あらすじとネタバレ
今回は大きく分けて、朝廷のドロドロした権力争いと、ある人物の衝撃的な過去が明らかになるパートの二本立てだったな。
朝廷を揺るがす汚職事件
まず、話は朝廷から始まる。先帝を祀る大事な場所明堂の再建プロジェクトで、とんでもない規模の汚職が見つかったんだ。これには太皇太后もカンカン。そりゃそうだ、自分の旦那さんとの思い出の場所で金儲けされたら、誰だってキレる。
太皇太后は全員しょっぴけ!くらいの勢いで徹底調査を命令。沈渡(ちんと)に、この事件が朝廷の根幹を揺るがすほどの大スキャンダルになるって、こっそり教えてた。朝廷の役人たちは、いつ自分に火の粉が飛んでくるか分からなくて、みんなビクビクしてる状態だ。
その一方で、賢王と張丞相(ちょうじょうしょう)は別の話で盛り上がってた。あの冷酷非情な沈渡(ちんと)が、太皇太后から勧められた嘉安郡主との縁談を断ったっていうんだから、驚くよな。張丞相によると、最近の太皇太后は沈渡(ちんと)に冷たくて、逆に来羅織(らしき)を重用しようとしてるフシがあるらしい。来羅織(らしき)に新しく侍女をつけたりしてるんだと。権力図がジワジワ変わってきてる感じが、たまらなく面白い。
来羅織(らしき)、衝撃の過去
今回の目玉は、間違いなく来羅織の過去だ。話は金烏部族の聖女だった黛絲(だいし)という女性の悲しい物語に移る。
彼女は大蒼(たいそう)から来た使者と恋に落ちた。でも、その男に裏切られて、部族の秘術火蛾を操る術を騙し取られちまったんだ。純粋な恋心を利用されたわけだ。ひどい話だよな。
潘馳(はんち)がその男の人相書きを持って聞き込みをしてたんだけど、それを見た蘭伯(らんはく)っていう人物が凍りついた。人相書きに描かれていた男、それがなんと若き日の来羅織だったんだ。つまり、来羅織は昔、聖女を騙して部族の秘術を盗んだ張本人だったってこと。今のクールな姿からは想像もつかないよ。
激突する沈渡と来羅織
そして舞台は再び朝廷へ。来羅織は、孫譚(そんたん)っていう役人が賄賂を受け取ったと告発。孫譚(そんたん)は即逮捕された。
これに噛みついたのが沈渡だ。彼は以前、甘南道での任務で孫譚に助けられた恩がある。何かのはずだって言って、来羅織と真っ向から対立する。太皇太后の前で二人が激しく言い争うシーンは、マジで火花が散ってた。
そんな中、顔幸(がんこう) は自分の無力さを感じながらも、昔お世話になった孫譚を放っておけない。危険を承知で、彼を助けようと動き出すんだ。牢屋まで会いに行くんだけど、孫譚本人からはお前たちは関わるなって突き放されちまう。正義感の強い顔幸(がんこう) が、これからどう動くのかも見どころだな。
今回のエピソード、ぶっちゃけどうだった?
いやー、今回は情報量がすごかった。特に来羅織の過去には、本気で驚かされたよ。ただの仕事人間で、沈渡のライバルってだけじゃなかったんだな。聖女を騙して秘術を盗むなんて、やることがかなりエグい。今の彼が形成されるには、それだけの過去があったってことか。
一方で、顔幸が地味にいい仕事をしてる。大きな権力はないけど、昔の恩を忘れずに、危ない橋を渡ってでも人を助けようとする姿は、素直に応援したくなるよな。沈渡みたいにはなれないって自分でも分かってるけど、自分にできることをやろうとする。その姿勢がいい。
沈渡と来羅織のガチンコ対決も本格的に始まって、太皇太后の腹の内も読めない。朝廷内はもうグッチャグチャ。誰が味方で誰が敵なのか、さっぱり分からなくなってきた。このカオスな感じが、このドラマの醍醐味だよな。
つづく