沈渡(ちんと) は、子供時代のすれ違いについて語り合い、二人の間のわだかまりが少し解ける。しかし、そんな穏やかな時間も束の間、無頭鬼事件の捜査が急展開を迎える。被害者の財産を受け取った隣人が行方をくらまし、二人はその男を追い始める。捜査の途中、別の事件を追う組織不良人と遭遇した顔幸たちは、彼らと協力して事件の鍵を握る人物が経営する地下賭博場へ潜入することに。顔幸は持ち前の度胸と頭脳で勝負を挑むが、店の主に見つかり絶体絶命のピンチに陥る。

「長楽曲~白い愛、黒い罪~」あらすじネタバレ26話

昔の約束、今の気持ち

まず、顔幸(がんこう)に昔のことを聞くシーンから始まる。あの藤で編んだ子豚の置物、あれが自分のだっていつ気づいたの?って。そしたら沈渡(ちんと)のやつ、あの時から気づいてたとか言うんだよな。

顔幸(がんこう) は、親父が帰ってきて嬉しくて、沈渡との約束をすっかり忘れてたって白状する。こっそり会いに行こうとしたけど、見つかってダメだったらしい。

それに対して沈渡が言った言葉が、ちょっと切なかった。君が来なくて寂しかったってさ。お互いの子ども時代の思い出が、すれ違ったまま終わってたんだ。犬用の穴が塞がれたのが、二人の縁が途切れたサインみたいだった、なんて言うから、こっちまで胸がキュッとなる。

歓迎ムードぶち壊し!新たな事件の匂い

やっと二人の距離が縮まったと思ったら、そんな甘いムードは一瞬で吹き飛ぶ。

二人が帰ってきた途端、莫謙之(ばくけんし)が血相を変えて飛び込んできた。潘馳(はんち)が無頭鬼事件でデカい手がかりを見つけたらしくて、歓迎の宴会は中止だ。

まあ、顔幸はデキる女だからね。仕事が優先でしょって感じで、全然気にしてない。

で、その手がかりっていうのがヤバい。被害者の李楷祥(りかいしょう)の財産が、ごっそり隣人の劉宗遠(りゅうそうえん)の手に渡ってた。しかも、その劉宗遠(りゅうそうえん)は事件の後に姿を消してる。もう、犯人ですって言ってるようなもんじゃないか。

沈渡は冷静だった。財産が動いてないなら、劉宗遠はまだ遠くへ行ってないはずだって。すぐに城門を封鎖して捕まえろって莫謙之(ばくけんし)に命令する。この判断の速さ、さすがだよな。

顔幸の尋問テクが炸裂

沈渡が現場に向かった後、顔幸は牢屋へ向かう。被害者の弟、李楷瑞(りかいずい)から話を聞くためだ。

李楷瑞(りかいずい)は、自分が兄と劉宗遠を食事に誘ったせいで、こんなことになったって後悔してる。でも、顔幸は見抜いてた。こいつ、何か隠してるなって。

普通の尋問じゃ口を割らないと見た顔幸、とんでもない手に出るんだよな。なんと、あの半面鬼のフリをして脅しにかかるんだ。この発想はなかった。おかげで李楷瑞はビビりまくって、全部話す気になったみたいだ。

謎の死体と新たな組織の影

捜査は進んで、ついに劉宗遠が見つかる。でも、死体で発見されたんだ。

しかも、ただの殺人じゃない。肝臓がキレイに抜き取られてて、体には青い文字で火蛾門って書かれてた。これで事件は一気に複雑になった。紀大福(きだいふく)っていう男が裏にいるのは間違いなさそうだけど、そいつだけの話じゃなくなってきた。

顔幸は、紀大福(きだいふく)が誰かを簡単に信じるようなタマじゃないって読んでる。この事件、もっと根が深いぞ。

まさかの協力者?不良人登場

劉宗遠の足取りを追ってた顔幸たち。そこに、いきなり待ったをかける連中が現れた。

令牌を見せられて、そいつらが西南地区の不良人(警察みたいな組織かな)のトップ、孫譚(そんたん)だってことがわかる。

孫譚(そんたん)の話だと、彼らも劉宗遠を追ってたらしい。地下賭博場の事件で、ずっと泳がせてたんだと。だから、勝手に捕まえられちゃ困るってわけだ。

話を聞いた顔幸は、彼らと協力することに決める。敵の敵は味方ってやつか。

潜入!イカサマ賭博場

さっそく、みんなで変装して問題の賭博場に乗り込む。こういう潜入捜査はやっぱりワクワクするよな。

顔幸はサイコロ賭博の台につく。ディーラーがイカサマしてるのはお見通しだ。ここで沈渡がアシストする。こっそりサイコロをすり替えて、顔幸は見事に大勝ち。千両もの大金をせしめた。

でも、そんな大勝ちすれば当然、店の主が黙っちゃいない。ボスの紀大福が姿を現した。俺のシマでそんなに勝って、無事に帰れると思うなよって、完全に脅しにかかってきた。

顔幸は顔色一つ変えずに、堂々としてる。この度胸、マジで尊敬する。ここで今回は終わり。最高の引きだよな!

第26話の感想|やっと過去の話が出たと思ったら…

いやあ、濃い回だった。冒頭で沈渡と顔幸の子供時代のすれ違いが明かされて、お、やっと二人の過去が深掘りされるのか!って期待したんだよ。あの藤の子豚のエピソードは、二人の関係を象徴する大事なアイテムだからな。でも、そんなしんみりした時間は一瞬で終わった。すぐに新しい事件が始まって、しかもその展開がめちゃくちゃ速い。無頭鬼事件の容疑者が見つかったと思ったら、その男は殺されてて、体には謎の組織の名前。話がどんどん大きくなっていく。正直、ついていくのがやっとだったよ。でも、このスピード感がこのドラマの面白いところなんだよな。特に賭博場に潜入してからの流れは最高だった。顔幸の度胸と沈渡のスマートなサポートでイカサマ師から大金をもぎ取るシーンは、見ていてスカッとした。そして最後の、ボス登場で一触即発っていう引き。たまらないよな。来週までどうやって待てばいいんだ!

つづく