あらすじとネタバレ

顔幸(がんこう) 、今度は丞相に呼び出される

いやー、顔幸(がんこう) の行動力、マジでヤバい。前回、沈渡(ちんと)を助けるために偽の文書を作ったじゃん。あれ、沈渡(ちんと)本人にもバレてた。しかも、自分の筆跡を完璧に真似られたことに、むしろ感心してるっぽい。沈渡、ちょっと顔幸を見る目が変わってきたよな。

そんな中、顔幸に謎の呼び出しがかかる。行ってみたら、そこにいたのはなんと張丞相(ちょうじょうしょう)。いきなり顔家はどっち側につくんだ?って、ド直球の質問。どうやら太皇太后は、例の童謡事件の黒幕を蕭重(しょうじゅう)だと疑ってるらしい。張丞相(ちょうじょうしょう)は、顔幸を自分の駒にしたいのが見え見え。顔幸は私、女だから政治のことはわかんないです〜って感じでかわす。うまいんだけど、相手は一枚も二枚も上手だった。張丞相、沈家が密かに伝書鳩を使ってることまで掴んでる。顔幸、完全に朝廷の権力争いのど真ん中に引きずり込まれたってわけ。

科挙改革と沈渡の優しさ

顔幸が作った偽文書、思わぬ方向に話が進む。貧しい書生がその文書を読んで、科挙への不満を爆発させた。この声が太皇太后の耳に入って、大問題に発展する。ここでしゃしゃり出てきたのが、永安公主。家柄とか関係なく、実力で役人を選びましょうよ!って提案する。これに張丞相が猛反対。朝廷でバチバチの言い争いが始まる。

この騒動のおかげで、太皇太后は貧しい家の子供も学べる学府を作ることを決めた。顔幸の無茶な行動が、結果的に良い方向へ動いたんだよな。その頃、顔幸は亡くなった書生のおばあさんを訪ねてた。遺作を読んであげて、おばあさんを慰めてる。その姿を、沈渡が偶然見かけるんだ。顔幸の正義感とか優しさに、沈渡の心が動かされた瞬間だった。家に帰って、学府の話を顔幸に伝える沈渡、めちゃくちゃ優しい顔してた。

永安公主、ついに動く

焼身自殺事件の捜査にも進展があった。被害者の楽伎たちが、みんな超高級な簪をつけてたことが判明する。普通に買える値段じゃない。顔幸と沈渡がその出所を追っていくと、永安公主の名前が浮上してきた。嫌な予感がするよな。案の定、永安公主から顔幸にお花見でもどう?ってお誘いが来る。これ、絶対ただのお花見じゃないじゃん。

案の定、会場は貴族の奥様たちの嫌味と探り合いのオンパレード。わざと顔幸の服にお茶をこぼされたり、もう最悪。着替えのために通された部屋で、顔幸はあることに気づく。手助けしてくれた唐夫人(とうふじん)から、例の事件現場と同じ香水の匂いがする。さらに、彼女の首筋には謎の模様が。怪しすぎる。顔幸も負けてない。どんな秘密もいつかはバレるって釘を刺す。

ヒーローは遅れてやってくる

さんざん待たされた挙句、ようやく永安公主が登場。開口一番、顔幸に余計なことに首を突っ込むなと警告。視線は、沈渡が顔幸に贈った簪にロックオンされてる。敵意むき出しで、見てるこっちがヒヤヒヤする!

顔幸が絶体絶命のピンチに陥った、その時。沈渡が颯爽と現れる。タイミング完璧すぎ。長時間正座させられて足がガクガクな顔幸を見て、一瞬で状況を察した。家の用事があるんでって永安公主を完全に無視。そのまま顔幸をひょいっとお姫様抱っこして、その場を去っていく。かっこよすぎかよ!帰り道、お礼を言おうとする顔幸を、優しい言葉で制する沈渡。もう二人の間には、言葉なんていらないんだよな。沈渡、最初からこうなるってわかってて、ずっと顔幸を守ってた。

第5話の感想

今回はマジで神回だった。前半は政治のドロドロした話で、顔幸が権力争いに巻き込まれていくハラハラ感があった。張丞相も永安公主も、それぞれ腹に一物抱えてて、誰が敵で誰が味方なのかわからなくなってくる。

でも、後半の展開が最高すぎた。特にラストシーン!永安公主の嫌がらせで追い詰められた顔幸を、沈渡がお姫様抱っこで救い出すところ。今までツンツンしてた沈渡が、はっきりと顔幸を守る姿勢を見せたのがたまらない。あの無言の優しさと行動力には、こっちまでキュンとした。顔幸の危なっかしさを心配しつつも、彼女の正義感をちゃんと見てて、惹かれていってるのがよくわかる。二人の距離が一気に縮まった重要な回だった。

つづく