都を恐怖に陥れていた半面鬼による凶行が続く中、沈渡(ちんと) は犯人を追い詰めていく。しかし、新たに人質事件が発生し、事態は混迷を極める。激しい攻防の末、ついに半面鬼の衝撃的な正体とその裏に隠された悲しい動機が明らかになる。一つの事件が解決し、平穏が戻ったかのように見えた。だがそれは、さらに深く、暗い陰謀の始まりに過ぎなかった。本当の恐怖は、まだ始まったばかりだ。

「長楽曲~白い愛、黒い罪~」あらすじネタバレ27話

なあ、今回の27話、マジで息つく暇もなかったぜ。半面鬼の正体がついにわかるんだけど、その裏にある話がまた重くてな。一件落着かと思いきや、ラストでとんでもない爆弾が落とされるんだ。

半面鬼の正体、ついに判明

またしても半面鬼の仕業で、現場はひどいありさまだった。顔幸(がんこう) はこれを見て、半面鬼の伝説は誰かが自分の悪事を隠すための口実なんじゃないかって疑い始める。鋭いよな、彼女。

そんな中、今度は司馬比丘(しばひきゅう)が半面鬼にやられた。手足の筋を切られて、もう助からない状態だ。彼は沈渡(ちんと)にいっそ殺してくれと頼む。沈渡(ちんと)もつらい決断だったろうけど、その願いを聞き入れた。仲間を自分の手で楽にしてやるなんて、想像するだけで胸が痛むよ。

事態はここから一気に動く。半面鬼が人質を取って立てこもったんだ。女性が5人も捕まっちまった。莫謙之(ばくけんし)が前に出て説得しようとするけど、犯人は聞く耳を持たない。

莫謙之(ばくけんし)が焦って矢を放つよう命令したら、その矢がなんと潘馳(はんち)に当たっちまう。もう現場は大混乱だ。その隙に、今度は顔幸(がんこう) が半面鬼に捕まってしまった!

絶体絶命のピンチで、顔幸は意識を失う前に笛を吹いて助けを求めた。その音を聞きつけて駆けつけたのが、もちろん沈渡だ。彼は顔幸を救い出し、ついに半面鬼の仮面を剥ぎ取った。

その正体は、紀大福(きだいふく)だった。

復讐の裏にあった悲しい過去

なんで紀大福(きだいふく)がこんなことをしたのか。彼の動機は復讐だった。昔、彼の妻が李楷祥(りかいしょう)っていうヤツに辱められて死んだらしい。その恨みをずっと抱えて、今回の計画を練っていたんだ。

紀大福は沈渡が顔幸を助けている隙に逃げたけど、すぐに追ってきた莫謙之に捕まった。そして、あっという間に死刑囚として牢屋に入れられた。

これで半面鬼事件は解決だ。民衆は大喜び。莫謙之はすぐに紀大福の公開処刑を決めた。沈渡たちはまだ事件には疑問点があるって再審を求めたけど、莫謙之は聞く耳を持たず、処刑を強行した。あまりに早すぎる幕引きに、俺も顔幸たちも、何か引っかかるものを感じてたんだ。

一件落着?いや、本当の恐怖はここからだ

事件が片付いて、ちょっとだけ平和な時間が流れる。顔幸が沈渡のために薬膳を作ってやったりしてな。

そこで顔幸が気づくんだ。あれ、あなたの雀目症、治ってない?って。沈渡はもうごまかせないと観念して、とっくに視力は回復していたことを白状した。つまり、あの温泉の時も、全部見えてたってことだ!まったく、食えない男だよ。

でも、本当の恐怖はここからだった。

景林(けいりん)がとんでもない報告を持ってきたんだ。半面鬼に誘拐された5人の女性が、まだ家に帰っていない。それだけじゃない。顔幸がよく見ると、その女性たちの顔が、亡くなった莫謙之の娘、莫繡繡(ばくしゅうしゅう)にそっくりだったんだ。

嫌な予感がして、沈渡と顔幸は莫謙之のいる広春堂へ向かう。そこで、彼の狂気的な計画が明らかになる。

莫謙之は、亡くなった娘を蘇らせるために、あの5人の女性を祭品にしようとしていたんだ。彼の娘は、昔、流民を助けようとして山賊に殺されたらしい。その悲しみと絶望が、彼を狂わせちまったんだな。

第27話の感想、ぶっちゃけトーク

いやー、今回はマジでジェットコースターみたいな回だったな。半面鬼の正体が紀大福だったっていうのも驚きだけど、彼の復讐劇があまりにあっけなく終わって、逆に不気味だった。そしたら案の定、本当の黒幕は別にいたわけだ。しかも、一番信頼できそうな莫謙之が、娘を蘇らせるために無実の女性を犠牲にしようとしてるなんて、ヤバすぎるだろ。悲しい過去があるのは同情するけど、やり方が完全に狂ってる。一つの事件が終わったと思ったら、もっと根深くて恐ろしい話が始まる。このスピード感と絶望的な展開が、このドラマのすごいところだよな。

つづく