ストーリー
韓国最高のプロファイラーとして名を馳せるチャン・テス(ハン・ソッキュ)。彼は警察の犯罪行動分析チーム長として活躍する一方、一人娘のハビン(チェ・ウォンビン)を男手ひとつで育てる父親でもあります。良い父親であろうと定時退勤を心がけるものの、長い間離れて暮らしていたこともあり、父娘関係には深い溝ができていました。
そんなある日、テスが担当する「死体のない殺人事件」の捜査線上に、娘ハビンの影がちらつきます。普通の高校生に見えるハビンですが、実は鋭い洞察力を持ち、父親にも言えない秘密を抱えていました。
「娘を信じたい」という父親としての愛情と、「娘を疑わなければならない」という警察官としての職業倫理。愛と信頼、そして疑念の狭間で激しく葛藤するテスは、この絶望的な状況の中で、残酷な真実を追い求めることになります。
見どころ
1. 名優ハン・ソッキュが魅せる、父とプロファイラーの狭間で揺れる圧巻の演技
『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズで知られる国民的俳優ハン・ソッキュが、本作では韓国最高のプロファイラー役に挑みます。冷徹な分析官の顔と、娘の秘密を知り崩れ落ちていく父親の顔という、二つの顔を使い分ける彼の演技は必見です。信頼と疑念の間で孤独に戦う父親の姿を見事に表現し、「2024 MBC演技大賞」では大賞を受賞しました。
2. 豪華キャストの競演と31年ぶりの再会
主人公テスの元妻ユン・ジス役を演じるのは、実力派女優のオ・ヨンスです。ハン・ソッキュとオ・ヨンスは、1993年のドラマ『息子と娘』以来、実に31年ぶりの共演となり、ベテラン俳優二人がどのような化学反応を見せるのか大きな注目を集めています。さらに、3年ぶりにドラマ復帰するハン・イェリなど、脇を固める豪華なキャスト陣も見逃せません。
3. 新人チェ・ウォンビンの強烈な存在感と予測不能な心理スリラー
物語の鍵を握る娘ハビン役には、オーディションで抜擢された新人女優チェ・ウォンビンがキャスティングされました。秘密を抱え、父親と緊迫した心理戦を繰り広げるミステリアスな高校生役を新人とは思えない存在感で演じきり、ハン・ソッキュとの間に生まれる緊張感あふれる親子関係が、物語全体にスリルをもたらしています。彼女もまた「2024 MBC演技大賞」で新人賞を獲得しました。脚本は2021年のMBCドラマ脚本公募展で優秀賞を受賞しており、緻密に練られたストーリー展開が期待されます。
全10話ネタバレ
キャスト、登場人物

チャン・テス
ハン・ソッキュ

チャン・ハビン
チェ・ウォンビン

イ・オジン
ハン・イェリ

ク・デホン
ノ・ジェウォン