祝いムードと不穏な事件の対比が鮮やかで、脚本のうまさを感じるよ。

特に良かったのは、沈渡と顔幸の関係性の描き方だな。結婚式の席で自然に隣に座ったり、旅の道中で顔幸を気遣う沈渡の姿だったり。顔幸も、沈渡のために大量の薬膳を用意していて、もうお互いを大切に想ってるのがダダ漏れなんだよ。見てるこっちがニヤニヤしちゃう。

でも、ただのラブストーリーで終わらないのがこのドラマの面白いところ。太皇太后からの密命っていう新しい謎が投下された。しかも、その調査対象の莫謙之が、沈渡の過去に深く関わる人物だなんて。単純な味方でも敵でもなさそうなキャラクターが出てくると、話が一気に深まるよな。甘南道で、一体何が待ち受けているのか。来週が本当に待ち遠しい。

つづく