あらすじ
張丞相の罠と沈渡(ちんと)の重い過去
顔幸(がんこう) が約束の場所に向かおうとしたら、いきなり親父が病気だって知らせが来たんだ。でもこれ、真っ赤な嘘。全部、張丞相(ちょうじょうしょう) を呼び出すための罠だった。張丞相は、お前は沈渡(ちんと)を探れてないじゃないかって釘を刺してくる。それどころか、沈家を滅ぼすのは、案外沈渡(ちんと)自身かもななんて不気味なことまで言うんだよ。
その頃、沈渡は一人、密室にいた。彼は昔のことを思い出してた。自分の親父を国を裏切った罪で告発した日のことを。でもそれは、親父の無実を証明するための、苦しすぎる決断だったんだ。彼はたった一人で、その証拠になる手紙を探し続けてる。いや、重い。重すぎるよ、沈渡の背負ってるもの。
ギクシャク夫婦、実は演技でした
家に帰っても、顔幸(がんこう) と沈渡の間には気まずい空気が流れてる。顔幸は、張丞相の言葉が頭から離れない。おまけに、沈渡が血まみれになる悪夢まで見ちゃって、彼のことが怖くなってしまうんだ。
翌朝の朝食なんて、最悪の雰囲気さ。顔幸がこのお粥おいしいって言えば、沈渡は甘すぎるってケチをつける。何から何まで反対のことばかり言うんだ。顔幸もさすがにキレて席を立つ。でも、これ全部わざとなんだよ。沈渡がわざと喧嘩をふっかけて、周りに沈家は夫婦仲も最悪で、もうガタガタだって思わせるための芝居だったんだ。二人とも、なかなかの役者だよな。
姉の帰還と新たな事件
そんな中、顔幸は家出していた三番目の姉、顔采薇(がんさいび)とばったり再会する。姉ちゃんは韓世元(かんせいげん)っていう男と一緒に都に帰ってきたんだけど、家に帰るに帰れないらしい。顔幸がなんとか家に連れ帰ったのも束の間、そこにいきなり沈渡がやって来るんだ。
しかも、ちょうど殺人事件が起きてて、その容疑者として姉の恋人、韓世元の名前が挙がっていた。沈渡は有無を言わさず、姉の顔采薇と、何かと口を挟んできた顔幸、ついでに突っかかってきた弟までまとめて連行しちまう。顔家は大パニックさ。
真相への糸口
姉の無実を信じる顔幸は、自分で捜査を始める。現場に残された証拠や、関係者の証言。一つ一つ調べていくうちに、完璧すぎる筋書きに違和感を覚えるんだ。
夜、顔幸は新しい証拠を持って沈渡の部屋を訪ねる。事件の話をしてるうちに、うっかり沈渡のベッドに座っちゃったりして、二人の間に変な空気が流れるんだよ。この感じ、たまらないよな。
その後、街で見た影絵芝居から、顔幸は事件のトリックのヒントを掴む。そしてついに、韓世元の無実を証明できるって確信したんだ。顔幸は沈渡に宣言する。今夜、私が真犯人を暴いてみせるってね。
ネタバレと感想
いやー、今回の9話、情報量が多くて頭が追いつかない!でも、めちゃくちゃ面白かった。まず、沈渡の過去が想像以上にヘビーだったことに驚いた。親父を罪に陥れたように見せて、実は無実を証明するためにたった一人で戦ってたなんて、どんだけ孤独なヒーローなんだよ。そりゃあんな無愛想で、人を寄せ付けないオーラも出るよな。彼の行動一つ一つに、全部裏の意味があったんだって分かって、一気にキャラクターの深みが増した。
そして、顔幸との関係!これもただの政略結婚のギスギス夫婦じゃなかった。お互いを探り合ってるようで、どこか信頼し始めてる。特に、周りを欺くためにわざと喧嘩するシーンは最高だった。二人だけの秘密を共有してるみたいで、見てるこっちがドキドキする。沈渡のベッドに顔幸が座っちゃうシーンも、恋愛ドラマのお約束だけど、やっぱり良い!
ミステリー部分も、姉の顔采薇が絡んできたことで一気に加速した感じ。顔幸が影絵芝居のトリックから事件の真相に気づく展開は、見ていて鳥肌が立ったよ。ただの恋愛時代劇じゃなくて、骨太なミステリーとしても楽しめるのが、このドラマのすごいところ。顔幸がどうやって真犯人を追い詰めるのか、もう次が気になって仕方ない!
つづく