顔幸(がんこう) の里帰りの日、気まずい雰囲気の実家に夫の沈渡(ちんと)が突然現れる。彼の気の利いた振る舞いは顔家の人間を喜ばせ、二人の関係にも少し変化が見え始める。その一方で、連続殺人事件の捜査は新たな局面を迎えていた。西林寺で発見された不気味な血文字。それは犯人からの挑戦状だった。顔幸は真相を解明するため刑部へ復帰する。そんな中、彼女の師匠が都に召喚されるが、その裏には沈渡のある狙いが隠されていた。事件のタイムリミットが迫り、緊迫感は最高潮に達する。

「長楽曲~白い愛、黒い罪~」あらすじネタバレ6話

いやー、今回の第6話、マジで色々ありすぎた。顔幸(がんこう) の関係が、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ進んだ気がするんだよね。かと思えば、事件の方は一気に緊迫感が増して、目が離せない展開だった。じゃ、さっそく詳しく見ていこうか。

沈渡(ちんと) の実家へ

顔幸(がんこう) が里帰りする日。実家に帰ったら、当然親は心配するわけ。旦那様の沈渡(ちんと)は一緒じゃないのか?って。顔幸はうまく取り繕ってたけど、気まずい空気は隠せない。

そこへ、しゃしゃり出てきたのが四番目の姉ちゃん。自分の旦那がいかに素晴らしいか、子供が可愛いかって自慢話を始めるんだ。こういう親戚、いるよね。でも、顔幸も負けてない。五番目の兄さん、相変わらず女遊びが激しいみたいだねって、チクリとやり返す。この気の強さ、俺は好きだよ。

そんなギスギスした空気をぶち破ったのが、沈渡本人!まさかのサプライズ登場。顔幸の驚きと喜びが混じった顔、最高だったな。沈渡は手土産に高級なお茶とか持ってきて、顔幸の親父さんのご機嫌取りも完璧。顔幸さんは素晴らしい奥さんですなんて言っちゃってさ。外面の良さは天下一品だ。

その後、顔幸はこっそり伝書鳩を探そうとするんだけど、犬に吠えられて失敗。駆けつけた沈渡は、顔幸が何か隠してるって勘づいてる目をしてた。この男、やっぱり油断ならない。

部屋に戻ってからの二人のやり取りが、また面白いんだ。沈渡がいきなり部屋のカーテンみたいな布を引き裂くんだよ。意味が分からない。顔幸もこの人、マジで何考えてるかわかんないって顔してた。極めつけは沈渡の潔癖症。顔幸がわざとくっつこうとすると、本気で嫌がって後ずさりする。この二人、夫婦っていうよりトムとジェリーみたいだ。

寺で見つかった血文字の謎

翌朝、顔幸は沈渡が西林寺へ向かったと聞いて、すぐに後を追う。こういう行動力、見習いたい。

寺に着くと、壁にまだ乾いていない血文字が。いかにもな事件の匂いがプンプンする。でも沈渡は冷静だった。これは血じゃない、朱砂だってすぐに見抜くんだ。犯人がわざとやった、挑戦状みたいなもんだね。顔幸は、真相を突き止めるには刑部に戻るしかないって決意する。

久しぶりに刑部に戻った顔幸。元同僚たちになんでお前が床掃除してんの?みたいにからかわれる。親友の陸垂垂(りくすいすい)には、自分がスパイだってことを打ち明けてた。そりゃ驚くよな。

師匠の登場で捜査は新展開へ

顔幸が仕事に戻った矢先、衝撃のニュースが飛び込んでくる。彼女の師匠が都に着いた途端、内務府に連行されたっていうんだ。顔幸はブチギレ。内務府に乗り込んで、ちょうど居合わせた沈渡にあんたが師匠をハメたのか!って詰め寄る。

でも、真相は全然違った。師匠を呼んだのは沈渡本人。事件の捜査に協力してもらうためだったんだ。しかも先生、お酒は控えめになんて気遣う始末。顔幸、めちゃくちゃ恥ずかしそうだった。早とちり、かわいいじゃないか。

沈渡の狙いは、師匠が作った特殊な朱砂の特性を知ること。これによって、被害者の死亡時刻をごまかせる可能性があるってわけ。話を聞いた顔幸は、師匠と一緒に遺体を再調査。そこで、とんでもない発見をする。男の遺体の胃の中から西辰胡瓜(せいしんきゅうり)の種が見つかったんだ。このキュウリ、特定の開陽日にしか食べられない特別なものらしい。

決戦は3日後!顔幸、潜入作戦を提案

次の開陽日は、なんと3日後。つまり、犯人が次の犯行に及ぶ日だ。一気にタイムリミットが設定された。

沈渡は太皇太后に報告に行くけど、3日で解決しろっていう無茶振りをされる。一方で顔幸は、黒幕と疑われる張丞相(ちょうじょうしょう)に会ってた。張丞相は俺は関係ないの一点張り。鳩小屋が増えてるのは、お前らを混乱させるためだろうなんてヒントみたいなことも言ってくる。この人も食えない男だ。

犯人をどうやって炙り出すか。ここで顔幸がとんでもない提案をする。私が楽伎(がくぎ)に変装して、犯人を誘き出すマジかよ!沈渡はもちろん猛反対。危険すぎるって。そりゃそうだ。

でも顔幸は引かない。これ以上、罪のない人が死ぬのは見たくないって。少しだけ琵琶が弾けることも告白する。その覚悟、本物だ。

顔幸は急いで琵琶の練習をするために実家へ。母親に教えてもらうんだけど、沈渡様を喜ばせるためねって勘違いされちゃう。違う、そうじゃない。顔幸は、ただ真相を突き止めたいだけ。そして、沈渡を危険な目に遭わせたくない。沈渡も、口では反対しながら、心の底では顔幸を心配してる。お互いを想う気持ちが、すれ違いながらも確かにそこにある。このもどかしい感じが、たまらないんだよな。

第6話の感想

今回は、顔幸と沈渡の距離がぐっと縮まった回だったと思う。実家でのサプライズ登場とか、潔癖症をからかうシーンとか、クスッと笑えるやり取りが増えてきた。最初はただの政略結婚でギスギスしてた二人が、少しずつお互いを意識し始めてるのが伝わってくる。特に、顔幸の潜入作戦に沈渡が本気で反対する場面。あれはただの任務のパートナーじゃなくて、一人の人間として本気で心配してる証拠だよね。一方で、事件の謎解きも一気に加速した。師匠の登場で科学捜査みたいな展開になって、犯行予告日まで特定されるなんて、ワクワクしないわけがない。ラブとサスペンス、二つの要素が絶妙に絡み合ってて、本当に見ごたえがあった。

つづく