あらすじとネタバレ
死体に隠されたメッセージ
まず、顔幸(がんこう) のプロ根性がヤバい。潘馳(はんち)と一緒に首なし死体の検視をしてるんだけど、その集中力はマジで鳥肌もんだ。景林(けいりん)が横で監視してるけど、そんなのお構いなし。顔幸(がんこう) は死体についた妙な青い痕跡を見逃さなかった。
彼女、昔聞いた西域の術を思い出すんだ。米のとぎ汁で書いた文字は、乾くと見えなくなる。でも、ある液体をかけると浮かび上がるっていうやつ。顔幸はすぐさま防腐剤を持ってこさせて、それを塗ってみた。そしたら、案の定文字が浮かび上がってきたんだ。その内容は、前に火蛾が伝えてきた情報とピッタリ一致。現場の空気が一気に張り詰めたのは言うまでもない。
脅迫と顔幸の決意
ただ、そのメッセージは吉報じゃなかった。これ以上、事件を追うなら親族の命はないっていう、ド直球の脅迫だ。顔幸の顔が曇るのも無理はない。三番目のお姉さんが毒を盛られた一件が頭をよぎる。あの時は助かったけど、今は遠い営州の地。何かあってもすぐには駆けつけられない。
沈渡(ちんと)はその様子を見て心配する。家に帰るよう提案もした。でも、顔幸は首を縦に振らない。ここで諦めるわけにはいかないって、覚悟を決めたんだ。自分の使命と愛する人たちを守るため、彼女は危険な道を進むことを選んだ。この強さ、本当に尊敬するよ。
それぞれの正義と葛藤
一方、事件の周辺も慌ただしい。死んだ男と容疑者、その両方の義理の弟っていう複雑な立場の紀大福(きだいふく)が役所にやってくる。兄の遺体を早く埋葬したい一心だ。でも、潘馳(はんち)は捜査のルールを曲げない。犯人は『半面鬼』だとだけ伝えて、面会を断る。
役人の莫謙之(ばくけんし)は、潘馳のやり方とは少し違う考え方だ。彼は営州全体の秩序を第一に考えてる。犯人を捕まえて裁きを下すことで、民衆の不安を取り除き、内外に示すことが重要なんだ。
そんな中、潘馳は逮捕された許己則(きょきそく)に会いに行く。許己則(きょきそく)は死を前にして、貧しい生まれであることの無念を吐露した。彼の言葉は、この事件が単純な善悪で割り切れないことを俺たちに教えてくれる。顔幸も、この複雑な人間模様を目の当たりにして、事件の奥深さを感じていた。
ついに結ばれた二人
そして、今回のハイライトだ。落ち込む潘馳を顔幸が慰めていると、つい本音がこぼれる。沈渡(ちんと)には心に決めた人がいるから、私はいつか去るってな。でも、これを沈渡が聞いていたんだ!
その後、莫謙之(ばくけんし)の粋な計らいで、顔幸と沈渡は温泉で二人きりになる。気まずい雰囲気の中、沈渡が昔話を始めた。大切にしている藤で編んだ小豚のこと。そして、ずっと陰からある女の子を見守り、助けてきたこと。
顔幸は、はっとする。沈渡が話している心に決めた人が、他の誰でもなく自分自身だったことに、ここでようやく気づくんだ。温泉の湯気が立ちのぼる中、沈渡はついに顔幸に想いを告白する。二人は月明かりの下で強く抱き合い、口づけを交わした。長いすれ違いの末、やっと二人の心が一つになった瞬間だった。
第25話の感想
いやー、今回はマジで神回だったな! 見てるこっちがやっとかよ!って叫びたくなるくらい、もどかしかった二人がついに結ばれた。最後の温泉シーンは、もう最高以外に言葉が見つからない。沈渡の不器用だけど一途な想いが、藤の小豚のエピソードで一気に爆発して、こっちの涙腺まで緩んじまった。
サスペンス部分も良かったよな。許己則の最期の告白で、事件に深みが出た。ただの犯人じゃなくて、社会の隅に追いやられた人間の悲哀が描かれてて、考えさせられた。恋愛とサスペンス、この二つのバランスが絶妙なんだよ、このドラマは。とにかく、今回は二人の進展に乾杯だ!
つづく