連続殺人事件の犯人を捕まえるため、顔幸(がんこう) は自らが標的の女性になりすまし、おとりになるという危険な作戦に打って出る。華やかな宴の裏では、犯人の巧妙な罠が顔幸に迫っていた。薬によって幻覚を見せられ、黒衣の人物に連れ去られてしまう顔幸。絶体絶命の危機の中、沈渡(ちんと)は彼女を救い出すことができるのか。緊迫の追跡の末、ついに犯人の意外な正体とその悲しい動機が明らかになる。
「長楽曲~白い愛、黒い罪~」あらすじネタバレ7話
顔幸(がんこう) 、命がけの潜入捜査
いやー、今回の顔幸(がんこう) はマジで覚悟が違ったな。連続殺人犯を捕まえるため、自分がおとりになるって言いだしたんだ。夜中に琴を弾きながら、母さんのこと思い出してる姿はちょっと切なかったけど、あいつの決意は固かった。沈渡(ちんと)は危ないからやめろって止めるんだけど、顔幸は聞かない。犯人を誘き出してやるって、その目は本気だった。
作戦はこうだ。呉主事(ごしゅじ)っていう役人の亡くなった奥さんのフリをして、宴会に潜り込む。犯人はその奥さんに似た女性を狙ってるからな。顔幸がさっと着替えて出てきた時、息をのんだよ。あまりの美しさに、会場中がざわついた。太皇太后でさえ褒めてたからな。そして、顔幸が琴を弾き始めると、もう完全に場の主役だ。でも、演奏が終わった瞬間、事態が動いた。
黒衣の男と絶体絶命の危機
顔幸が怪しい香りに気づいたかと思うと、急に幻覚を見始める。そのまま、どこからか現れた黒衣の男に連れ去られちまった。沈渡(ちんと)が顔幸が消えたことに気づいて、血相変えて探し回る。その頃、顔幸は犯人と二人きり。犯人は顔幸の子供の頃まで知ってるみたいで、不気味なんだよ。世の中への不満みたいなのをぶちまけてくる。顔幸はなんとか時間を稼いで逃げようとするけど、あっさり見抜かれて首を絞められる。もうダメかと思った、その時だ!
ヒーロー登場、そして明かされる真相
沈渡が駆けつけて、ギリギリのところで顔幸を助け出した!いや、マジで最高のタイミングだったな。顔幸が服に豆の粉をまぶして、追跡の目印を残してたんだ。あいつ、ただのお姫様じゃない。本当に賢い。涙ぐむ顔幸を抱きしめる沈渡の姿には、こっちまでグッときたよ。
そして、ついに黒衣の男の正体が明かされる。なんと、犯人は唐夫人(とうふじん)だった。これには驚いたな。
犯人の悲しい告白
意識を取り戻した顔幸は、自ら唐夫人(とうふじん)を尋問すると申し出る。太皇太后の前で、顔幸は唐夫人の心を揺さぶっていく。あなたが殺したのは、婚約者がいながら浮気をするような裏切り者の男たちでしょう?開陽日というキーワードを出すと、唐夫人は明らかに動揺した。そこへ、新たな証拠として被害者の似顔絵が持ち込まれる。
似顔絵を見た唐夫人は、ついに崩れ落ちてすべてを語りだした。昔、自分の妹が誘拐されて、戻ってきたと思ったら夫と密通していた。怒り狂った彼女は、開陽日に誤って夫を毒殺。妹も行方不明になった。それ以来、嫉妬と復讐心で心が壊れて、妹に似た女性を見つけるたびに殺していたんだ。愛に罪はない。夫婦は支え合うべきだそう叫ぶ唐夫人の言葉は、悲痛だった。
彼女は自ら命を絶とうとするけど、止められる。事件は一応の解決を見た。でも、顔幸が最後に唐夫人を訪ねると、彼女はもう正気じゃなかった。ただ蛾が火に飛び込むと繰り返すだけ。唐夫人の背後に、まだ誰かいる。黒幕の存在を匂わせたまま、手がかりは途絶えてしまった。
今回の感想
いやあ、今回はマジでジェットコースターみたいな回だったな。顔幸の覚悟と頭のキレには感心するばかりだし、沈渡のヒーローっぷりも最高だった。でも、一番心に残ったのは、やっぱり犯人だった唐夫人の悲劇だ。ただの悪人じゃなくて、裏切られて心が壊れてしまった一人の弱い女性だったんだよな。同情しちゃう部分もあって、そこがこのドラマの深いところだと思う。事件は解決したけど、黒幕の影がチラついて、全然スッキリしない終わり方だった。で、その黒幕は誰なんだよ!ってところで終わりかよ!早く続きが見たいぜ。
つづく