韓国ドラマ「この川には月が流れる」あらすじネタバレと感想

ストーリー

朝鮮王朝の世子(セジャ)、イ・ガン(演：カン・テオ)は、多くの人々の目には享楽にふける放蕩息子のように映っていた。しかしそれは、愛する妻を失った深い心の傷を隠し、亡き妻の復讐を果たすため、彼が意図的に作り上げた偽りの姿だった。母親が何度も新たな縁談を勧めても、彼は巧みにかわし続ける。

そんな彼の人生に転機が訪れる。記憶喪失を患いながらも、亡き妻と瓜二つの容姿を持つ商人、パク・ダリ(演：キム・セジョン)との出会いだ。

最悪の出会いを果たした二人だったが、やがて互いが手を取り合い、助けを必要とする人々を救えることに気づく。しかしある朝、目覚めた二人は、互いの魂が入れ替わっているという衝撃の事実に直面する。

元に戻る方法を探しながら、宮廷に渦巻く政治的な陰謀と知られざる闇の秘密を共に暴いていくイ・ガンとダリ。その過程で、二人の間にある絆が、想像以上に深いものであることを知っていくのだった。

見どころ

1. 時代劇、ロマンス、ファンタジーが融合した壮大な物語

本作は、朝鮮王朝時代を舞台にした「時代劇」でありながら、亡き妻への復讐と新たな出会いを描く「ロマンス」、そして男女の魂が入れ替わるという「ファンタジー」要素が加わった、複合的なジャンルの作品です。さらに、宮廷の陰謀を暴く「ミステリー」の側面も持ち合わせており、一つの作品で様々な楽しみ方ができます。

2. 人気俳優カン・テオとキム・セジョンが挑む「男女入れ替わり」の難役

主演は、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で大ブレイクしたカン・テオと、『社内お見合い』『悪霊狩猟団: カウンターズ』で演技力と人気を証明したキム・セジョン。二人が、魂が入れ替わった後のキャラクターをどう演じるのかが最大の見どころです。世子イ・ガン(中身はダリ)と、商人ダリ(中身はイ・ガン)のコミカルなやり取りや、シリアスな状況下で見せる繊細な感情表現に期待が高まります。最初は反発しあう二人が、一つの体を共有することで唯一無二の絆を育んでいく過程も見逃せません。

3. 複雑に絡み合う謎と予測不能なストーリー展開

単なるラブストーリーに留まらず、「亡き妻の死の真相」「魂が入れ替わった謎」「宮廷の政治的陰謀」といった複数の謎が複雑に絡み合います。主人公たちが協力して一つずつ秘密を解き明かしていくスリリングな展開は、視聴者を飽きさせません。なぜ二人の魂は入れ替わったのか、そしてその先に待ち受ける運命とは何か、最後まで目が離せない構成になっています。